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行動経済学

【アンカリング効果:行動経済学】あなたがセール品に弱い理由。

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セール品を見ると、買う予定の無かったものでも、ついつい買ってしまう。

このような経験をしたことがある方は多いと思います。

おそらく、中には買ってからほとんど使わなかったというものもあると思います。

なぜ、あなたはセール品に弱いのか?

それはアンカリング効果が働いているからです!

アンカリング効果は、行動経済学の用語です。

というわけで今回は、アンカリング効果とは?なぜあなたはセール品に弱いのか?について紹介してきます!

 

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アンカリング効果とは?

 

アンカリング効果とは、最初に出てきた情報が、その後の判断に影響を及ぼすことです。

英語で表すと、「anchoring effect」となりますが、anchoringとは、船の錨を降ろすことです。

アンカリング効果とは、錨を降ろすと、船は錨と船を結ぶ綱の範囲でしか動くことができないことからくる例えです。

アンカリング効果を実証する実験があります。

この実験の被験者は、まず0~100の数字が書かれたルーレットを回します。

このルーレットには、10か65しか出ない細工がしてあります。

その後、次のクイズが出題されます。

「国際連合に加盟している国のうち、アフリカの割合は何%か?」

ルーレットで10が出た被験者の回答の平均は25%、65が出た被験者の回答の平均は45%という結果が出ました。

このように、クイズと全く関係のにない数字であっても、事前に見た情報によって、その後の判断に影響が及んでしまいます。

他にも、アメリカで行われた、不動産の仲介業者に住宅の査定をしてもらう実験があります。

この実験では、売り手の希望価格と物件情報をまとめた資料を仲介業者に渡したのちに、実際に物件を見てもらった後で、査定をしてもらうというものでした。

売り手のうち、半数は市場平均価格よりも12%高い金額を希望価格として提示し、残り半数は12%低い金額を提示しました。

その結果、市場平均価格よりも高い金額を提示された仲介業者の方が、査定価格が高くなるという結果がでました。

他にも、1×2×3×4×5×6×7×8×9と9×8×7×6×5×4×3×2×1では、後者の式を見た人の方が、答えが大きいと判断してしまう傾向がみられた実験もあります。

 

なぜあなたはセール品に弱いのか?

 

では、最初の話題に戻ります。

なぜ、あなたはセール品に弱いのか?

先ほど紹介した通り、アンカリング効果が働いているからです。

セール品には、元値と割引価格の2つの値段が書いてあります。

この場合は、元値がアンカー(錨)となり、割引価格が余計にお得に感じてしまいます。

例えば、セールになっていない5000円の靴と、8000円がセールで5000円になっている靴があった場合。

どちらも自分の好みに合っている場合、多くの方が後者のセール品を選ぶと思います。

こんなにもお得になっているのに買わないなんて、損だと感じていると思います。

ブランド物が割引価格で買えるアウトレットが成功しているのも、このアンカリング効果が要因になっていると考えられます。

 

 

今回の内容は以上です。

今回の内容をまとめると、アンカリング効果が働いているため、セール品は余計にお得に感じてしまうというものでした。

あなたがセール品に弱いということは、売る側もそれを使って売ろうとします。

セール品はもちろんですが、最初に一番高い商品を見せることで、のちに見せる商品を安く感じさせようとします。

高級ブランド店であれば、店頭に一番高い商品をおくことで、その価格がアンカーとなるため、中の商品が安く感じるようになっているお店もあります。

そのため、物を買う際には、セール品だからという理由だけで衝動買いをしてしまうのではなく、本当にそれが必要なのか?割引されていなかったとしても買おうと思うのか?など、一度自分の中で考えたうえで購入するかどうかを決める必要があります。

アンカリング効果というものがあり、セール品は余計にお得に見えてしまうということを知ったうえで買い物をするだけでも、無駄な衝動買いはかなり減らすことができると思います。

 

ではでは。

 

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