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要約&書評

【要約&書評】シンプリスト生活

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今回はyoutube登録者20万人越えの『Tokyo Simple Life』を運営されているTommyさん著の『シンプリスト生活』を紹介していきます!

本書は、youtubeのライフスタイル分野で人気を誇る著者の、youtubeでは語りきれなった内容が書かれている1冊です!

特に、自分の部屋を世界一快適な場所にしたいという方や、ミニマリストを目指したけど自分には合わなかったという方にオススメの1冊です!

本書では著者が実際に実践している方法が多く紹介されており、非常に参考になります。

そこでこの記事では、シンプリスト生活を達成するために、まず知っておくべきこと、実践するべきことを紹介していきます!

 

youtubeでは、アニメーションを使った解説動画を上げています!

よろしければ、こちらもご覧ください!!


シンプリスト生活の要約

 

シンプリスト生活とは?

シンプリスト生活を一言で表すと、「好きなものだけに囲まれて生活すること」だと、本書を読んで思いました。

これは、好きなモノをたくさん家に置くという意味ではありません。

本当にあなたが大切にしたいもの、好きなものを厳選するということです。

とはいえ、ものを減らしすぎることはおすすめできません。

ミニマリストという言葉が流行ってから、実際に試してみた方も多いと思います。

もちろん、ミニマリストとしての生活を快適だと感じることができている方もいると思います。

ですが一方で、モノを減らすことだけにとらわれてしまい、逆にストレスを感じてしまっている人がいるのも事実です。

生活するためのものだけがあるだけで、自分の好きなものが何もない部屋は、寂しく、居心地がいいとは感じられませんからね(笑)

そこで、シンプリスト生活では、単にモノを減らすのではなく、どうしたら心地よく暮らせるかを考えます。

心地よさは人によって違うと思います。

私の場合は、家具が多い部屋よりも、家具は最低限で何も置いていない床の面積が大きい部屋を心地よいと感じます。

また、すぐに手の届くところに本棚があり、本の出し入れがしやすい環境が理想です!

きっとミニマリスト的な思考だと、紙の本ではなく電子書籍にして、本棚を置かない選択になってしまうと思います。

私はkindleを持っており、電子書籍を使いますが、やっぱり紙の本を一切やめることはできないなと感じます。

特に寝る前に紙の本を読むことは、至福の一時です。

ですが、モノを減らすことばかりにとらわれてしまうと、自分の好きなものがなくなり、自分の好きな時間を失ってしまう可能性があります。

その結果、モノを減らしたことにより、虚無感や寂しさを感じるようになってしまうのだと思います。

そこでシンプリスト生活では、あなたの偏愛を愛して、大切なものを愛でていきます。

皆さんにとって本当に大切なものは何でしょうか?

また、どんな部屋なら心地よく感じるでしょうか?

モノを減らしたり、新たにモノを買う前に、あなたの理想の暮らしについて、本気で考えてみて下さい!

 

収納よりも整理をしよう!

あなたの好きなモノに囲まれて生活することは、日々を楽しくさせてくれるでしょう。

ですが、好きなモノでも、モノで溢れかえっている部屋だと、心地よく生活することができなくなってしまいます。

床のモノがおいてあれば、それを踏んずけてイラっとしてしまうことが増えます。

また、必要な時にすぐに取り出すことができず、探しモノをする時間が増えてしまいます。

そのため、快適に過ごすためには、本当に大切なモノだけを残して、あとは減らしていくことが大切です!

そこで、収納ではなく整理をしましょう!

収納とは使うものを使いやすいように収めることです。

よく部屋を片付けるとなると、この収納から始める方が多いと思います。

ですが収納では、必要なモノが取り出しやすいところにきて、不要なものが奥にしまいこまれるだけです。

これでは、新たにモノを増やしたときに、さっとしまえる場所がなく、また部屋が散らかってしまいます。

そのため、収納ではなく整理をすることが大切です!

整理とは、不要なモノを取り除くことです。

不要なモノを取り除くから、あなたの好きなモノだけに囲まれる生活を実現することができます。

また、モノが減らせるからこそ、新しいものを向かい入れることができます。

とはいえ、「いずれ使うかも」と思い処分できないモノもあると思います。

そういったときは、「捨てた体で生活」をしてみましょう!

例えば、捨てようか悩んでいるものを押し入れの中などを見えない場所においておきます。

そして、1か月などある程度の期間を過ごして、なくても困らないと判断することができたら処分します。

実際に捨てた体で生活することで、それが必要のないものだと確信を持つことができ、スッキリした気持ちで処分することができると思います!

実際に著者は、この方法でテレビを処分したそうです(笑)

私もこの方法で、不要な本を一気にブックオフに売りました(笑)

ぜひ捨てるか悩んでしまうことが多い方は、「捨てた体で生活する作戦」を使ってみて下さい!

