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【保有効果:行動経済学】なぜ全額返金保証をつけても儲かるのか?

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よく、満足いただけなければ全額返金保証!という宣伝を目にすることがあります。

この手の宣伝を見ると、「全額返金保証なんてつけて儲かるのか?」と疑問に思われるかもしれません。

しかし、実は全額返金保証をつけることによって、儲けを増やせることができているのです!

それは、購入者に保有効果が働いているからです。

というわけで今回は、保有効果とは?なぜ全額返金保証で儲かるのか?について、行動経済学の視点から紹介していきます!

 

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保有効果とは?

 

保有効果とは、「一度自分のものになると、高い価値を感じて、手放したくなくなること」です。

保有効果を実証した実験結果があります。

 

この実験は、アメリカのコーネル大学で行われたもので、学生を2つのグループに分けました。

一方のグループに、大学のロゴが入ったマグカップがプレゼントされました。

そして、2つのグループの間で競売をやらせました。

売り手には「いくらの値段なら売ってもいいか」、買い手には「いくらの値段なら買ってもいいか」を書いてもらいました。

その結果、売り手は平均5.25$の値段をつけ、買い手は平均2.75$の値段をつけました。

売り手のつけた値段は、買い手のつけた値段の約2倍になりました。

 

この実験の結果から、我々は一度自分のものになってしまうと、高い価値を感じでしまうことがわかりました。

なぜ保有効果が働いてしまうのか?

我々には、損失を回避したいと強く望む傾向があるからだと考えられています。

人間は、何かを得る喜びよりも、今持っているものを失う苦痛の方がより大きく感じる言われています。

詳しくは、別の記事で損失回避についてまとめる予定です!

得る喜びよりも、失う苦痛の方が大きく感じるため、一度自分のものになったものは、高い価値を感じるし、手放したくなくなってしまうのです。

 

 

全額返金保証でも儲かる理由

 

全額返金保証は、買い手は増えるかもしれませんが、返金する人が多いと赤字になってしまうのでは?と思われてしまうかもしれません。

しかし、買い手には保有効果が働いてしまうため、一度買ったものを全額返金保証を使って返品するということは、あまりありません。

全額返金保証をつけることによって、「使ってみてイマイチだったら返品すればいいや」と購入するまでの心理的ハードルを下げることができます。

もちろん、販売している商品やサービスの質が悪いければ、そもそも保有効果は無意味になってしまいますが、質が良ければ、全額返金保証を付けることによって、購買率を上げることができますし、返金になることも少ないです。

そのため、全額返金保証は、一見売り手が損をしているように思われますが、実は儲かる可能性を上がっているのです!

 

 

今回の内容は以上です!

今回の内容は、全額返金保証を付けても、購入者には保有効果が働いて、実際には返品する数は少ないから、儲けられるというものでした。

全額返金保証以外にも、最初の1ヵ月は無料だから使ってみたサービスも、会社が損をしているように思えますが、実際には儲かっています。

1ヵ月間無料だからと使った結果、保有効果が働くことによって、無料期間が終わっても、解約することができず使い続けてしまう人が多いので儲けが出ます。

お金を無駄使いをしないためにも、全額返金保証や最初は無料のように、お得に感じてしまう宣伝に惑わされず、自分が本当に必要としているのかを考えることが大切ですね。

 

ではでは。

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