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【要約&書評】ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち

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今回は、堀江貴文さんの著の『Chat GPT VS.  未来のない仕事をする人たち』を紹介していきます。

今では、Chat GPTを聞いたことがない人は、ほとんどいないほど生成AIは普及してきました。

これからも生成AIの進化により、私たちの働き方や生き方が変わってくることが予想されます。

本書では、そのChat GPTによって私たちの暮らしはどのように変わるのか、また私たちは何を目指していけばいいのかについて、堀江さんを含め、5人の識者によって書かれています。

この記事では、その本書の中から最終的に残る仕事とAIとの付き合い方について紹介していきます!

 

ChatGPT VS. 未来のない仕事をする人たちの要約

最終的に残る仕事とは?

生成AIの発達により、これまで人間がやってきた多くの仕事がAIにとって代わられると言われています。

では、実際にどんな仕事がなくなり、どういった仕事が残るのか?

インタラクション・デザイアーとして活躍されている深津貴之と株式会社Voicyの創業者である緒方賢太郎さんの考えを紹介していきます。

まず深津さんは、本書の中で機械で処理できる単純作業のうち、人間のトレーニングコストや学習期間が長いものほどAIと入れ替えられやすいと書かれています。

具体的には、弁護士や会計士などの士業が危ないのではないかと書かれています。

一般的には、士業は働き始めるまでに長い学習期間が必要であり、費用も多くかかります。

Aiであれば、人間のような長い学習期間が不要です。

もし、月額数千円で専門業務をやってくれるAIが登場すれば、人間よりもAIに任せてしまった方が圧倒的にコスパがよくなります。

そのため、士業などの人間のトレーニングコストや学習期間が長いものはAIと入れ替えられやすいのです。

Voicyの緒方さんは、今まで食いっぱぐれないと思っていた仕事ほどなくなると本書では書かれています。

特にエンジニア業界には、chatGPTの進化が大きな影響をもたらすと考えられます。

これまでは、エンジニアが書いたコードをマネージャーが確認するという作業がありました。

しかし、Chat GPTに頼めばすぐにコードを返してくれます。

そのため、Chat GPTがもっと進化して、精度がよくなれば、エンジニアは不要になり、マネージャーが一人でAIに指示を出して、修正を指示すれば仕事が完結するようになります。

またChat GPTに頼めば、わざわざ新人を育成する必要はなく、めんどくさい人間関係もないため、エンジニアではなくAIを選ぶマネージャーも増えてくるかもしれません。

単純な情報量や学習スピードでは、人間はChat GPTに太刀打ちすることができません。

だからこそ、これまで頭の良い人がやっていて、高い給料をもらうことができていたイメージのある仕事は、どんどんとChat GPTをはじめとする生成AIにとって代わられていくのかもしれません。

では、どういったchat GPTが以後、我々人間がやるべき仕事にはどんなものがあるのか?

まず深津さんは、コンビニ店員のような長期間の教育コスト投資が必要ないもの、物理的に複雑な職業はAIにとって代わられる可能性は少ないと書かれています。

特にパティシエや看護師などは、物理的に複雑な作業が多く、AIに代替されずらい職業として残っていくことと考えることができます。

Voicyの緒方さんは、人間性が強みになる仕事が残ると書かれています。

具体的には次のように書かれています。

 

人の気持ちをよくする、人の心を動かす、孤独を癒す、人と人の間に入る、人が喜ぶイベントを企画する、関係者が納得するような資料を作るといった、

人の面倒くささの中に成り立っている仕事はいくらでもあります。

具体的には、人の心を動かすコーチングやリーダーシップが求められる仕事、高額なサービス業、インフルエンサーなどは今後も必要だと思います。

 

