雑談で気まずい空気になるのが怖い
特に初対面の人との雑談が苦手
このように感じる人は多くいらっしゃると思います。
特に初対面の人と会話するのは、緊張もあり疲れますよね、、、
私は正直、初対面の人と会話するのは、緊張するので好きではありませんでした(笑)
しかし、雑談は避けれないこともあります。
そんな時、緊張や不安を感じながら雑談をするのは辛いですよね?
今回紹介する、精神科医 井上智介さん著の『ストレス0の雑談「人と話すのが疲れる」がなくなる』が、ストレスを感じない雑談の方法を教えてくれます!
YouTubeではアニメーションを使った要約動画をあげています!
よろしければ、こちらもご覧ください!!
Contents
『ストレス0の雑談 「人と話すのが疲れる」がなくなる』の要約
雑談は無理にしなくていい!
エレベーターの中で、あまり関わりのない人と2人きりになってしまい、気まずい雰囲気になってしまったという経験はないでしょうか?
このような状況で気まずいと感じてしまうのは、心の中で、「何か話さなきゃ!」と考えているからだと思います。
しかし、本書の著者である井上智介さんは、「雑談は無理にしなくていいい」と書かれています。
その理由は、プレッシャーを感じた中で行う雑談は、相手にネガティブな印象を与えてしまうからです!
相手にネガティブな印象を与えてしまう原因として、透明性錯覚と情動伝染があります。
皆さんは、人前で何か不安を感じたときに、「相手に自分の不安がバレてるかも」と思い込んでしまい、余計に不安を感じてしまったという経験はないでしょうか?
このように、自分の心の中を読まれていると思い込んでしまうことを、透明性錯覚と言います。
そして、あなたが感じている不安は相手にも伝染します。
これが情動伝染です。
笑っている人を見ると、自然と笑ってしまったり、悲しんでいる人を見ると、自分まで悲しくなってしまうということがあります。
このように、無理に雑談をすることで、あなたの不安がより大きくなるどころか、相手にもその不安が伝染してしまいます。
そのため、無理に雑談をする必要はないのです!
しかし、全く雑談をしないというわけにはいかないと思います(笑)
必ず雑談をしなければいけない場面はあります。
その時に必要なのが、ストレス0の雑談です!!
ストレスが0の雑談では、リラックスして会話することができるため、相手との距離感を近づけられたり、情報交換が出来たりなど、メリットがたくさんあります。
ストレス0雑談のためには、次の5つのステップがあります!
①目的
②自己開示
③話題
④聞き方
⑤話し方
『ストレス0の雑談「人と話すのが疲れる」がなくなる』より
本書では、それぞれのステップを達成するための方法が書かれています。
今回は5つのステップの中でも、特に根幹となる①目的と②自己開示の2つを詳しく紹介していきます!
聞き方については、メンタリストDaiGoさん著の『超トーク力』も参考になります!
『超トーク力』で書かれている「良い聞き手になる」ための方法について、こちらの動画で紹介しているので、よろしければご覧ください!
雑談の目的とは?
では、雑談の目的とは何でしょうか?
まずは、NG目的から見ていきしょう!
本書では、特に次の2つがNG目的として書かれています。
①親密度を高めるため
②間を埋めるため
『ストレス0の雑談「人と話すのが疲れる」がなくなる』より
雑談の目的って、この2つじゃないの!?
と思われるかもしれません(笑)
多くの方が、親密度を高めたり、間を埋めるための雑談があると思っているかもしれませんが、実はこれらの目的がストレスの原因となってしまうのです!
そもそも、雑談をするときに、相手との親密度を高めようと思ってすることは少ないと思います。
そのため、無理にやろうとすると、いずれボロがでます。
また、状況によって、間を埋めようと雑談をすると失敗することがあります。
5分程度で終わる時もあれば、場合によっては10分以上、2人きりで雑談しなければいけない場面もあります。
そのため、間を埋めようと雑談してしまうと、話が尽きてしまい、焦りや不安につながってしまいます。
そこで、井上さんがオススメしている雑談の目的は「おもてなし」です!
おもてなしをすることで、オキシトシンというホルモンが分泌され、リラックスすることができ、幸福度を高めてくれます。
おもてなしを目的とした雑談をすることで、あなたもリラックスできますし、相手も心地よい気分になることが出来ます!
挨拶を制する者が雑談を制する!
では、「おもてなし」の雑談をするためにはどうすれば良いのか?
まずは、挨拶を制することが大切だと本書では書かれています!
