周りの目が気になって仕事に集中出来ない。
上司が不機嫌だと、自分が原因なんじゃないかと不安に思ってしまう。
他の人が怒られていると、自分まで怒られているような気分になってしまう。
このように、職場がしんどいと感じることはないでしょうか?
こういった悩みを持っている方は、HSPの可能性があります!
HSPとは、Highly sensitive personの略で、とても敏感な人のことです。
HSPは、周りの環境に対して敏感に反応してしまい、普通は気にならないことにも反応してしまう、繊細な人なんです。
そして、アメリカの心理学者であるアーロン博士によると、HSPは5人に1人いるとされています。
実は、冒頭にあげた悩みは私のもので、私もHSPなのかもしれません(笑)
もしかしたら、皆さんの中にも、周りに対して敏感に反応してしまい、職場にいると余計に疲れてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回紹介する、井上智介さん著の『繊細な人の心が折れない働き方』が、HSPさんが職場でラクに働けるようになる方法を教えてくれます!
Youtubeでは、アニメーションを使った解説動画をあげています!
よろしければ、ご覧ください!!
Contents
繊細な人の心が折れない働き方の要約
相手のイライラは相手の問題!
皆さんは、職場で上司や先輩が不機嫌だと、「自分が何か悪いことをしたのでは?」と不安に感じてしまうことはないでしょうか?
私も、朝から上司や社長の機嫌が悪いと、「もしかして自分のせいかな?」と心配になってしまい、仕事に集中出来ないということがあります。
特にHSPの人は、感度が高く、敏感に人の気持ちを察してしまいます。
また、自己肯定感が低く、評価軸を自分ではなく他人に合わせてしまうので、相手が不機嫌になると、自分が悪いと感じてしまいます。
そこで必要なのが、「相手のイライラは相手の問題と切り離して考える」ということです!
もし、相手のイライラがあなたのせいであれば、相手は何か言ってくるはずです。
あなたは、その時に対応すればいいんです!
結局、いくら考えても、不機嫌の理由は本人にしか分かりません。
考えても分からないことに、いつまでも悩むのでもしょうがないので、相手の問題だとわりきりましょう!
バリアを張ろう!
HSPの人は、人との境界線がもろく、職場の空気や人の言葉で気分が振り回されてしまいます。
私も、誰かが怒られていると、自分が怒られているわけではないのに、ドキドキしてしまうことが多々あります。
私と同じ悩みを持っている方にオススメなのが、デスクの上に自分がバリアだと思えるものを置くことです!
置くものは、ペンでも、水筒でもなんでも大丈夫です!
ネガティブな雰囲気になったら、そのバリアをじっとみて、「自分には関係のないこと」と、心の中で唱えましょう。
そうすることで気持ちが安定するようになります!
ちなみに私は、デスクの上に、水筒とコーヒーのペットボトルを置いています!
少し大きめのモノを置くと、よりバリア感が増すのでオススメです!
小さな成功体験を積み重ねよう!
成功する人の多くは、自信家であると本書で書かれています。
自信があることで、ドーパミンが分泌され、モチベーションが上がり、仕事がはかどります。
そして、結果が評価されると、承認欲求が高まり、さらにドーパミンが分泌されるという好循環が生まれます。
しかし、HSPの人は自己肯定感が低く、自分に自信を持つのが苦手です。
そのため、最初は、小さな成功体験を積み重ねていきましょう!
遅刻をしなかった、明るい声で挨拶ができたなど、些細なことでも大丈夫です。
ちなみに私は、自分から先に挨拶をする、1日に1回は上司に質問をすることを目標にしています!笑
仕事は必ずシングルタスクでやろう!
特にHSPの人は、マルチタスクが得意ではありません。
マルチタスクよりも、ひとつのことをじっくり行う「シングルタスク」が得意です。
しかし、仕事中は、色んなことを頼まれたり、同時並行で進めなければいけないこともあります。
そんな時、資料を作成しているときに、ふと別の仕事のことを思い出し、あれもこれも手を付けてしまい、全部が中途半端になってしまったという経験はないでしょうか?
私も、一つの仕事に集中できず、勝手に一人でパニックになってしまうことがありました。
そこで大切なのが、仕事をリストアップして優先順位を決めることです!
頭の中で考えようとするよりも、紙に書き出す方が、整理されるのでオススメです!
そして、優先順位を決めたら、全部終わらせることを考えるのではなく、「出来るところまでやろう」と考えましょう。
最低限、優先順位が高いものが終わっていればいいのです。
仕事をしている以上は、やることはなくなりません。
あなたの仕事が終わらなかったとしても、会社はつぶれませんが、あなたがつぶれてしまう可能性があります。
あなたを大切にするためにも、「出来るところまでやろう」というマインドを持つようにしましょう!
疲れたら一人になろう!
これまで紹介した方法を実践したとしても、やはり他人といると心が休まらないこともあります。
特に仕事のように、長時間、他人と同じ空間にいるときは、常に周りの空気を敏感に察知してしまい、クタクタになってしまいます。
この敏感スイッチは、自動的にオフにはならないため、自分で意識的にオフにする必要があります。
そこで大切なのが、ひとりになれる場所を見つけることです!
ひとりになれる場所であれば、トイレや階段など、どこでも大丈夫です。
私は仕事中に、定期的にトイレに行くようにしています(笑)
特にトイレの個室は1人になれる空間なのでオススメです!
また、休憩時間に仮眠や目を閉じることも効果的です。
目を閉じるだけでも、刺激を大幅にカットすることが出来ます。
辛いときは、頑張りすぎず、あなたの敏感スイッチをオフにしてあげましょう!
繊細な人の心が折れない働き方を読んだ感想
HSPは病気ではなく、気質のため、薬で治せるというものではありません。
しかし、これまで紹介してきた方法で、上手にあなたをコントールできるようになります。
また、この記事ではHSPさんが職場でラクに働けるための方法を紹介してきたため、HSPさんのネガティブな面ばかりにスポットを当ててしまいました。
ですが、HSPさんだからこそ、持っている強みがあります。
本書では、その強みについても書かれています。
そして、その強みは必ず周りの人にとって必要なものです。
また、HSPさんがより能力を発揮できるようにするための、職種別アドバイスも本書には書かれています。
職場や大勢と一緒にいるとしんどいと感じてしまう人は、ぜひ『繊細な人の心が折れない働き方』を読んでみて下さい!
ではでは。