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【要約&書評】まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり

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今回は、ダリウス・フォルー氏著の『まっすぐ考える 考えた瞬間、最良の答えだけに向かう頭づくり』を紹介していきます。

皆さんは、何か意思決定をする時に、色んな考えが浮かんできてしまい、考えがまとまらない、常に頭の中で色んな考えが浮かんできてしまい、ぐちゃぐちゃしているという悩みはないでしょうか?

本書は、そういった方に役立つ一冊です!

本書は、アメリカのアマゾンで1万越えのレビュー、Googlereadsでも1万3千越えのレビューを獲得して、世界的ベストセラーとなった思考本です。

本書では、ぐちゃぐちゃで思考がまとまらない頭から、まっずぐ答えにだけ向かうための思考ができるようになるための方法が多く紹介されています。

この記事では、その中から思考は自分で選べる、人生に効果ある?で考える、自分がコントロールできるものだけを見る、事実を見るの4つを紹介していきます。

まっすぐ考えるの要約

思考は自分で選べる

頭の中がぐちゃぐちゃで考えがまとまらないという方の中には、色んな不安や心配が常に頭の中を駆けめぐっている方もいらっしゃると思います。

私も一度ネガティブの沼にハマってしまうと、どんどんと思考が悪い方へ落ちてしまい、自分が望んでいるわけでもないのに、無限に心配事や嫌な考えが浮かんできてしまいます

そういったときに意識してほしいのが、この思考は自分で選べる、自分の思考は自分でコントロールできるということです。

頭の中では、良いことも悪いことも含め、色んな思考が浮かんでは消えてを繰り返しています。

そのため、完全にネガティブな思考を取り除くことはできません。

ですが、浮かんできた思考から、自分が何に集中するのかは、自分で選ぶことができます。

パートナーと喧嘩をしているときは、相手の悪い面ばかり目がいってしまい、余計に腹立たしく感じてかもしれません。

特に感情が高ぶっているときには、半ば無意識で悪いところばかり考えてしまっているかもしれませんが、それはあなたが悪い面に集中するという選択をした結果なのです。

悪い面ではなく、良い面をみるという選択をすることができれば、お互いが幸せになれる方へ進むことができるかもしれません。

大切なのは、こう考えてしまったのだから仕方がないと考えてしまうのではなく、こう考えることに決めたのは自分自身なんだと考えることなのです。

自分の思考は自分で決められることを意識して、練習を繰り返していければ、思考のコントロールが徐々に上手くなっていきます。

自分の思考を上手くコントロールすることができれば、自分が望む行動を取ることができるようになります。

そのため、人生をよりよくするためには、思考をコントロールできるようになることが大切であり、その第一歩として「思考は自分で選べる」ことを意識する必要があるのです。

 

 

人生に効果ある?で考える

私たちは、日々莫大な量の情報にさらされながら生きています。

大量の情報を手に入れることができるようになったことは、とてもいいことです。

しかし、私たちの脳はすべての情報を処理しきれるわけではないため、どの情報を処理するのか取捨選択する必要があります。

そこで脳は情報をフィルタリングする時に、負荷を減らすために、ヒューリスティックと呼ばれるいくつかの近道を作っているのです。

ヒューリステックには様々な種類がありますが、このヒューリスティックによって、負荷をかけずに判断することができるというメリットがある反面、自分にとって良くない選択をしてしまうというデメリットがあります。

例えば、ヒューリステックの一つにソーシャル・プルーフというものがあります。

これは、他の人が言っていることややっていることを基準に物事を決めてしまうというものです。

特に日本人は、周りの人に合わせる傾向が強いため、無意識に自分の意志よりも、周りを優先してしまうということがあると思います。

また、親近性というヒューリスティックもあります。

親近性とは、自分が慣れ親しんだものを選んでしまう習性です。

この親近性により、毎日同じものを食べたり、同じことをしたり、同じような洋服ばかり買ってしまうようになり、毎日が同じことの繰り返しで退屈になってしまうのです。

このように、ヒューリスティックによる思考は認識脳の負荷は下げることはできても、その結果、自分が満足できる結果にはならなくなってしまうこともあるのです。

そこでヒューリスティックによる情報のフィルタリングを辞めて、この決断による結果で自分の人生は変わるのか?ということを考えていきましょう。

この質問を続けていけば、あなたにとって無駄な情報を排除して、本当に有益な情報のみを取り入れて、人生に良い影響を与える決断をすることができるようになります。

 

