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要約&書評

【要約&書評】後悔しない時間の使い方

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今回は、ティボ・ムリスさん著の『後悔しない時間の使い方』を紹介していきます。

皆さんには、やりたいことがあるのについ先延ばしにしてしまう、いつもスマホばかりみてダラダラしてしまうといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方におすすめの1冊です!

本書では、後悔せずに時間を有効的に使うための方法がまとめられています。

この記事では、その本書の中から生産性の本質とは、先延ばしグセを改善する方法、切迫感を持てということについて紹介していきます!


後悔しない時間の使い方の要約

生産性の本質とは?

おそらく、これまでに時間を有効的に使えるようになるために、生産性を高めるための方法が書かれた本を読んできたという方は多くいらっしゃると思います。

当然時間を後悔のないよう有効的に使うためには、生産的になる必要があります。

ではそもそも生産性とは何なのか?

より短い時間で多くの仕事をこなすこと、より価値を生む作業に取り組むことなど、様々な考えがあると思います。

そこで本書では、生産性の定義とは「楽しいと思うことや有意義だと感じることをして、その一方で大切な人と一緒に過ごすこと」だと書かれています。

いくら短い時間で多くの仕事をこなせたからといって、その仕事を自分が楽しいと感じることができていなかったり、意味を見出すことができていなければ、時間を有効に使っているとはいえません。

もちろん、仕事が辛い場合でも、その仕事をすることで家族を養ったり、子供たちに好きなことをさせてあげているなど、別の面での充実感を得ることができている場合は、時間を有効に使えているといえます。

そのため、生産的になるためには、まずは多くの時間を自分が意味があると思えることに使っているかを考えることが大切です。

そして、生産的になるために次に大切な要素が有意義な人間関係を築くことです。

皆さんが死ぬ直前に後悔しそうなことを考えてみてください。

おそらく、もっとネットフリックスを観ておけばよかった、Youtubeを観ておけばよかったと後悔することはないと思います。

きっと、家族や友人ともっと多くの時間を過ごしたかったと思うはずです。

ですが、現実では多くの時間をネットフリックスやYoutubeを見ることに費やしたり、目的もなくネットサーフィンをしている人が多くいると思います。

死を直前にした人が共通して持っている大きな後悔の一つが大切な人と過ごす時間が少なかったことです。

そのため、後悔のないように時間を使うためには、大切な人と一緒に過ごすことが重要なのです。

以上のことから、楽しいと思うことや有意義だと感じることに多くの時間を使い、なおかつ大切な人と一緒に過ごすことで生産的な時間を過ごすことができ、後期しない時間の使い方ができるといえます。

とはいえ、中にはどういったことに時間を使えば、自分にとって生産的になるのかわからないという方もいると思います。

そういった方は、次の質問の答えを本気で考えてみてください。

 

将来、自分の人生に満足し納得するためには、今日、今週、今年、どんな有意義なことに取り組む必要があるだろうか?

『後悔しない時間の使い方』より

 

あなたが死の直前に、どんな人生だったら満足することできるか、本気で考えてみてください。

本気で考えて答えを見つけることができたら、自ずとあなたが今何をするべきなのかが見えてきます。

 

先延ばし癖を改善する方法

おそらく中には、やりたいことは何となくわかっていても、それを行動に移すことができていない、つい先延ばしにしてしまうという方もいると思います。

そういった先延ばし癖を解消するためには、なぜ先延ばしにしてしまうのか理由を知ることが大切です。

本書では先延ばしをしてしまう理由を8つ紹介しておりますが、この記事ではその中でもまずクリアする必要があるものを1つ厳選して紹介していきます。

それが目標が明確ではないです。

本書では、目標が明確ではないとは、次の3つの点を理解していない状態であると書かれています。

 

①なぜその課題が重要なのか?

②自分は何をする必要があるのか?

③その課題にどう対処すればいいのか?

