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行動経済学

損失回避性とは?人は得よりも損失を2倍大きく感じる!?【行動経済学】

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損失回避性は行動経済学で使われる専門用語です。

今回は、損失回避性について事例を使って解説していきます!

 

人は損失をひどく嫌う!?

 

人は、損失をひどく嫌う傾向があります。

何かを得る喜びよりも、何かを失う悲しみの方が2倍近く感じると言われています。

そのため、私達は、無意識のうちに損をしないための行動をとっています。

実際に損失回避性を実証した実験があります。

 

損失回避性に関する実験

 

ボーナスは先に渡した方が良い!?

この実験は、ハーバード大学経済学部教授、ローランド・フライヤーらによって、2010~2011にかけて、シカゴの小中学校の先生を対象に行われた実験です。

この実験では、150人以上の先生に対して、追加のボーナスを得られるチャンスを導入しました。

2つのグループに分けて、次のような実験を行いました。

 

①担当している生徒の成績が上がるとボーナスを受け取れる

②ボーナスを先に受け取ることが出来るが、生徒の成績が目標値に達しなかった場合、返金しなければならない。

 

この結果、①のグループでは生徒の成績に向上が見られなったのですが、②のグループでは、数学と国語の成績が向上しました。

この2つのグループは、どちらも生徒の成績が上がらなければ、ボーナスが貰えないというものでしたが、②の先にボーナスを受け取ったグループの方が成果を上げました。

これは、一度ボーナスを受け取ると、損失回避性が働くため、ボーナスを失うことは回避しようと行動した結果だと考えられます。

 

コイントス

次の問題について考えてみてくだい!

 

問題①

A,コインを投げて表が出たら6万円をもらうことができるが、裏が出たら何ももらえない。

B,確実に3万円がもらえる

 

問題②

A,コインを投げて表が出たら6万円支払い、裏が出たら何も払わない

B.確実に3万円を支払う

 

おそらく、問題①ではBを選び、問題②ではAを選んだという方が多いのではないでしょうか?

人間には、利益が得られそうな場面では、確実な方を選択する傾向があります。

逆に、損失を被りそうなときには、リスクを冒してまでも、損失を避けようとする傾向があります。

これも、損失回避性が働いていることが原因です。

 

 

損失回避性が働く場面

投資(損切りが出来ない理由)

先ほど、コイントスの質問のところで、人間は利益が得られそうな場面では確実な選択を選び、損失を被りそうなときには、リスクを冒してまでも、損失を避けようとする傾向があることをお話ししました。

投資において、損切りが出来ない理由は、これで説明することが出来ます。

売ってしまうと損失は確定してしまうけれど、売らずに残しておけば、いつか上がったときに損失をなくすことができると期待してしまうのです。

株価がさらに下がってしまい、さらに損失を被ってしまう可能性があるのにも関わらず、損失がなくなることに期待してしまうのは、まさに損失回避性が働いています。

 

雨の日のタクシー

雨の日のタクシーは、なかなか捕まらないと感じたことはないでしょうか?

もちろん、普段よりも多くの人がタクシーを使っていることもありますが、そもそも働いているタクシーが少ない可能性もあります。

実際に、ニューヨークのタクシー運転手の行動を調査した研究があります。

その研究では、タクシーの運転手は、毎日の目標額を決めて、その日の売り上げが目標額に達すると、仕事を切り上げていたそうです。

雨の日には、普段よりもタクシーを利用する人が多いため、1日の目標額は、晴れの日よりも早く達成することが出来ます。

そのため、早く引き上げるタクシー運転手が多くなってしまいます。

天気が良い日に客が少なく、目標額になかなか到達していない場合、到達していない分を損失と考えてしまうため、長く働こうとします。

 

 

 

 

損失回避性の活用法

期間限定セール

○○日までの期間限定セールというキャンペーンをよく見かけることがあります。

期間限定セールを使うことで、消費者にはその期間までに買わないと損だと印象を与えることが出来ます。

損をするかもしれないと感じてしまうと、損を避けようとする傾向があるため、期間限定セールを使うことで、より購入へとつなげることが出来ます。

 

ポイントカード

ポイントカードに付与されるポイントには、ほとんどの場合、有効期限があります。

有効期限が過ぎてしまうと、ポイントは失効されてしまいます。

ポイントがなくなってしまうと、損になってしまいます。、

買う予定はなかったけど、ポイントの期限が近いから何か買ったという経験はないでしょうか?

これも損失回避性が働いています。

 

 

今回の内容は以上です!

今回は損失回避性について、ご紹介しました。

人は何かを得る喜びよりも、何かを失う悲しみを2倍感じると言われています。

そのため、人は損失を被りそうなときは、リスクを冒してでも損失を避けようとする傾向がありました。

損失回避性や、行動経済学について、もっと知りたい!という方は、下記に参考文献をのせているので、よろしければチェックしてみて下さい!

 

・経済は感情で動く

・今日から使ええる行動経済学

・行動経済学の使い方

 

 

上記以外の本にも、私が実際に読んだ行動経済学の本をまとめて紹介しています!

よろしければ、こちらも参考にして下さい!

 


 

ではでは。

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