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【要約&書評】マッキンゼーで学んだ時間の使い方がうまい人の一瞬で集中する方法

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今回は、大嶋祥誉さん著の『マッキンゼーで学んだ時間の使い方がうまい人の一瞬で集中する方法』を紹介していきます!

皆さんには、仕事や勉強などで、なかなか集中できない、すぐに集中力が切れてしまうといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である大嶋さんは、マッキンゼーや一流外資企業に勤められた後、独立し、現在は経営者やビジネスリーダーなどを中心に研修を行なっています。

本書では、そんな著者によってマッキンゼーで大量の仕事を淡々とこなし、定時に颯爽に帰っていく一流コンサルたちが、どのように高い集中力を出しているのかについてまとめられています。

実は意外ですが、マッキンゼーで働く人が実践している方法は、一部の人しか知らないような特別なものであったり、難しいものではないのです。

むしろシンプルですぐに実践できるものばかりです。

そのため本書を読むことで、すぐに実践することができます。

この記事ではその本書の中から、あなたが集中できない理由と高い集中力を出すための方法を紹介していきます!

マッキンゼーで学んだ時間の使い方がうまい人の一瞬で集中する方法の要約

なぜあなたは集中できないのか?

よく私たちの集中力を阻害するものとして、スマホがあげられます。

確かにスマホが視界に入るだけで集中力が低下するという研究結果もあるため、スマホが集中力に大きな影響を与えていることに変わりはありません。

ですが私たちの集中力を阻害しているのは、スマホだけではありません。

現代は集中力を阻害するものが、数多くあります。

本書では、集中力を阻害するものを大きく5つ紹介しています。

①判断量の多さ

②即レスの呪縛

③情報の魔力

④隠れ疲労

⑤根本的な理由

『マッキンゼーで学んだ時間の使い方がうまい人の一瞬で集中できる方法』より

この記事では、この5つの原因から①判断力の多さ②即レスの呪縛⑤根本的な理由の3つを紹介していきます。

まずは①判断量の多さです。

私たちは、朝起きてから夜寝るまで、多くの判断をしています。

そして、この判断の量は私たちの生活が便利になったことで、さらに増しています。

江戸時代の農家の人は、毎日同じものを食べて生活していました。

ですが現代はスーパーがあり、さまざまな食品が置かれていることで、何を食べるかという選択肢が多く生まれました。

そのため、何を食べるかを決めるにも、さまざまな判断をしなくてはいけません。

また当然仕事でも多くの判断をしなくてはなりませんが、仕事以外の時間でも、何をするか選択肢が増えたため、判断をすることが多くなりました。

このように、現代は昔と比べて、便利になったことで、選択肢が生まれ判断しなくてはいけない量がたくさんあります。

そして、1日に判断できる量の限度があり、それを超えてしまうと判断できない状態になってしまいます。

夕方や夜に集中できなくなってしまうのは、この判断力の低下が原因になっています。

そこで判断力を維持するためには、2つの方法があります。

1つ目が、集中力や判断力が落ちてきたら、今日は判断できる量を使い切ってしまったから、これ以上仕事をしても意味がないと考えて仕事を切り上げることです。

実際にマッキンゼーのプロフェッショナルは、無駄に残業することなく、今日はここまでだと判断したら、切り上げて帰宅していたそうです。

仕事の裁量権の有無によって、切り上げることができるかは変わりますが、もし裁量権があるのであれば、自分の判断力のキャパを考えて、無駄に残業をしないことも大切だと思います。

そして2つ目の方法が判断する量を減らすことです。

皆さんは、朝イチにメールのチェックをしていないでしょうか?

メールのチェックは簡単な作業に思えるかもしれませんが、実は多くの判断を要する作業なのです。

1つ1つのメールに目を通して、これは返信するべきか、返信するならどのような内容で返信するべきかなど、連続して判断をしなくてはいけません。

そのため、メールのチェックを朝イチにやってしまうと、短時間で判断力のキャパを消費してしまいます。

もちろん、人によっては朝にメールをチェックしないといけないこともあると思います。

そういった場合は、朝イチはどのメールを開くべきかを判断するだけにとどめておきましょう。

どれを対応するべきかだけ判断して、すぐに対応する必要がないものは放っておくことで、朝イチに多くの判断をしてしまうことを防ぐことができます。

他にも、毎日着る服や食べるものなど、判断する量を減らす方法は様々ありますので、ぜひ減らす方法を考えてみてください。

では続いて2つ目の原因が、即レスの呪縛です。

一昔前は仕事はメールか電話のみで行っていたと思います。

ですが最近は、LINEなどのチャットアプリやSlackなどを仕事で使っているところが増えていきています。

チャットだとメールよりも、気軽に早く連絡が取れるため便利な面もあります。

しかしチャットによって、通知オンが頻繁になったり、すぐに返信をしなくてはいけない雰囲気があり、一つの作業に集中することが難しくなってしまっています。

また仕事によっては、さまざまなチャンネルやルームに入っていて、同時並行で進んでいるため、さまざまな判断同時並行で細かくやらなくてはいけないという人もいると思います。