挨拶をすることによって、第一印象を大きく変えることが出来ます!
人間には、適応的無意識というものがあり、何かを判断するときに、無意識に、過去の経験や情報から判断します。
これは、初対面の人にも作用します。
そのため、最初の挨拶をボソボソっと言ってしまうと、相手のあなたへの警戒心が強くなってしまいます。
そこで、好印象な挨拶をするためには、表情・声・自分からの3つを意識しましょう!
アメリカの心理学者のメラビアン氏によると
知覚される態度=言葉×0.07+音声×0.38+顔×0.55
出そうです!
実際に何を言うかよりも、声と表情の方がはるかに大事だということが分かります。
そのため、笑顔で少し高めの声で挨拶することを心がけましょう!
そうすることで、初対面の人に良い印象を与えることができ、その後の雑談もスムーズにいくようになります。
本書では、笑顔が自然と出てくるストレッチや、緊張をなくす挨拶トレーニングも紹介されているので、ぜひ参考にしてみて下さい!
自己開示せよ!
ストレス0の雑談には、自己開示が必要不可欠であると本書では書かれています。
「自分はこんな人間です」とさらけ出すと、相手の不信感は和らぎ、安心感を与えられます。
また、「あなたには自分の情報を公開しても大丈夫だと思っています」と信頼していることを間接的に伝える行為にもなるのです。
すると相手は、「これだけ心を開いて自分のことを教えてくれるのだから、こちらも同じように自分のことを話したい」と考えるようになります。
『ストレス0の雑談「人と話すのが疲れる」がなくなる』より
いい自己開示は準備で決まると本書では書かれています。
自己開示をするためには、そもそも自分のことを知らなくてはいけません。
しかし、皆さんは自分のことを知っているでしょうか?
誰かに自分のことを質問されて、自分のことなのに、上手く答えられなかったということもあるかと思います。
だからこそ、事前に準備することが大切なんです!
具体的には、次の5つのテーマについて考えましょう!
①趣味
②仕事
③関心ごと
④エピソード・経験
⑤ライフイベント
『ストレス0の雑談「人と話すのが疲れる」がなくなる』より
本書では、自己理解ワークシートの作り方も紹介されているので、ぜひ活用してみて下さい!
中には、自分の話をすることが苦手な人もいらっしゃると思います。
本書では、自己開示が苦手な人の特徴として、次の2つを挙げています。
①警戒心が強すぎる
②自己肯定感が低い
『ストレス0の雑談「人と話すのが疲れる」がなくなる』より
警戒心が強すぎる場合は、雑談相手との親密度を高めるために、相手との接触回数を増やすことがオススメだと本書では書かれています。
単純接触効果という言葉を聞いたことがある方も、多くいらっしゃると思います。
単に長時間、一緒に過ごすよりも、接触する回数を多くすることで、相手に対する警戒心をやらわげることができ、自然と自己開示が出来るようになります。
そして、自己肯定感が低い場合は、「親密度が高い人から練習を始めること」「対立しにくい話題を選ぶこと」の2つがオススメです。
この2つを意識することで、自己開示が出来ている自分を自覚しやすくなります。
自己肯定感については、過去に中島輝さん著の『働く人のための自己肯定感』の要約動画をYouTubeに挙げています!
よろしければ、こちらもご覧ください!
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『ストレス0の雑談 「人と話すのが疲れる」がなくなる』を読んだ感想
他の記事や動画でも言っている通り、私自身、コミュニケーションには自信がありません(笑)
中学~高校時代はそういった悩みはなかったのですが、大学時代から自分のコミュニケーションに自信が持てなくなりました。
おそらく、初対面の人と接したり、一緒に何かをやることが増えたからだと思います。
私と理由やきっかけは違えど、他人とのコミュニケーションで悩んでいる方は、多くいらっしゃると思います。
最近では、テレワークの普及により、そもそも雑談をする機会が少なくなってきています。
少ないがゆえに、いざ雑談をするときに、緊張や不安から上手く話せないこともあると思います。
しかし、雑談が上手く出来るとたくさん良いことがあります。
相手との親密度が高められるだけでなく、仕事も円滑に進むようになるという研究結果もあります。
だからこそ、一緒に雑談をマスターしていきましょう!
本書では、緊張や不安を無くす雑談の仕方を教えてくれます。
私と同じように、コミュニケーションで悩みを持っている方は、ぜひ本書『ストレス0の雑談 「人と話すのが疲れる」がなくなる』を読んでみて下さい!
ではでは。