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要約&書評

【要約&書評】あなたの給料が上がらない不都合な理由

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今回は上念司さん著の『あなたの給料が上がらない不都合な理由』について紹介していきます。

皆さんは、日本はオワコンだから日本で働いても豊かになれないと聞いたことがないでしょうか?

日本の平均賃金はここ何年も伸びておらず、多くの国に抜かれてしまっています。

なぜ私たちの給料が上がらないのか?

給料が上がらない日本で、私たちはどうすればいいのか?

本書では、経済評論家である上念さんが、そのような疑問や不安に答えてくれています!

この記事では、私たちの給料が上がらない理由、日本は本当にオワコンなのか?、給料を上げるためにはどうすればいいのか?の3本立てで紹介していきます!

 

youtubeではアニメーションを使った解説動画を上げています!

よろしければ、こちらもご覧ください!!


あなたの給料が上がらない不都合な理由の要約

 

なぜあなたの給料が上がらないのか?

給料が上がらないのは、あなたの会社の社長がケチで、あなたを搾取しているからでしょうか?

もちろん、中にはブラック企業もありますが、あなたの給料が上がらない理由は別にあります。

それは、「一度給料を上げたら下げられないから」です!

例え今年度の業績が良かったとしても、その業績が永久に続く保証はありません。

実際に過去には、バブルの崩壊が日本でもありました。

そして、まさに今コロナショックによる景気の落ち込みもありました。

そういった時に、社員に給料を払い続けて、雇用を確保するために、給料が上がらないのです。

では、上がらなかった分のお金はどこにいったのか?

会社は内部留保という形で、会社に貯金をしています。

内部留保がたくさんあることで、今回のようなコロナショックが起きても、内部留保から補填することができ、社員の雇用を守ることができます。

会社が内部留保に溜め込むようになってしまった原因は他にもあります。

日本は、これまで不景気だと言われ続けてきました。

ですが、これまでに何回か景気が良くなりかけたことがあったんです。

しかし、そのたびに政府や日銀が突如、緊縮財政や金融引き締めを行って、景気が良くならなかったと本書では書かれています。

そのため、会社の経営者たちは、景気が少し良くなかったからといって、そのまま社員の給料を上げるということはできないのです。

こういった現状があるため、企業は内部留保をため込むようになり、安定した雇用と高い給料を両立することができないのです。

そのため、安定をとると給料が上がらなくなってしまいます。

ですが中には、日本がオワコンだから給料が上がらないのでは!?と思われる方もいるかもしれません。

そこで続いては、よく言われるように、日本はオワコンなのか?について紹介していきます。

 

 

日本人の平均賃金は低い!?

おそらく、各国の平均賃金の比較表をみたことがある方は多いと思います。

 

 

https://www.asahi.com/articles/ASPBM54P1PBCULFA023.htmlより

 

他の先進国と比べて、日本は平均賃金が上がっておらず、日本は世界から置いてかれていると話題になっていますね。

私も、この表を記事でみたことがあり、「日本はオワコンなのか〜」と思っていました。

ですが本書では、日本は言われているほどひどくない!と書かれています。

そもそもOECDが出している、この表にはいくつかの注意点があります。

まず日本の平均給料が下がっている原因は、65際以上の非正規雇用が増えたことにあります。

年功序列によって高い給料を貰っていた人が、給料の低い非正規雇用になったため、平均賃金が下がってしまうのは当たり前なんです。

また、日本は平均賃金が上がっている他国と比べて、物価がほとんど上がっていません。

例えば日本ではビックマックが一個390円ですが、アメリカでは約670円もします。

日本に平均賃金を追い抜いた韓国でも、ビックマックは1個約440円もします。

そのため、給料が上がったとしても、物価がさらに上がっていれば、かえって生活が貧しくなってしまいます。

さらに、各国の平均賃金を計算する上では、失業者の給料はカウントされていません。

そのため、極端な例を挙げれば、10人中9人が失業中でも、残りの1人が年収1000万円であれば、その国の平均賃金は1000万円と算出されてしまうわけです。

もちろん、平均賃金が上位の国の中には、失業率が低い国もあります。

ですが、失業率が高く、一部の特権階級だけが多額の収入を得ているような国も上位に多くランクインしています。

そこで日本はどうかというと、日本の若者の失業率は、OECD加盟国の中でも最も低いのです!

 

 

そのため、平均賃金の比較だけを見て、日本はオワコンだ!と判断することはできないのです。

もちろん、決して日本が世界でも豊かであるとは言い切れません。

ですが、多くのところで言われているほど、日本は悪くありません。

実際にノーベル経済学賞を受賞した、ポール・クルーグマン氏も、日本経済のことを褒めています。

そのため、日本はオワコンだから、日本人の未来はお先真っ暗だと絶望する必要もありません。

もちろん、給料を上げたければ、それ相応のリスクを取ったり、努力をする必要があります。

そこで最後は、給料を上げるためにはすべきことについて紹介していきます!

 

給料を上げるためにすべきたった1つのこと

あなたが給料を上げるためには、どうすればいいのか?

給料を上げるためにすべきことについて、本書では次のように書かれています。

 

着地点を決めて、人の目に止まるような実績を出し、誰かに引っ張ってもらう

 

まずあなたがするべきことは、人生の着地点を決めることです。

あなたが何を目指しているのか?本当に高い給料が必要なのか?を考えていきましょう。

高収入を得ようとすれば、自分で企業をしたり、雇用が安定していない企業にいくなど、リスクを取らなければいけません。

果たして、本当にリスクを取ってまで給料を上げにいく必要があるのか?を考えるためにも、あなたの人生の着地点を考えていきましょう。

そして、給料を上げたければ、当たり前ですが、まずは本業を頑張りましょう。

本業を頑張り、目覚ましい実績を上げることで、会社内で昇進することができたり、他の会社からヘッドハンティングされるなど、引っ張られる存在になります。

引っ張られる存在になるということは、求められる人材だということなので、その分給料も上がりやすくなります。

そのため、まずは今の本業を頑張って、ステップアップしていくことが大切です。

ですが中には、起業なんて高いリスクを取りたくないけど、さっさと仕事を辞められるくらいのお金が欲しい!という人もいると思います。

そういった方には、私が以前紹介した『年収300万円FIRE』や『年収300万円からでもFIREできる「お金」のベストセラー50冊から目的別ノウハウを一冊にまとめてみた!』という本が役に立ちます!

こちらの動画では、FIREを達成するための投資法について解説していますので、よろしければご覧ください!


 

あなたの給料が上がらない不都合な理由を読んだ感想

 

私は本書を読むまでは、日本はオワコンなんだと思っていました笑

ネットの記事やツイッターを見ると、各国と日本の平均賃金の比較グラフがバズっており、日本はやばいと思い込んでしまいました。

本書に書かれているような、どうやって数字が計算されているのか、そのデータの出し方に問題がないかを考えようとせず、ただ書いてある衝撃的な言葉だけに踊らされていました。

そのため、本書を読んで、騙されないためには正しくデータを見ることが大切であり、色んな意見・考えを比較することの大切さを、改めて学ぶことができました。

本書では、この記事では紹介しきれなかった、今後の日本経済についても書かれています。

また記事で紹介した内容も、より詳細に解説されています。

そのため、日本の経済や私たちの給料について、正しい情報を知りたい!という方は、ぜひ本書『あなたの給料が上がらない不都合な理由』を読んでみてください!


ではでは。

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