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行動経済学

フレーミング効果とは?実例や使い方について紹介!

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フレーミング効果とは、行動経済学や心理学などで使われる専門用語です。

今回は、フレーミング効果について、実例や使い方と共に紹介していきます!

 

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フレーミング効果とは?

 

フレーミング効果とは、「問題や質問の提示のされかたによって、選択・選好の結果が変わること」です。

例えば、医者から「この手術を受ければ、90%の確率で助かります」と言われれば安心すると思いますが、「この手術を受けても10%の確率で死にます」と言われてしまうと不安に思ってしまうと思います。

どちらも同じこと内容を言っているのですが、話のどこに重点を置くかによって、受ける印象が大きく変わります。

他にもフレーミング効果を実感できる例があります。

次の2つの質問について考えてみてください

 

①10%の確率で9,500円もらえるが、90%の確率で500円を失うギャンブルをやりますか?

②10%の確率で10,000円もらえるが、90%の確率で何ももらえない宝くじを500円で買いますか?

参考:ファスト&スロー下/ダニエル・カーネマン

 

この2つの質問は、どちらも同じことを言っています。

どちらも、10%の確率で9500円得をして、90%の確率で500円を損します。

合理的に考えれば、どちらの質問にもイエスと答えるか、ノーと答えると考えることができます。

しかし、実際にこの質問を受けた被験者の多くは、①ではノーと答えて、②ではイエスと答えました。

これは、宝くじを買った500円は費用として考えることができるが、ギャンブルで失った500円は損失として考えてしまうことにあります。

行動経済学では度々出てきますが、人間は損をすることをとても嫌がります。

何かを得る喜びよりも、何かを失う苦痛の方を強く感じる生き物なのです。

そのため、90%の確率で500円を失うと言われてしまうと、損失を強く感じてしまい、結果的に②ではイエスと答えるのに、①ではノーと答えてしまいます。

この2つの例の通り、我々が同じ情報でも、どのように提示されるかによって、受け取り方や判断が変わってしまいます。

 

フレーミング効果の使い方とは?

 

フレーミング効果は、あらゆる場面で使われています。

例えば、500円で食べれるランチをワンコインと表記していたり、電気代が500/月お得によりも、6000円/年お得にと宣伝されていたりなどがあります。

この2つの例は、どちらも同じことを言っていますが、どちらも後者の方がお得感が強くなります。

よく栄養ドリンクなどにも、タウリン1グラム配合ではなく、1000mg配合と書かれているのは、フレーミング効果を狙っていると考えられます。

他にも様々な場面で使われているフレーミング効果ですが、相手に安心感や好意を持ってもらいたい時には、ポジティブな面を強調した言い方が良いです。

先ほどの例に出した手術の例のように、死ぬ確率よりも助かる確率を伝えた方が、患者に安心感を与えることができます。

逆に、相手に無理にでも行動させたいときは、損失を強調することが効果的だと考えられます。

例えば、がん検診を受ける人を増やしたい場合、「がんが早期に発見されるとリスクを減らすことができます。」と宣伝するよりも、「がんを早期に発見できないと治療が難しくなってしまいます。」と宣伝する方が効果的だと考えられます。

他には、子供に勉強をさせたいときに、試験で80点以上を取れたら1,000円を上げるという、成果報酬型よりも、「先に1,000円を渡すけど、テストで80点とれなかったら返してもらい」のように、損失を強調した方が、子供は勉強してくれるようになるかもしれません。

このように、フレーミング効果は受け手にどう感じてもらいたいか、どのように行動してほしいかによって、様々な使い方があります。

だからこそ、物を売る側は、消費者がお得に感じるようにフレーミング効果を巧みに使ってきます。

情報を受け取る側は、ぱっと見の言葉や数字だけで、安易に判断するのではなく、フレーミング効果によって見えにくくなっている本質を見抜く必要があります。

 

今回の内容は以上です。

フレーミング効果は、良くも悪くも、我々の判断に影響を及ぼします。

良い影響であれば、全く問題はありませんが、少なからず悪用する人はいます。

そのような人たちに騙されないようにも、フレーミング効果があることを知っておくことは大切です。

また、宣伝や広告に使う言葉も、フレーミング効果を狙って使うことで、消費者の行動を起こしやすくするため、売り上げを上げることができるかもしれません。

ぜひ、それぞれの使用場面に応じて、フレーミング効果を使ってみてください!

 

ではでは。

 

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