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【要約&書評】自分を「壊す」勇気

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今回は、武野顕吾さん著の『自分を「壊す」勇気』を紹介していきます。

皆さんには、今のままでいいのか?今よりももっと成長したい?と思うことはないでしょうか?

本書は、そういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である武野さんは、トップアスリート向けのカウンセラーとしてご活躍されており、2011年には当時ソフトバンクホークスでプレーされていた内川聖一さんをサポートする臨床心理士として個人契約をされていました。

本書では、そんな著者の臨床心理学の知見をもとに、成長し続ける人がやっているメンタルの運用法について書かれています。

この記事では、その本書の中から、自分を壊すことを恐れるな、自分を縛る枠を取り払う、再チャレンジのループを作るということについて紹介していきます!

自分を「壊す」勇気の要約

 

自分を壊すことを恐れるな!

スポーツ界でもビジネス界でもプロフェッショナルと呼ばれる人がいます。

おそらく、自分を成長させたいと思っている人は、そういったプロフェッショナルたちのように近づきたい、またはそこまでは思っていなくても、少しでも近づきたいと思っているのではないかと思います。

では、プロフェッショナルとそうではない人の違いは、どこにあるのか?

本書では、次のように書かれています。

 

私が一つ選ぶとすれば、「取り組んでいる仕事が何であれ、より良い仕事をするために、自分自身を壊すことを恐れないかどうか」であると感じています。

『自分を「壊す」勇気』より

 

皆さんも、大学や高校を卒業後、会社に就職したての時は知らないことだらけで、毎日が学びの日々だった思います。

しかし、だんだんと仕事を覚えてきて、慣れてくると、いつしか仕事がルーティン化してしまうことがあると思います。

気がつくと、毎回同じ仕事のやり方を採用し、なんの変化もない、退屈な職業人生になってしまったなんて方もいらっしゃると思います。

もちろん、ストレスなく長く働くことが目的であったり、別で頑張りたいことがあって、本業は最低限の力でこなしたいということであれば、ルーティン化された仕事も悪くはないかもしれません。

しかし、本気で自分を成長させたいと思っているのであれば、何の変化もないルーティン化された仕事からは抜け出すべきです。

実際に野球界では、イチロー選手や大谷選手がメジャーに挑戦した際に、自分のバッティングフォームを毎年変えているそうです。

これまで築き上げてきた自分の技術を壊す勢いで変化を続け、毎年活躍を続けてきたのです。

同じように仕事でも、これまでの部下の管理方法をガラリと変えたり、全く別の分野に挑戦することで、今までの自分を壊すことができます。

もちろん、自分を壊した結果、毎回うまくいくわけではありません。

そのため、自分を壊して変化を起こすことが怖いと感じることもあるかもしれません。

しかし、自分を成長させるためには、そういった変化を怖がらずに、変化を楽しむことが大切なのです。

そこで続いては、自分を壊すためのヒントとなる考え方を紹介していきます。

 

自分を縛る枠を取り払おう!

皆さんは、本当はこうやりたいというものがあっても、周りに合わせてしまうということはないでしょうか?

誰だって、他の人と違うことをすることには抵抗を感じると思います。

その抵抗から、現状を変えたい気持ちはあったとしても、いつもと同じことを周りに合わせてしまうようになってしまいます。

そうなってしまっては、自分を壊すことができません。

本書では、この周りと合わせなければいけないという意識には3つのポイントがあると書かれています。

まず一つ目が順応です。

皆さんの会社にも、規則やルールがあると思います。

そして、ほとんどの人は服装規定などの規則に従って働いていると思います。

続いて2つ目と3つ目が、外的適当と内的適応です。

外的適応とは、チームで仕事をする時に、みんなが働きやすいように配慮したり、意見をすり合わせたりすることです。

内的適応とは、外的適応とは逆で、自分の中から出てくる欲求や衝動に正直になることです。

この3つの要素は、いつもどれかに固定されているというよりは、時と場合によって使い分けているということが多いと思います。

職場では外的適応によっているが、家庭では内的適応によっているという人もいらっしゃると思います。

ですが、周りに合わせないといけないという意識が強すぎる人は、順応によりすぎてしまい、内的適応を置き去りにしてしまっている可能性があると本書では書かれています。

順応によりすぎてしまうと、周りからの期待に応えなくては、周りと同じことをしなくてはという気持ちが強くなりすぎてしまい、自分が本当にしたかったを押し殺してしまうようになります。

また外的適応によりすぎると、順応と混同してしまうこともあります。

外的適当とは、自分も周りも働きやすいようにすることですが、周りを優先しすぎてしまうと、自分を軽視するようになってしまいます。

その結果、自分はこうしたいという気持ちがあったとしても、周りからこうして欲しい、ああして欲しいと言われてしまうと、自分の意に反して、周りに合わせてしまうようになってしまうのです。

それでは、様々な選択肢やチャンスを逃すことになってしまい、自分の壊すということができません。

そこで周りと合わせてしまうことが多いという方は、いったん周りの求める役割や期待は横に置いて、自分は本当に何をしたいのかを考えるようにしてみてください。

そして、自分が成長したいと思った時には、内的適応を優先するようにしてみてください。

 

再チャレンジのループを作ろう!

何か新しいことにチャレンジをして失敗をした時に、どうせ〇〇だったと言い訳をしていまうことがあると思います。

また新しいことに挑戦しようと考えたものの、先延ばしにしてしまうこともあると思います。

皆さんは、すっぱいブドウという寓話をご存知でしょうか?

本書でも紹介されていますが、高い場所にブドウがなっており、食べることができなかった狐が、「どうせあのブドウは酸っぱかったに違いない」と自分を慰めるお話です。

きっと、新しいことにチャレンジすることを先延ばしにした経験がある方は、すっぱいブドウと似たような言い訳を自分にしてしまったことがあると思います。

少し前から日本のウイスキーを英語で外国向けに紹介するチャンネルを作るという考えがありましたが、1本目の動画が伸びず、その後動画を出すことができていませんでした。

撮影の難しさや、出しても伸びなかったショックから、「どうせ次動画を出しても伸びない」と自分に言い聞かせるようになってしまい、再チャレンジすることができていませんでした。

私の場合は、失敗した時に再チャレンジしないための合理化ですが、そもそもチャレンジをしないための合理化もあると思います。

副業を始めようとしても、だらだらと先延ばしにしている時、「どうせやっても稼げないよ」と、やらないことを合理化してしまっているという方もいらっしゃると思います。

このように、再チャレンジしないため、チャレンジしないための合理化ばかり考えていると、当然自分を壊すなんてことはできません。

そういった時に必要なのが、ダメ元でやってみることです。

とりあえずやってみて、結果は後で考えるようにして、とにかく行動に移すことが大切です。

もし失敗したとしても、結果だけをみて、だめだったと考えるのではなく、何か少しでも掴めるものがあればいいのです。

もし何も掴めなかったという場合でも、そのやり方ではうまくいかないことがわかったのであれば、それは前進していると言えるのではないでしょうか?

私も今最初に出した動画では伸びないことを知って、撮影の仕方を変えて、より良い動画を出せるように再チャレンジしているところです。

そのため、チャレンジできない人は、まずはダメ元でやってみる、そして失敗してしまった人は結果だけでなく、プロセスにも目を向けて、評価してあげることで、再チャレンジできるようにしてみてください!

 

本書では、この動画では紹介しきれていない、成長し続ける人がやっているメンタルの運用法がまだまだ解説されています。

そのため、今の現状に満足できていないという方や、もっと成長したいと考えている方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

自分を「壊す」勇気の購入はこちらから!

 

 

ではでは。

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