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【要約&書評】転換の時代を生き抜く投資の教科書

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今回は、後藤達也さんの著の『転換の時代を生き抜く投資の教科書』を紹介していきます。

投資を始めようと思っているけど何を学べばいいかわからない、投資を始めたけどなんとなくやってしまっているという方はいらっしゃらないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である後藤さんは、元日本経済新聞記者で、現在もツイッターやYoutube、noteなどで経済や投資についての情報を発信されています。

本書ではそんな著者によって、投資に必要な知識が網羅的にまとめられています。

そのため、この1冊を読めば経済や投資について体系的に学ぶことができます。

この記事では、その本書の中から、投資が欠かせない時代が来ている、投資はお金ねを増やすことがだけが意義ではない、株価を見る3つの目について紹介していきます。

転換の時代を生き抜く投資の教科書の要約

 

投資が欠かせない時代が来ている

皆さんは投資に対して、どのようなイメージを持っているでしょうか?

私は幼少期から祖父母から、投資は無くなってもいいお金でやるものだと言われてきたので、金持ちの人にしかできないイメージがありました。

そのため社会人になってからしばらくは、投資は自分には関係のないものだと思っていました。

もしかしたら中には、投資は怖いもの、素人が手を出したらいけないものというイメージを持っている方もいるかもしれません。

特に日本のバブルが崩壊した後、日本の経済や株価はずっと低迷していたままでしたので、この時期を過ごされていた方には、投資に対してネガティブなイメージを持っているかもしれません。

またバブルを経験していない若い世代も、バブル崩壊を経験した両親から、投資は怖いものと教わってきたという方もいると思います。

ですが、時代は変わりました。

多くの方がニュースで一度は聞いたことがあると思いますが、2023年には日経平均株価が33,000円を突破しました。

これは、日本の経済がこれから変わりそうだと期待している投資家が、日本株を買い増しているからなのです。

また2024年からは、NISA制度が改正され、投資枠の大幅な増加、非課税保有枠の無期限化されるなどして、政府が家系での安定的な資産形成を後押ししてくれています。

さらに円安やインフレによって、最近では物の値段が上がってきています。

皆さんも、最近は商品やサービスの値段が上がるニュースをよく目にするようになってきたのではないでしょうか?

多くの方がご存知かもしれませんが、日本円だけを持っている状態では、円安やインフレに大きく影響を受けてしまいます。

銀行にお金を預けても、ほとんど増えないのに、物価だけ上がっていくからです。

そこで投資をしたり、外貨資産を持つことによって、円安やインフレのショックを和らげることができるのです。

今は人生100年時代、老後2000万円問題と言われている時代です。

データによっては、老後2000万円では足りないのではないかとも言われています。

残念ながら老後にもらえる年金だけでは、老後の生活資金を賄うことはできないと思います。

また65歳を超えて働くこともできますが、70歳、80歳まで健康を維持して働き続けることができるかは分かりません。

そのため、老後の生活に必要な資産を蓄えておく必要があります。

だからこそ、これからは貯金だけでなく、投資によって資産形成をする必要があり、投資は自分には関係ないでは済まされないのです。

 

投資はお金を増やすことがだけが意義ではない

先ほどは、今は将来に向けた資産形成のために投資は欠かせなくなるということについて紹介してきました。

もちろん、多くの人が投資をする目的は、お金を増やすことだと思います。

ですが、投資をすることで得られるものは、お金を増やすことだけではないのです。

実際に投資を始めてみると、あらゆるものへの関心が飛躍的に高まると本書では書かれています。

経済や企業のニュースはもちろんですが、政治や海外、テクノロジーに関するニュースを読む機会が自然と増えていきます。

私も投資を始める前は、youtubeで娯楽動画ばかりみていました。

ですが積み立てNISAで投資を始めてからは、確かに経済や企業のニュースが目に入ることが多くなってきました。

以前からも、スマホの画面にはそういった記事は表示されていたはずですが、投資を始める以前は、全く興味がなかったため、勝手にスルーしていたのだと思います。

また最新のテクノロジーについての記事を読む中で、AIへの興味も出てきて、現在ではAIを使った動画作成にも挑戦しています。

他にもウクライナ情勢や脱炭素といった出来事がなぜ株価に関係してくるのかといったことを調べることで、株価のメカニズムだけでなく、幅広い教養や知識を身につけることができます。

