今回は、星弥さん著の『神時間力』を紹介していきます。
本書の著者である星さんは、これまで『神メンタル』や『神モチベーション』といった大ベストセラーを書かれてきました。
本書は、そんな著者によって「上手な時間の使い方」について書かれています。
皆さんには、「毎日忙しいだけで終わってしまう」「休みの日はスマホをダラダラ見てしまう」という悩みはないでしょうか?
本書を読むことで、そういった現代人の時間に関する悩みを解決することができます!
この記事では本書の中から、人生は時間の投資であるということと、時間を作りだすための方法を紹介していきます!
神時間力の要約
人生とは時間の投資である
皆さんは、これから10万円を投資するとします。
1年後に20万円になる投資先と10万円のままの投資先のどちらに、あなたのお金を投資するでしょうか?
答えは当然、1年後に20万円になる投資先ですよね?
お金が増えないところに投資をしても意味がないため、投資はしないはずです。
しかし、時間の場合はどうでしょうか?
皆さんは、意識して時間の使い先を決めているでしょうか?
1日は、全員に等しく24時間です。
私たちは、毎日この24時間を何かかしらの活動に投資をしています。
この感覚がないと、1年後も10万円のままである無駄な投資先に、時間を投資してしまうことになります。
ですが、あなたの時間を投資するからには、何かしらの結果を得たいですよね?
そのため、時間の使い方を直したいなら、まずは得たい結果を考えることが大切なのです。
時間もお金と同じように、得たい結果を決めれば、何に時間を投資すればいいのかが解決します。
何に時間を投資すればいいのかが決まっているからこそ、無駄なことに時間を浪費しなくて済むのです。
逆に得たい結果を設定しないままでは、時間は娯楽とやらなければいけないことだけに使われてしまいます。
そんな人生は送りたくないですよね?
やらなくてはいけないことに追われ、休みの日はダラダラ過ごす毎日を送りたくないなら、まずは得たい結果を考える必要あります。
ですが、得たい結果を考える時に注意すべき点が1つあります。
それは、同時に設定する結果は1つか、多くても2つまでということです。
本書では、人生の公式は「得たい結果=投資した時間×行動レベル」であると書かれています。
行動レベルとは、生産性の高さを意味しています。
生産性は、工夫次第で上げることができます。
しかし、時間は1日に24時間と決まっており、これを25時間、26時間に増やすことはできません。
そのため、得たい結果をたくさん設定してしまうと、1つ1つに投資できる時間が少なくなってしまい、なかなか達成することができなくなってしまいます。
そこで得たい結果は、1つか多くても2つまでにする必要があるのです。
時間は先に確保しろ!
得たい結果を考えることができたら、それを達成するための時間を先に確保します。
投資をするときに、事前にお金を用意するのと同じように、時間も事前に確保する時間貯金を行う必要があります。
おそらく毎月余った分を貯金しようとしたら、ほとんど貯まらないと思います。
時間も同じように、事前に確保しておかないと、娯楽とやらなければいけないことに使われてしまいます。
特に時間がなく忙しいと言っている人ほど、事前に時間を確保することができていません。
そこで、時間を確保するために役立つのが、「いつやるか」を決めることです。
よく目標を立てたら、締切を設定するという人がいますが、実は締切を設定するだけでは不十分なのです。
私たち人間には、どうしても先延ばしにしてしまう習性があります。
そのため、締切だけを設定してしまうと、始めるのを先延ばしにしてしまい、締切間近に慌てて始めることになってしまいます。
そこで、締切だけでなく、いつやるかを事前に設定して、時間を確保することが大切なのです。
ここまで、人生とは時間の投資であるということ、また投資先である得たい結果をきめ、事前に時間を確保する必要があることを紹介してきました。
おそらく中には、事前に時間を確保する必要があるのは分かったけど、本当に忙しくて事前に確保なんてできないよと思われる方もいると思います。
続いては、そういった人でも時間を確保できるようになる、時間を増やす神技4ステップを紹介していきます!
時間を増やす神ワザ4ステップ
時間を増やす神技4ステップは次の通りです。
①得たい結果にはつながらない無駄になってしまている時間を書き出す
②①の1日に使っている時間を大体でいいから計算する
③それが1週間、1ヶ月でどれくらいの時間になっているかを計算する
④それだけの時間があったら何ができるかを考えてみる
実際に私の場合は、毎日1時間YouTubeをダラダラ見てしまう時間がありました。
本書を読むまでは、何となく無駄だなと思いつつも、ダラダラ時間を使っていたのですが、、1週間で7時間、1ヶ月で30時間も無駄にしていることに気づくことができました。
1ヶ月で30時間ということは、動画を3本は追加で出すことができると考えると、相当な時間を無駄にしてきたのだなと痛感しました。
私たち人間の行動のほとんどは無意識に行われていると言われています。
そのため、自分の時間を使い方を振り返ることで、自分では意識できていなかった無駄な時間を見つけることができます。
そして、1週間、1ヶ月でどれくらいの時間をムダにしてしまっているのかを数字として出すことで、次回から「自分はこれで1ヶ月30時間もムダにしてしまっている」と意識することができます。
その結果、得たい結果のための時間を増やすことができるのです。
この神技4ステップは仕事でも活用することができます。
仕事で得たい結果につながらないムダな時間はないかを探してみましょう。
たとえば参加しなくていい会議に出席していたり、すぐに返さなくていいメールの返信に時間を取られていたりなど、探せば出てくると思います。
そういった時間を極力なくすことで、成果に直結する作業に集中することができますし、その分残業も少なくすることができます。
忙しくて時間がないと感じている方は、ぜひこの神技4ステップを実践してみてください!
やらないといけないことの対処法
先ほどは、時間がないという方でも時間を生み出す方法を紹介してきました。
ですが中には、やらないといけないことが多くすぎて、時間が取れないという方もいると思います。
私たち社会人は、やりたいことよりも、むしろやらないといけないことに多くの時間を取られてしまいます。
しかし、やらないといけないことばかりだよと嘆いていては、いつまで経っても、得たい結果のための時間を確保することができません。
そこで、得たい結果にはつながらないけど、やらないといけないことは、やらないといけないギリギリのラインを見極めましょう。
多くの人は、やらないといけないことを全て完璧なクオリティでやろうとします。
しかし、全てを完璧なクオリティでやることは無理ですし、そればかりに時間を取られてしまっては、得たい結果のための時間を確保することができません。
そうであれば、やらないといけないことは、最低限のクオリティでこなして、浮いた時間を得たい結果のために使った方がいいと思います。
仕事であれば、資料作成の際に、時間をかけて見た目にこだわるのではなく、最低限伝えたい内容が伝わるようにシンプルにするといったことが挙げられると思います。
また家の家事でも、洗濯物も畳まなくていいものは畳まずにハンガーにかけておくなど、探すと色々と削れる部分が出てくると思います。
毎日、やらないといけないことばかりに追われているという方は、ぜひ問題にならないラインを見極めてみて下さい!
本書では、この記事では紹介しきれなかった、あなたの本当に行きたい人生を歩むための時間の使い方がまだまだ解説されています。
また人生の公式である、得たい結果=投資した時間×行動レベルのうち、行動レベルの上げ方について解説されています。
そのため、「忙しくてやりたいことができない」と悩んでいる方や、「スマホをダラダラ見て過ごしてしまっている」という方は、ぜひ本書を読んでみてください!
ではでは。