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要約&書評

【要約&書評】考えすぎない練習

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今回は、ジョセフ・グエン氏著の『考えすぎな練習』を紹介していきます。

みなさんには、自分のネガティブな思考に苦しんでいる、周りに過敏に反応してしまい疲れてしまうという悩みはないでしょうか?

本書は、そういった方に役立つ1冊です。

本書は、33ヶ国語で翻訳され、世界的ベストセラーとなった1冊で、不安や悩み手放すための方法について書かれています。

この記事では、その本書の中から苦しみの根本原因とは何か、考えることを捨てる方法、そして考えない環境を作ろうの3つについて紹介していきます。


考えすぎない練習の要約

 

苦しみの根本原因とは?

なぜ不安が頭から離れないのか?

なぜ辞めたくてもネガティブなことを考えてしまうのか?

 

本書では、全ての苦しみの根源は自分自身の考えにあると書かれています。

私たちは、現実ではなく、考えによって作られた世界に生きています。

もしかしたら、何を言っているんだ?と頭の中にはてなが浮かんだ方もいるかもしれません。

ですが、私たちは全く同じ時間、場所にいて、同じ体験をしたとしても、それぞれが違った経験をします。

例えば、学生時代の授業でも、同じ授業を受けているはずなのに、内容が楽しいと感じる人もいれば、退屈だと感じる人もいるわけです。

また、あなたにとってお金は何を意味するのか?という質問を100人すれば、100通りの答えが返ってきます。

自分の欲を満たすものと答える人もいれば、いやらしいものと答える人もいるでしょう。

このように、私たちはそれぞれが違った考えを持っており、自分の考えや認識の中で生きているのです。

そのため、良い感情も悪い感情も、起こった出来事ではなく、その出来事に対する私たちの受け止め方によって起こります。

もし明日仕事をクビになったら、自分の人生はおしまいだと悲観的になってしまうかもしれません。

ですが、中には新しいことに挑戦するチャンスだと捉える人もいるわけです。

また家族みんなで夕食を食べているとき、あなたは嫌いな上司のことを思い出してイライラしているかもしれません。

しかし、隣に座っている子供は夕食を食べることを楽しんでいるかもしれません。

もしかしたら、それは子供は仕事をしておらず、上司と働く大変さが分からないからだと思われるかもしれません。

ですが、あなたの職場で働いている人は、全員が上司のことが嫌いなわけではないと思います。

中には、その上司が好きな人もいれば、上司に教えてもらえることは貴重な経験だと捉えている人もいるわけです。

このように、どんな出来事でも、全員が同じ感情を持つことはなく、感情は自分自身の考えによって左右されます。

そのため、苦しみの根本的な原因は自分自身の考えにあるのです。

だからこそ、苦しみから解放されるためには、考えることを捨てる必要があるのです。

ではどうすれば、考えることを捨てることができるのか?

続いては、その方法を紹介していきます。

 

考えることを捨てる方法

もしかしたら中には、考えることを捨てる=全ての考えをやめると捉えている方もいらっしゃるかもしれません。

当然本書で書かれている、考えることを捨てるとは、一切何も考えないことではありません。

捨てるべきなのは、考えではなく、思考なのです。

まず考えとは、私たちがこの世のあらゆるものを作り出すための知的素材であると本書で書かれています。

考えは自然に発生するものであり、何が頭に浮かんでくるのかコントロールすることができません。

一方で思考とは、自分の考えについて思考する行為です。

実際に考えと思考の違いを感じるために、次の質問について考えてみてください。

 

①あなたの理想の年収はいくらですか?

 

人によって600万円、1000万円と色んな考えが浮かんでくると思います。

では続けて次の質問について考えてみてください。

 

②①で回答した年収の10倍についてどう感じますか?

 

おそらく、そんな金額稼げないよと考えた方も多くいらっしゃるかもしれません。

そして、そんな金額稼げないという考えから、自分には特別な才能がないから、そんな金額を稼ぐ方法なんて分からないよなど、思考をしてしまった方もいると思います。

このように、考えに対して思考をしてしまうことで、なぜそれができないのか、なぜそれを手にすることができないのかといった理由を無限に考えてしまうのです。

もし二つ目の質問が、あなたの理想の年収を稼ぐ方法は何か?という問いであれば、あなたの頭の中には、稼ぐための考えが色々と浮かんでいたと思います。

考えとは解放的なものであり、ポジティブなものなのです。

ですが一方で思考とは、自分の可能性を制約してしまうものであり、自分をどんどんネガティブな方へと進めていってしまうものなのです。

そのため、捨てるべきなのは考えではなく、思考なのです。

浮かんできた考えについて、考えることを最小限に抑えて、考えがどんどん浮かんでくる状態を目指します。

では、どうすれば思考を捨てることができるのか?

その方法は、とても単純です。

まず自分の思考が苦しみの根本原因であることを認識します。

そして思考と格闘しようとするのではなく、思考を受け入れて、それが通りすぎるのに任せていきます。

思考をすることはダメだ、いますぐ辞めなくちゃと自分の思考と闘おうとすると、またネガティブな思考が浮かんできてしまい、どんどん沼にハマっていってしまいます。

だからこそ、自分を苦しめる思考を認識することができたら、それが通りすぎるのを、あるがままの状態で待ち続けることが解決策になるのです。

 

考えない環境作りをしよう

冒頭でも紹介したように、私たちは自分の考えによって作られた世界で生きています。

ですがその考えは、周囲の環境の影響も受けています。

中には、あなたを思考に陥りやすくしているものもあります。

そのため、思考の沼にハマってしまわないようにするためには、考えない環境作りをしてあげることも大切です。

そこでまずはあなたの周りにあるものが、あなたにとってプラスなのかマイナスなのかを直感で評価していきます。

そして、あなたを思考に陥りやすくしているものをリスト化していきましょう。

思考に陥りやすくしているものをあげることができたら、それをカテゴリー別に分けていきます。

スマホならデジタル機器、特定のSNSアプリならデジタル消費、ものであれば物理的環境など、分類わけしていきましょう。

そしてカテゴリー別に分けることができたら、それぞれ最も影響が大きいものから影響が小さいものまでランク付けしていきます。

最後に、それぞれのカテゴリーから上位のものを選び、それを取り除くための行動計画を立てていきます。

もちろん中には、スマホなど取り除くのが難しいものもあると思います。

そのため、選ぶ際は扱いやすく、余分なストレスを抱えずに取り除けるものを選んでいきましょう。

そして取り除いて効果を実感することができたら、次のものに取り掛かり、徐々に思考に陥りやすくしているものを取り除いていきましょう。

これを繰り返していくことで、考えない環境を作ることができます。

ぜひ試してみてください!

 

本書は、引き寄せやスピリチュアル系の本に近いのではないかと思います。

個人的に、スピリチュアル系の本は、あまり得意ではないため、そういった部分を省いて紹介しました。

ですが中には、引き寄せやスピリチュアルの考えの方が、スッと理解できるという方もいると思いますので、興味のある方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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