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要約&書評

【要約&書評】WORK|価値ある人材こそ生き残る

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今回は、Motoさんこと、戸塚俊介さん著の『WORK 価値ある人材こそ生き残る』という本を紹介していきます。

motoさんは、新卒で地方のホームセンターへ入社後、リクルートなど大手に転職し、営業部長や事業責任者を務めてきた方です。

現在はmoto株式会社の代表取締役を務められています。

本書は、そんなmotoさんが「働き方」について書かれた本です!

この記事では、本書の中でも私が特に大切だと思ったことに絞って紹介していきます!

 

Youtubeでは、アニメーションを使った解説動画をあげています!

よろしければ、こちらもご覧ください!!

WORKの要約

仕事に探される人になれ!

ひと昔前は、終身雇用や年功序列といった制度があり、公務員や大手企業に就職することで「安定」を手に入れることができました。

しかし、現在では「安定」は幻想となってしまいました。

終身雇用や年功序列はなくなり、いつ誰にでも、給与カットやリストラは起こります。

そういった時代でも、本当の「安定」を手に入れるためにはどうすればいいのでしょうか?

本書では、本当の「安定」は、「仕事に探される人になる」ことで手に入ると書かれています。

あなたが仕事を探す側ではなく、あなたが仕事に探されるようになれば、もちろん仕事は無くなることはありませんし、給料も高くなります。

では「仕事に探される人」になるためにはどうすればいいのか?

仕事に探される人になるためには、まずは目の前の仕事と向き合って、「成果を出すこと」が大切であると、本書では書かれています。

成果を出さなければ、あなたの評価を上げることはできません。

成果を出し、あなたの会社の売上に貢献することで、あなたの価値・評価を高めることができます。

その結果、どの会社からも必要とされる人材になることができます。

本書では、「仕事に探される人」になるための仕事術について書かれています。

これから、本書に書かれていることの中でも、特に私が重要だと思ったポイントを紹介していきます。

 

仕事のアクションは自分で起こせ!

皆さんは、毎日仕事に追われているでしょうか?

仕事に追われていると大変ですが、仕事が全くないよりも安心感があるかもしれません。

しかし、その仕事は「あなたが生み出した仕事」でしょうか?

やらされている仕事ばかりではないでしょうか?

いくら仕事が多かったとしても、やらされている仕事ばかりでは、あなたの価値を上げることはできません。

また、上司の指示がないと仕事がない人は、会社に依存するようになってしまいます。

会社は、仕事を生み出して、お金を稼げる人に、その対価として給料を払います。

そのため、やらされている仕事ばかりではなく、自分から仕事を生み出していく必要があります。

何も新しいプロジェクトを作るなど、最初から大きな仕事を生み出さなくても大丈夫です。

次回のミーティングの前に、事前に資料を送っておく、小さい仕事でも構いません。

小さい仕事でも、周りの人にとって価値のあるものであれば、あなたの評価は上がっていきます。

中には、「給料はあまり変わらないのだから、無駄に働かずに楽をした方がいい」と思う方もいると思います。

私も本書を読むまでは、そのような考えを持っていました笑

しかし、この考え方は、とても勿体無いものなのです!

あなたが自分で仕事を生み出したとしても、すぐに給料が上がることは少ないと思います。

それでも、長期的に見ると、自分で仕事を生み出していく人の方が、周りよりも経験値が高くなります。

周りよりも経験値が高くなれば、その会社での評価も上がっていきますし、人材の市場での評価も上がっていきます。

私の先輩にも、自分で仕事を生み出して、評価を上げていった方がいました。

その当時私は、社会人を対象とした、英語のパーソナルトレーナーとして働いていました。

私は、研修で学んだ通りのカリキュラムや用意された教材だけで、授業を進めていました。

ほとんどの方は、私と同じように、指定のものだけで授業をしていたと思います。

しかし、その先輩だけは、その生徒に合わせて自分で教材を作っていたり、学習計画を表にして作って渡していたりと、自分で仕事を作って、提供していました。

その結果、先輩の担当した生徒はどんどん成績を伸ばしていったり、受講期間が他の生徒よりも長く、売上にも貢献していました。

私も、その先輩から仕事を学んでおけばよかったと後悔しているのですが、その当時は先ほども触れた通り、「楽して働きたいマインド」になっていました笑

私もこれから、自分で仕事を生み出して価値を上げられるように頑張りたいと思います!

 

誰もやっていない仕事こそ、ローリスク・ハイリターン

皆さんの職場には、「やるべきなのに、誰もやりたがらない仕事」はないでしょうか?

そういった仕事こそ、チャンスであると本書では書かれています。

誰もやっていない仕事や、やりたがらない仕事でミスをしたとしても、責められることはありません。

しかし、それで成果を出すことができれば、あなたは大きく評価されます。

そのため、誰もやっていない仕事ほど、ローリスク・ハイリターンなんです!

実際に著者は、以前働いていたホームセンターで、誰をやりたがらない仕事をして評価を上げたそうです。

そのホームセンターでは、ポイントカードの入会キャンペーンを実施したのですが、誰もやる気がない状態でした。

そこで著者が主体的にキャンペーンを進めたことで、ポイントカードのユーザーを増やすことが出来たそうです。

ユーザーが増えたことで、最終的に会社の売上にもつながり、評価も上がったそうです。

皆さんの会社にも、「これをやったら売上が上がるのに」と思う仕事があると思います。

そういった仕事を見つけたら、自分ができるところからやってみましょう!

