ノートを書いたのに、全く頭に残っていない
自分なりに頑張ってまとめたのに、試験で出てこない
このような悩みはないでしょうか?
もちろん、学生はノートを書くことが多いですが、社会人も仕事や資格試験の勉強でノートを書くことがあると思います。
私も転職をしたばかりで分からないことが多いので、毎日ノートをとっています。
しかし、頑張ってノートを書いても、記憶に定着していなかったり、使える知識にならないと意味がないですよね?
そこで今回紹介する、メンタリストDaiGoさん著の『超戦略ノート術』が、最強に効果のあるノート術を教えてくれます!
Youtubeでは、アニメーションを使った要約動画をあげています!
よろしければ、こちらもご覧ください!!
Contents
『超戦略ノート術』の要約
ノートの取り方の究極の基本とは?
世の中には、様々なノート術が紹介されています。
それぞれ、独特なノートの取り方ですが、効果的な学習には科学的な共通点があると本書では書かれています。
この共通点を知っておくことで、どんなノート術を使う時にも、本当に効果があるのか?このやり方で正しいのか?と言ったことが、自分で判断できるようになります!
その共通点とは、次の6つです!
①ノートは苦労してまとめる
②デジタルツールより手書きでまとめる
③ノートは書けば書くほどいい
④ビジュアルを駆使する
⑤ノートを取りながら自分に質問する
⑥ノートはどんどん追加修正する
『超戦略ノート術』より
この6つの基本ルールは、DaiGoさんが過去30年間の研究を詳しく調べたうえで、選抜した究極の基本ルールになります!
特に、⑤ノートを取りながら自分に質問する⑥ノートはどんどん追加修正するといったことは、多くの方がやっていなかったことではないでしょうか?
また、ノートは短く分かりやすくまとめて書くのが良いと思われていた方にとって、①ノートは苦労してまとめる③ノートは書けば書くほどいいといったことは、少し驚きがあったのではないでしょうか?
これから、それぞれの基本ルールについて、なぜ効果があるのかについて本書をもとに紹介していきます!
ノート術の基本ルール①:ノートは苦労してまとめる
最近では、先生が書いた黒板をスマホやタブレットで写真を撮らせているという学校があるという話をチラホラ聞きます。
実際に私が大学生の時も、先生が書いた黒板を写真で撮ることが許可されている授業がたくさんありました。
これは、一見、ノートの書く時間を節約することが出来るため、効率的なように思えます。
しかし、記憶の定着という観点からみると、実際には逆効果なんです!
脳に汗をかきながら、ノートを書いていかないと、記憶に定着しません!
脳に汗をかくとは、あなた自身の言葉でノートを書くということです!
先生が書いた文字をそのまま書き写すのではなく、あなたの言葉で書くことによって、能動的にノートをとることが出来ます。
それが、記憶の定着に効果があるんです!
ノート術の基本ルール②:デジタルツールより手書きでまとめる
皆さんはノートをとる時に、タブレットやパソコンを使っているでしょうか?
大学の授業はipadでノートを書いているという話もよく聞きます。
また、私が大学時代の同級生にもパソコンでノートをとっている人がチラホラいました。
しかし、記憶の定着や目標の達成を高めるためには、手書きでノートを書いた方が良いことが、プリンストン大学の調査から分かっています。
理由は、パソコンの場合は入力が手書きよりも簡単なため、何も考えずに打つ状態になりやすいためです。
また、読書も電子よりも紙の方が記憶に定着しやすいと言われています。
これは、現時点では紙よりも電子の方が集中力が落ちやすいからだと考えられています。
そのため、ノートはipadやパソコンではなく、紙で手書きで書いていくのがベストです!
ノート術の基本ルール③:ノートは書けば書くほどいい
ノートを書くのは疲れるから、たくさん書きたくないとという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ノートは書けば書くほど、学習結果は良くなることが、ニュージーランドのオタゴ大学の調査から分かっています。
とはいえ、先生や講師の言った言葉を一語一句、もれなく書き写すことには、あまり意味がありません。
先ほど書いた通り、あなた自身の言葉で書く必要があります!
また、あなたの感情を書いていくことによって、さらに記憶の定着度を上げることが出来ます。
なぜなら、脳は感情が動かされた情報を優先して記憶していくからです。
その話を聞いて、あなたはどう思ったのか?またその情報を見て思いついたことなどをノートに書いていきましょう!
ノート術の基本ルール④:ビジュアルを駆使する
ビジュアルの効果は、すでにご存知の方が多くいらっしゃると思います。
文字だけよりも、図やイラストがあった方が記憶に残りやすくなります。
しかし、中には私のように「自分は絵が下手だから、、、」という方もいらっしゃると思います。
私と同じような方、安心してください!笑
絵が上手いかどうかは記憶の定着には関係ありません!
そのため、たとえ絵が下手であっても、絵が上手い人と同等の効果を得ることが出来ます!