このように投資を始めることで、あらゆることへアンテナが向くようになり、自分に入ってくる情報が変わるのです。

そういった知識は、仕事や転職に役立つものであり、自分自身のビジネス戦闘力を高めることにつながるのです。

もしかしたら、今の給料では月に1万円か2万円くらいしか投資に回すことができないから、投資を始めても意味がないと感じている方もいるかもしれません。

当然投資は元手が多い方が、増えるお金の額も大きくなります。

ですが、これまで紹介してきた通り投資をすることで得られることは、お金を増やすことだけではないのです。

そのため、今は少額しか投資ができなかったとしても、投資を始める価値は十分にはあります。

 

株価は3つの目でみよう!

なぜ株価は上がったり下がったりするのか?

それがわからなければ、どの銘柄が買い時なのか判断することができません。

そこで本書では、株価は虫、鳥、魚の3つの目で見ることがおすすめされています。

本書では、それぞれの目の特徴について次のように書かれています。

 

「虫の目」は近い距離から、じっくりと、いろんな角度から、ものごとを見る目です。

「鳥の目」は空から全体を見渡す感じです。

「魚の目」は距離というよりも、水の流れ、潮の流れを読むイメージです。

『投資の教科書』より

 

株式市場は、この3つの目を組み合わせてみていきます。

まず虫の目で見るのは企業です。

その企業はどれくらいの利益を上げているのか?また今後は成長するのか、それとも衰退するのかといったことをみていきます。

そして、企業の発表資料やニュースから今の株価は妥当なのかを考えていきます。

株価が妥当なのか、それとも割安なのか割高なのかを判断する際の基準には、配当利回り、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)の3つがあります。

その3つの見方については、本書で実際の企業の例をもとに、詳しく紹介されておりますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

またPERについては『ガチ速FIRE』の紹介動画で、PBRは『「日経平均10万円」時代が来る!』の紹介動画で詳しく解説しておりますので、ぜひこちらの動画も参考にして見てください!

では続いては鳥の目です。

株価は企業の力だけでは、どうにもならなこともあります。

景気が悪ければ、企業が頑張っていたとしても、株価は思うように伸びなかったり、下がってしまうこともあります。

また賃金や物価、各国の政策などによっても左右されてしまうことがあります。

そのため、ある企業の株を買ったからといって、その企業の情報だけを確認していればいいわけではありません。

鳥の視点を使って、幅広く経済ニュースを読んで、保有している株や購入を検討している株に、どのような影響を与えるのかを考えることが大切です。

最後が魚の目です。

魚の目では、世の中の流行り廃れを見ていきます。

今はChatPTをはじめ、さまざまなAIが台頭してきており、AIブームが到来しています。

今後、AIによって私たちの生活がどのように変わっていくのか、またどの企業がAI業界のトップに君臨することになるのかは、現時点では分かりません。

ですが多くの投資家の期待が集まり、投資をするようになれば、その企業が本当にお金を稼ぐことができるか不明であったとしても、株価は上がります。

市場の雰囲気やお金の流れを見るためには、虫の目や鳥の目とは違って視点で見る必要があります。

もしかしたら、魚の目によって、今のアップルやAmazonのように成長する企業を、今見つけ出すことができるかもしれません。

この3つの目は、それぞれ別のものを見ていますが、見ている情報やデータは繋がっています。

世の中の景気を見ることは鳥の目ですが、景気の良し悪しに対して、その企業がどのような対処を取るのかを見ることは虫の目になります。

このように、それぞれの目で見た情報を別々のものとして捉えるのではなく、組み合わせてみてあげることで、株価がなぜ動くのかをより深く理解することができます。

本書では、この3つの目の使い方について、実例をもとにがっつり解説されています。

そのため、株価がなぜ動くのかを深く知りたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

本書ではこの記事では紹介しきれていない、投資をする上で知っておくべき知識がまだまだ紹介されています。

そのため、これから投資を始めようと思っているけど何から勉強すればいいかわからないという方や、投資を始めたけどよくわからずにやっているという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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ではでは。

 

 

 

 

 

 

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