 

作業ではなく仕事をしろ!

皆さんが毎日やっている仕事は、本当に仕事でしょうか?

もしかしたら、あなたがやっている仕事は、仕事ではなく作業かもしれません。

そして作業ばかりしていると、あなたの市場価値はどんどん下がってしまうかもしれません。

作業とは、言われた仕事を何を考えずに、ただこなしている状態です。

上司から頼まれたデータ入力の仕事でも、なんとなく入力するのは作業です。

一方で、そのデータ入力にはどんな目的があり、そのデータは何に使われるのかを考えながら進めることは仕事です。

こうやって入力した方が見やすい、この数字がいつもよりも落ちているといったことに気づくことができれば、会社に対して価値を提供することができます。

なんとなく作業をするのではなく、あなたの脳みそに汗をかきながら仕事をすることが大切です。

脳味噌に汗をかきながら仕事をしていると、これまで経験したことがないことも起こるかもしれません。

もしかしたら失敗もするかもしれません。

しかしそのときに、「なぜ失敗したのか?」「どうしたらよかったのか?」といったことを考えて、次に繋げることで、あなたの経験値と評価を上げることができます!

 

会社はビジネスパートナー

皆さんは会社を利用しているでしょうか?それとも会社に利用されているしょうか?

会社に利用されている状態では、あなたは言われた仕事しかできない人になってしまいます。

そのため、会社は利用するものであり、ビジネスパートナーであるという視点を持ちましょう。

そうすれば、「会社をどうやって使ったら、自分の市場価値を上げることができるのか?」という考え方ができるようになります。

会社員は、仕事で失敗しても、すぐにクビにはなりません。

また給料が0になるわけでもありません。

そのため、会社をビジネスパートナーとして利用して、あなたのためにチャレンジしていきましょう!

もちろん、あなたの働きで会社の利益が上がっとしても、全てがあなたの収入にはなりません。

しかし、成果を上げることができれば、これまでできなかった仕事ができるようになったり、より大きな仕事を任されるようになります。

そうなれば、あなたの価値をより高めることが出来ます。

あなたの価値が高まれば、転職のオファーをもらうことができるかもしれません。

 

コミュニケーションは結論ファーストで伝えよう!

仕事でのコミュニケーションに悩みを持っている方は多いと思います。

言いたいことをうまく伝えることができない、上司に報告してもわかりづらいと言われてしまうなど、色々とあると思います。

伝達ミスが原因で、大きな失敗につながってしまうこともあります。

そのため、仕事ができるようになるためには、伝え方を磨くことも大切です。

そこで、次の3点を意識していきましょう。

 

①結論から話す

②事実と感想を分ける

③相手が聞きたいことを想像しながら話す

『WORK』より

 

それぞれのポイントについて紹介していきます。

結論から話すとは、質問に対して、端的に的確に答えることです。

例えば上司から、「今日は何件のアポが入ってる?」と聞かれた時の答えは、「今日は〇〇件のアポが入っています」です。

このときに「今日は、1件目がA社で、2件目がB社で、3件目がC社です」と答えてしまうと、それは質問の答えになっていません。

これでは上司は、あなたの説明を最後まで聞かないと、今日は3件あることを理解することができません。

そのため、相手が何を知りたいのかを質問から考えて、端的に話すようにしましょう。

また、事実と感想を分けて話せる人は価値が高まります。

「今日の問い合わせがあったお客さんは申し込んでくれた?」という質問に対して、「大丈夫だと思います」という回答では、質問の答えになっていません。

そこで先に「申し込みをしてくれたのか、してくれなかったのか」という事実を伝える必要があります。

事実を伝えた後で、大丈夫だと思うといった、自分の感想を伝えましょう。

このように事実→感想の順番を意識していきましょう。

最後に相手が聞きたいことを想像しながら話すです。

あなたが買い物をしているときにことを思い浮かべてください。

店員さんに質問をしても、自分の聞きたかった答えが返ってこなかったとき、どのように感じるでしょうか?

おそらく多くの方が、「この人に聞いてもだめだ」と思うと思います。

これは、相手が何を聞きたいのかという想像が足りないことが原因だとで起こります。

そのため、あなたが何かを伝えるときも、相手が何を聞きたいのかを常に考えるようにしましょう。

相手が聞きたい情報を常に与えることができれば、相手から信頼を得ることができますし、仕事をスムーズに進めることができます。

 

 

WORKを読んだ感想

本書は、これまで何となく働いていた私に喝を入れてくれた1冊だと思います。

私も会社で活躍して、年収を上げたいという願望がありましたが、どう働けば自分の価値を高められるか分かっていませんでした。

どうやって働けばいいかが分かっていないから、なんとなく働いてしまったり、つい楽は方へと逃げてしまったのだと思います。

しかし、本書を読んだことで、明日からどうやって働けばいいのかが明確になりました。

また、仕事に対しての熱も上がったと思います!

これまでの働き方を変えたい!仕事で活躍して自分の価値を高めたい!という方は、ぜひ『WORK価値ある人材こそ生き残る』を読んでみてください!


ではでは。

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