自分がコントロールできるものを見る

頭の中がぐちゃぐちゃになってしまう大きな原因は、自分がコントロールできないことばかりに目を向けてしまうことです。

コントロールできないことばかり考えていても、当然それらは解決することができないため、永遠と頭の中で残ってしまいます。

そのため、自分でコントロールできるものに目を向けることで、本当に役立つことを考えることができます。

自分でコントロールできるものだけを見ることができれば、思考の99%は排除することができると本書では書かれています。

その理由は、人生において自分でコントロールできるものは、ほとんどないからです。

では、その自分でコントロールできるものとは何か?

本書では、次の4つがその例として挙げられています。

 

①自分の欲求

②自分の行動

③自分の言葉

④自分の意図

『まっすぐ考える』より

 

一方で、過去の選択や失敗、他人の行動などは、自分ではコントロールできないものであり、役に立たない思考です。

もちろん、過去の選択や失敗を糧に、今抱えている問題を解決しようとするのであれば、役に立つ思考になります。

しかし、ただ何となく、過去のことを考えて、後悔しているだけなのであれば、それは役に立たない思考です。

副業に挑戦しようと思っているが、過去にブログで失敗した経験がある場合、失敗したという過去ばかり考えていては、副業を始めることができません。

そのような役に立たない思考ばかりに時間を使っていても、あなたの人生を良い方向へ進めることはできません。

そこで、前回の反省を生かして、稼げるジャンルを選ぶ、ブログ以外の副業を試してみるなど、自分でコントロールできる部分に目を向けてあげることがで、自然と自分の望む方向へと行動を進めることができます。

自分でコントロールできないものは、自分でコントロールできるものに比べて、はるかに多くあります。

そのため、思考の沼にハマってしまう前に、本当に考える価値があるのか?を自分に質問してみて、自分にコントロールできる部分にだけを目を向けていきましょう。

そうすることで、今抱えている問題の解決策を考えることができたり、成し遂げたいものに向かって行動を起こすことができます。

 

 

事実を見る

皆さんは、勝手に決めつけてしまうことはないでしょうか?

例えば、朝上司に挨拶をしても、挨拶が返ってこなかった場合、自分は上司に嫌われているに違いないと決めつけてしまうということがあるかもしれません。

実際は上司は考え事をしていて、あなたの挨拶に気が付いていなかっただけなのかもしれません。

他にも、営業の仕事であれば、このお客様は契約してくれるに違いないと決めつけてしまった結果、お客様の懸念事項になることを見落としてしまい、そこに対してフォローができず、契約してもらえないなんてこともあると思います。

このように、自分の決めつけで物事を考えてしまうと、悪い方へ思考がいってしまったり、望んだ結果を手に入れることができなくなってしまうのです。

だからこそ、自分の決めつけではなく、事実を見ることが大切なのです。

上司は本当に自分のことを嫌っているのか?それとも自分の決めつけなのか?

お客様は本当に契約してくれるのか?それとも自分の決めつけなのか?

このように、自問自答することによって、自分の決めつけによって判断してしまっていたことに気が付くことができます。

そして、自分の決めつけに気が付くことができれば、正しい判断をするために、事実を集めることができるようになります。

ぜひ皆さんも、判断を下す前に、自分で勝手に決めつけてしまっていないか、事実を見れているか?を確認してみて下さい!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、まっすぐ考えるための技術がまだまだ紹介されています。

そのため、なかなか考えがまとまらないという方や、自分にとってプラスになる判断を下せるようになりたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

まっすぐ考えるの購入はこちらから!

 

ではでは。

 

 

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