ノート術の基本ルール⑤:ノートを取りながら自分に質問する
ノートを取る時は、ただ書き写すだけでなく、「今回は何を学ぶのか?」「今回の一番のポイントは?」など自問自答しながら書いていきましょう!
このノートのとりかたは、戦略的ノート術として知られています。
実際にテンプル大学が学習障害に悩む104人を対象に行った調査では、この戦略的ノート術を使うことで、記憶の定着度が大幅に上がりました!
戦略的ノート術では、具体的に次の3つについて考えていきましょう!
①講義前に「自分今日の講義内容について何を知っているのか?」を明確にする
②講義の最中に「今自分は何を学んでいるのか?」を明確にする
③講義後に「自分は何を学んだのか?」を明確にする
『超戦略ノート術』より
ノート術の基本ルール⑥:ノートはどんどん追加修正する
書き終わった後のノートでも、あとから書き足していくことによって、記憶の定着に効果があることが、ネブラスカ大学の研究から分かっています。
後から書き足すことによって、ノートの量が増える+情報と情報がつながり記憶に定着しやすくなる効果があります!
また、ノートの書き足しは、一人ではなく、他の人と一緒にやる方が効果があります。
理由は、自分一人で考えるよりも、他の人と考えた方が、新しく斬新なアイデアが思いつきやすいからです。
もし、他の人と一緒に出来ない状況であれば、「〇〇だったら、こう考える」と、想像するだけでも効果があります!
DaiGoオススメの最強のノート術!
DaiGoさんがオススメしている最強のノート術とは、ズバリ「オリガミノート」です!
「オリガミノート」とは、学びたいことをクイズ形式でまとめていくノート術です。
学びたいことをクイズ形式にまとめ、クイズを解くことによって、①確実に成績が上がる②本番に強くなるといった効果があります。
クイズ形式で問題を解くことは、「検索練習」と呼ばれ、これを繰り返すことによって、記憶の定着率が上がるだけでなく、記憶を引き出す作業になれることができるため、本番に強くなることが出来ます。
実際にDaiGoさんは、普段から「オリガミノート」を愛用しており、このおかげでYouTubeや講義で話すことが出来ていると本書で書かれています。
そんな「オリガミノート」ですが、次の6ステップで使っていきます!
①ノート折る
下の画像のように紙を折っていきましょう!
用紙の左側はクイズを書き込むため、3分の1くらい開けておきます。
②本文を書きこむ
中央の六角形の部分に学んだ内容を書いていきます。
③クイズ化する
左側にクイズを書いていきます。
その際に、次の3点を意識して書いていきましょう!
①本文の中で自分の理解があいまいなポイントはどこか?
②本文の中で特に重要なポイントはどこか?
③理解があいまいなポイントと重要なポイントをクイズにするのはどうすればいいか?
『超戦略ノート術』より
④本文に問題番号を振る
本文の中から、③で作ったクイズの答えとなる部分に線を引き、問題番号を振りましょう。
これを行うことで、復習がスムーズになり、学習効率を上げることが出来ます!
⑤クイズに挑戦する
ここまで来たら、実際にクイズを解きます。
しかし、作成後すぐに解くのではなく、1週間ほど時間を空けてから解きましょう!
時間を空けることで、記憶があいまいになります。
その状態で学習することで、なんとか思い出そうとする状態を作ることが出来ます。
実は、記憶の定着には何とか思い出そうとするステップが大切なんです!
そのため、少し間を開けてからクイズを解く方が効果があるんです!
⑥間違えのチェックをする
クイズで間違えた問題があったら、ノートの端の織り込んだ部分、ヒントを書いていきます。
これを行うことによって、情報を新たにリンクさせることができ、記憶の定着率をアップさせることが出来ます。
作ったヒントを参考に、全問正解できるようになるまで繰り返していきます!
『超戦略ノート術』を読んだ感想
本書に書かれている内容や、私が小学校の時から言われてきたことと、真逆のことが多かったです(笑)
特に、ノートは成績にも関わっていたため、何を書くかよりも、いかに見た目よく書くかに注意がいっていました。
その結果、ノートを書いたことに満足してしまい、見直すことがなく、記憶にも定着していませんでした。
これは大学受験の時にも続いており、自分でまとめたノートを使って勉強するというよりも、学んだ内容を綺麗にまとめることに時間を多く使っていたのかなと思います。
さらに、社会人になってからは、とりあえず書くという形だけ残り、あとでそのノートを見返すことはやってきませんでした。
その結果、ノートで書いたことをもう一度先輩に聞いたり、同じようなミスをしてしまったりとポンコツをかましています(笑)
ノートを書くのは、文字を書くことではなく、知識を得てそれを生かすことが大切です。
そのためにも、科学的に正しいノート術を実践していく必要があると思います。
これまで、ノートを書いても頭に残らない、もっと学習効率を上げたい!という方は、ぜひ『超戦略ノート術』を読んでみて下さい!
ではでは。