 

ただ捨てればいいわけではない!

先ほど紹介してきたことと少し矛盾してしまうのですが、ただ不要なモノを捨てればいいというわけではありません。

中には、思い出の詰まったものもあると思います。

そういった大切なモノまで不要だからといって捨ててしまっては、寂しくなってしまいます。

私も実際に捨ててしまったことで心の底から後悔したことがありました。

私は中学生の時に野球部に入っており、おじいちゃんからグローブを買ってもらいました。

中学の途中で野球を辞めてしまったため、その後はグローブを使う機会がありませんでした。

そこで社会人になってから部屋の整理をしたときに、そのグローブも「もう使うことはないだろう」ということで処分してしまいました。

捨ててからグローブのことを思い出すことはありませんでした。

ですが、おじいちゃんががんになり、余命宣告を受けたという話を聞いたときに、ふと買ってもらったグローブのことを思い出してしまいました。

その時に、脳から汗が出てるんじゃないかと思うほど、ぞわぞわした気分になり、「なんで捨ててしまったんだ」と自分を責めていました。

このように、中には捨ててしまったことで、未来のあなたを苦しめてしまうものもあります。

そういったものまでは、無理に処分する必要はないのです。

とはいえ、モノが多すぎるから減らしたいという気持ちもあると思います。

そこでオススメなのが、ダウンサイジングという方法です!

ダウンサイジングは、私が以前に紹介したミニマリストしぶさん著の『手放す練習』で紹介されている方法です!

言葉の通り、モノを小さくすることです。

グローブの例ですと、ロゴの部分だけを切り取って残しておくといった感じです。

こうすることによって、モノを減らしつつも思い出を残すことができます!

モノを減らしたい、だけど思い出は残しておきたい!という方は、ぜひダウンサイジングを試してみて下さい!

片付けをイベントではなく習慣にしよう!

不要なモノを捨てて、好きなモノだけの部屋にしても、定期的に片づけをしなくては、いずれ部屋が散らかってしまいます。

ですが、片付けって始めるまでが大変ですよね?(笑)

後でやろう後でやろうと先延ばしにしてしまっているうちに、どんどん散らかってしまい、さらにハードルが上がってしまいます。

そのため、何か月に一回など、もはや片付けがイベント化してしまっている人もいると思います。

それでは、心地の良い部屋で生活できるのは片付けをして最初の何日間だけになってしまいます。

そこで片付けを習慣化させてしまいましょう!

あなたが毎日歯を磨いたり、お風呂に入ったりするのと同じレベルで、片付けをしていきましょう!

中には、その片付けを習慣化するのに困っているんだよ!という方もいると思います。

そんな方も安心してください!

私が以前に紹介した『習慣超大全』に書かれているタイニー・ハビットを使えば、片付けを簡単に習慣化することができます!

タイニー・ハビットとは、簡単に言うと『AをしたらBをする』という行動のレシピを作ることです。

Aには、歯磨きやトイレなど、すでに習慣となっている日課を、Bにはこれから習慣化したい行動を入れます。

例えば、「歯磨きをしたら、本棚を整理する」などです。

Bに入れる片付けの習慣は、食器棚のこの部分や、衣装ケースの1段目だけなど、小さく始めることがおすすめです!

小さく始めることによって、忙しい方でも取り組みやすく習慣化させやすくなります!

そして、片付けを習慣化させることができたら、片付けをしていない状態が気持ち悪く感じるようになります!

そうなれば、あなたは頑張ろうとしなくても、心地よい状態を保つために行動をすることができるようになります!

これまで片付けを後回しにしまくっていたという方は、ぜひ今回紹介した方法を試してみて下さい!

シンプリスト生活を読んだ感想

 

私もミニマリストの少しあこがれていた時がありました。

ですが、捨てられない本があったり、家族のモノがあったりで、ミニマリストになることができていません。

そこで本書で提唱されている、シンプリスト生活はちょうどいい考え方だなと思いました。

この記事でも紹介した通り、私にとって心地よい空間とは、本がとりやすい場所にあることです。

加えて家族で楽しく過ごせたり、息子と遊べる空間です。

そのため、リビングには子供のおもちゃやよく使うボールなども置いてあります。

完璧なミニマリストを目指していたら、そういったモノまでも捨てなければいけないという強迫観念にかられ、家族にとって心地の良い空間を作ることができなくなってしまっていたかもしれません。

そのため本書に書かれている方法を実践することで、無駄なモノは減らしても、快適さや心地よさも両立することができます。

自分の部屋をもっと心地の良い空間にしたい!という方は、ぜひ本書『シンプリスト生活』を読んでみて下さい!

 


ではでは。

 

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