当然、これでは1日の判断量のキャパはすぐに使い切ってしまい、集中力が落ちてしまいます。

そのため、チャットもメールと同じように即レスするべきか、返答に時間がかかっても大丈夫か見極めることが大切です。

またリアルに対応することも判断量を減らすためには大切です。

チャットによるコミュニケーションだと何回もやり取りをしないといけないことが、電話であれば一回のやり取りで終わることがあると思います。

何度もやり取りをしていると、その度に判断をしなくてはいけません。

そのため、可能なら直接話したり電話をするなどして、一度のやり取りで終わらせることが大切なのです。

今回紹介する最後の原因が⑤根本的な理由です。

中には、自分は集中力がないからと、集中できない自分を責めてしまっている方もいると思います。

ですが、そもそも人間の脳は長時間集中できるようにはできていないのです。

実際の研究でも、人は10〜15分間しか集中できないことがわかっています。

私たちの祖先は、自然の脅威や外敵など、さまざまなものに警戒しながら生きていく必要がありました。

そのような状況では、いろんなことに注意を向ける必要があり、一つのものだけに長時間集中しているわけにはいかなかったのです。

そして私たちの脳は、狩りをしていた時代から、ほとんど変わっていないと言われています。

そのため集中力が長時間続かないのは、あなたの能力の問題よりも、我々のDNAに刻まれている本能といえます。

ここまで私たちが集中できない原因とその対処法を紹介しました。

現代は集中力を阻害するもので溢れており、なおかつ私たちの脳は長時間集中するようにはできていません。

とはいえ、仕事ではそんなことは言ってられないと思います。

そのため、続いてはすぐに簡単に実践できる集中力の高めかたを紹介していきます!

悩みを再生産しない!

皆さん、それぞれいろんな悩みを抱えながら生きていると思います。

そして、仕事や勉強などに集中できない時は、その悩みが頭の中でぐるぐる回っていないでしょうか?

中には嫌なことや嫌な人を思い出して、ずっと考えてしまうという方もいるかもしれません。

実は私も本を読んでいる時に、嫌なことや嫌な人が浮かんできてしまい、集中できないことがあります。

当然悩み続けていても、その悩みは解消されることなく、集中力を下げるだけです。

そこで日々多くの問題に直面しながらも、仕事をこなす一流のコンサルたちは、自分でどうにかできないものについては悩まないという鉄則を持っています。

たとえば、明日の天気はあなたの力でどうにかなるものではありません。

ですが、明日が雨だったらどうするかといった対応策は考えられると思います。

そのため、悩みはまずは自分で解決できるかどうか、自分で解決できるものでないなら悩まないようにすることが大切です。

もしどうしても悩みが頭から離れない、悩みが多く頭がパンクしそうという場合は、ジャーナリングを試してみてください。

悩みは頭の中で考えてしまうと、ずっと頭の中に残ってしまいます。

そのため、それらを全て紙に書き出していきましょう。

そうすることで、頭の中が整理されて、集中力を回復することができるのです。

これまで嫌なことや悩みが頭から離れずに集中できないという方は、その悩みは自分で解決できるものなのかを考えることとジャーナリングを試してみてください!

仕事は細切れで進めろ!

皆さんは、1日のスケジュールをたてる際に、1時間ごとに立てていますでしょうか?

仕事を進めるためには、ある程度まとまった時間をとった方がいいように思えるかもしれません。

ですが1時間、2時間と時間を確保しても、その時間全て集中しながら作業できるという方は少ないと思います。

長時間作業を続けていると、どうしても中だるみが出てきてしまいます。

そのため、高い集中力を維持しながら仕事を進めるためには、15分や30分など短い時間で仕事の内容を切り替えた方がいいのです。

そして、それぞれの予定の間には2, 3分の休憩をはさむことで、より集中力を維持することができるようになります。

もしかしたら、そんな短い時間で集中してできるのか?と疑問に感じる方もいるかもしれません。

実際にやってみると、30分という短い時間の制約がある中で仕事をするため、自然と集中して作業に取り組めます。

また短い時間で仕事の内容が切り替わるため、なかだるみによって、関係のないことを考えてしまったり、ムダな時間を過ごしてしまうことが減ったため、効率よく仕事を進めることができます。

そのため、もしこれまで仕事のスケジュールを1時間や2時間単位で区切っていたという方は、ぜひ短い時間で予定を区切ることを試してみて下さい!

本書では、この記事では紹介しきれていない、一瞬で集中するための方法がまだまだ紹介されています。

そのため、仕事や勉強に集中できなくて悩んでいるという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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ではでは。

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