最近では、接客の一部をロボットがやっているお店もあります。

もちろん、いずれはすべての接客をロボットがやっているお店も出てくるかもしれません。

しかし、高級レストランやブランドショップなど、人による接客が付加価値となっているところもあります。

そういったところは、これまで通りに人による接客がお客さんから求められるのではないかと思います。

またリーダーシップなど、人をマネジメントする仕事が人間のやるべき仕事として残ると考えられます。

当たり前ですが、AIは責任を取ってくれません。

もしChat GPTに資料作成を依頼して、作ってもらったものにミスがあったとしても、責任を取るのは、Chat GPTに頼んだ人です。

そのため、責任をとるという仕事はAIにとって代わられることはありません。

また、働き方の多様性により、以前よりも人のマネジメントが難しくなってきています。

AIの発達により、働き方はもっと変化していくかもしれません。

そのため、色んな働き方をしている人をまとめあげるマネジメント力やリーダーシップは、Chat GPT以後の時代にも重宝される力になるのではないでしょうか?

 

 

AIとどう付き合っていけばいいのか?

これから来るAI時代、AIとうまく付き合うことができれば、大きなチャンスをつかむことができます。

Voicyの緒方さんは、AIとの付き合い方は、次の3つしかないと書かれています。

 

①AIをうまく使う

②AIと戦う

③AIから逃げる

 

①AIをうまく使うは、AIを使ってビジネスをしたり、AIを仕事の中に取り入れるといったことです。

今後はAIを使ってゲームや動画、記事などのコンテンツを作る人が増えてくると思います。

また会社員であっても、資料作成や企画を考える際にAIを使うことが増えてくると思います。

具体的な活用法については、本書を含め、色んな本で解説されています。

そのため、書店に行って自分の仕事に役立ちそうな本を参考にしてみるのがいいと思います。

私のチャンネルで以前あげた池田朋弘さん著の『ChatGPT最強の仕事術』の紹介動画では、Chat GPTを使う上でまず知っておきたい使い方の知識を紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

続いて、二つ目のAIと戦うは一番最悪であると緒方さんは書かれています。

それは、いくら自分なりのデザインや翻訳などを突き詰めても、AIの進化スピードにはついていけないからです。

また、新しいアイデアを出したとしても、ネットに上げればすぐにAIに学習されていってしまいます。

そのため、AIと戦うのではなく、AIをうまく仕事に取り入れたほうがいいものをより早く作ることができます。

最後が③AIから逃げるです。

AIから逃げるとは、AIがタッチしない領域にいくことです。

先ほども上げたプロフェッショナルな接客や看護師、介護など複雑な作業を多く必要とする仕事です。

こういったAIに代替されづらい領域に行くという選択肢もあります。

このように、AIとの付き合い方には3つありますが、我々がとるべき選択肢は①AIをうまく使う③AIから逃げるの2つになると思います。

堀江貴文さんは、本書の中で人間界最強を目指せと書かれています。

そもそも、人間とテクノロジーが競うことに意味はありません。

本書にも書かれていますが、自動車が当たり前のように使われている現在でも、人間は足の速さを競っています。

ウサイン・ボルトを初め多くの選手が世界新記録を追い求め続けています。

将棋や囲碁もAIの方が強いことはわかっていても、人間同士での対局はなくならず、人間はそれを楽しんで観戦しています。

そのため、AIに勝てないとわかっていても、我々人間は、人間界最強を決めるだけで盛り上がることができるのです。

だからこそ、AIと競うこと自体が無駄なことであり、それをしている暇があるのであれば、自分が人間界最強になれる分野を探した方がいいのです。

今後はあらゆるジャンルが細分化されて、いくつもの部門が作られていきます。

水泳大会も70歳の部門があったり、今後はトランスジェンダーの部門もできるかもしれません。

人間界最強と言うと、一部の才能がある人しか目指すことができないイメージがあるかもしれませんが、広い視点で見てみると、あなたが目指せる部門があると思います。

そのため、多くの人がそれぞれの人間界最強を目指すことが、今後は生きがいになるのかもしれません。

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、Chat GPT以後の働き方や、社会、生き方、コミュニケーションについてなど、様々なことが解説されています。

そのため、各分野のエキスパートたちが、今後の未来についてどのように考えているのかを知りたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 


ではでは。

 

 

 

 

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