『後悔しない時間の使い方』より

 

まずなぜその課題が重要なのかが明確になっていないと、モチベーションを上げることができません。

なぜそれに取り組む必要があるのか、また何度も先延ばしにしているのであれば、それは本当に自分の人生にとって重要なことなのかを考えていきましょう。

続いて、何をする必要があるのかがわからないと、行動を起こすことができなくなてしまいます。

最終的なゴールが見えていないと、そこに辿り着くまでに何をすればいいのかがわからなくなります。

英語ができるようになりたいと思っていても、話せるようになりたいのか、英語で書かれた本や記事を読めるようになりたいのかといったように、目的が違えばそれに適した勉強法も異なります。

そのため、最終的にどんな状態になっていたいのかを明確にすることが大切です。

また中には最終的な状態がわかっていても、どうやったらそこに辿り着けるのか、方法がわからないという人もいると思います。

英単語を覚える必要があるとわかっていたとしても、具体的にどうやって覚えればいいのかがわからなければ、勉強する気になれません。

そのため、すでに同じような課題をやり遂げた人に相談をしたり、ネットや本などでやり方を調べるといったことをする必要があります。

そしてやり方がわかったら、課題をやり遂げるまでの計画を作ることも大切です。

そうすることで、実際に行動に移すことができるようになり、先延ばし癖を解消することができます。

このように、先延ばししてしまうのは、単にあなたが怠け者だからというわけではなく、課題対処への道のりが曖昧になってしまっていることが原因なのです。

そのため、どういった人生が自分にとって満足なのかがわかったら、それを達成するために、どんな課題をクリアする必要があるのか、またどうやったら課題をクリアできるのかといったことを明確にしていきましょう。

先延ばし癖については、私が過去に紹介した『先延ばしグセが治る21の方法』も役に立つと思います。

こちらの動画では、先延ばし癖を改善するためのテクニックを3つ紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

切迫感を持て!

私たちは、自分の命がいつ終わりを迎えるのか、正確に知ることはできません。

終わりがわからないからこそ、時間が無限にあるように思えてしまい、無駄なことに多くの時間を使うようになってしまうのです。

そのため、無駄なことに時間を使ってしまわないようにするためには、切迫感を持つことが大切です。

よく今年は〇〇を達成すると、年間の目標をたてる人がいます。

ですが、1年後の目標に向けて、ずっとモチベーションを維持し続けるのは、かなり難しいことです。

また1年後の目標だと、あまり切迫感がなく、今すぐに全力で集中して取り組もうとはならなくなってしまいます。

そのため今この瞬間に全力を捧げ、有効的に時間を使えるようになるためには、目標は遠い未来の曖昧なものにしてはいけないのです。

そこで切迫感を持つためには、3ヶ月単位で考えるようにしましょう。

今持っている年間の目標を3ヶ月後に達成すると考えてみてください。

そうすると自然と、残されている時間が少ない、すぐに行動しなくてはと感じるはずです。

このように、1年かけて達成する予定だった目標を3ヶ月以内に達成すると考えるだけで、簡単に切迫感を持つことができ、日々の時間の使い方が変わります。

もちろん、中には3ヶ月では達成不可能な目標もあると思いますが、その場合でも3ヶ月以内に達成すると想像しましょう。

そうすることで、より一層時間をより大切に使うようになります。

また切迫感を持つためには、頻繁に期日を設定することも効果的です。

人にはパーキンソンの法則という、仕事は完成に与えられた期間いっぱいに膨張するという性質があります。

そのため、期日がないとその分完成までに時間をいっぱい使うようになってしまうのです。

そこで期日を頻繁に設定することで、パーキンソンの法則をうまく活用して、どんどんと課題をクリアしていくことができるのです。

さらに期日を頻繁に設定することで、進捗状況を的確に把握することができるといったメリットもあります。

これまで達成したい目標は立てても、すぐに行動に移すことができなかった、なかなか全力で集中して取り組めなかったという方は、ぜひ3ヶ月単位で考える、頻繁に期日を設定することを試してみてください!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない後悔しない時間の使い方がまだまだ紹介されています。

そのため、いつも無駄なことばかりに時間を使ってしまう、だらだらしてしまう自分を変えたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 

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ではでは。

 

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