今回は、赤羽雄二さん著の『瞬時に動く技術』を紹介していきます!
皆さんには、色々と考えてしまう動き出せないことが多い、すぐに行動できなかったことでチャンスを逃してしまったという悩みや経験はないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です!
本書の著者である赤羽さんは、マッキンゼーで14年勤務したのち、日本発の世界的ベンチャーを生み出すことを使命としている、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業されました。
また44万部を突破した『ゼロ秒思考』を始め、数々の本を執筆されています。
本書では、そんな著者によって、すぐ動ける人になるための方法が解説されています。
この記事では、その本書の中から、すぐに動ける人の特徴とすぐ動ける人になるためにまず押さえるべきことを紹介していきます!
瞬時に動く技術の要約
すぐに動ける人の特徴
本書では、すぐに動ける人の特徴をいくつかあげていますが、この記事ではその中から3つを厳選して紹介していきます。
まず1つ目が、迷わない、悩まないです。
すぐに動くことができない人は、失敗したらどうしよう、周りから変な目で見られたらどうしようといったことで悩んでしまい、動けなくなってしまいます。
実際に、副業に挑戦しようと思ったけど、YouTubeやブログに投稿しても、誰も見てくれなかったらどうしよう、アンチがきたらどうしようといったことで迷ってしまいました、断念してしまった人もいるのではないでしょうか。
実は私も、今のYouTubeチャンネルで動画投稿を開始するまでに一ヶ月以上悩んでしまっていました。
しかし、すぐに動ける人は、「やってみないとわからない」「すぐできるんだからやってみよう」という考えを持っているため、すぐ行動に移すことができるのです。
その結果、すぐに動けない人と比べて、圧倒的な成果を出すことができます。
続いて2つ目が、走りながら考えるです。
すぐに動ける人は、何か検討が必要になった場合でも、走りながら考えることができるので、立ち止まることがありません。
実際に仕事でも、途中でうまくいかなくなってしまうことがあると思います。
すぐに動けない人は、そういった時に立ち止まってしまい、頓挫してしまうのです。
一方で、すぐに動ける人は、走りながらでも、状況を把握し、対応することができるので、問題を事前に防いだり、被害を少なくすることができます。
そのため、他の人よりも早く仕事をこなすことができ、成果を上げられるのです。
続いて3つ目の特徴が、普段から準備をしているです。
すぐに動ける人は、行き当たりばったりで行動をしているわけではありません。
できる範囲の準備を普段からやっているからこそ、いざという時に、慌てずに動き出すことができるのです。
例えば、新規事業を立ち上げる部署にいるのであれば、事前にマーケティング部門や営業部門の人とつながりを持っておくことで、スムーズに新規事業を立ち上げることができるようになります。
他にも、これから今の仕事でAIが導入されそうだったり、自動化できそうなものがあれば、普段からAIについて情報を集めるといった準備ができると思います。
事前に全ての準備をすることはできませんが、できる範囲で準備をしっかりと行うからこそ、すぐに動けるようになるのです。
以上、3つが今回紹介するすぐ動ける人の特徴です。
この記事の続きでは、すぐ動ける人になるための方法を紹介していきます。
即決即断、即実行、即答を心がける
本書では、すぐ動ける人になるための7日間のプログラムが用意されています。
この記事では、その中でもまず最初におさえるべきものを紹介していきます。
まず一つ目が、即決即断、即実行、即答を心がけるというものです。
即決即断、即実行、即答とは、その名の通り、瞬時に決断して、瞬時に実行し、瞬時に回答するというものです。
即決即断、即実行、即答をするためには、スピード感のある決断力と判断力が必要になります。
もしかしたら中には、「自分には無理だ」「自分は素早く決断や判断をすることができない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし本書では、即決即断、即実行、即答は、ささっと動くだけのことであり、できない人は能力がないのではなく、やり慣れていないだけであると書かれています。
試しに、次に仕事のメールが来たら、すぐに返信をするようにしてみてください。
他にも、同僚や上司からの質問に対して、回答を保留するのではなく、その場で回答することを心がけるようにしてみてください。
そうすることで、自分にも即決即断、即実行、即答ができるということを簡単に実感することができます。
メールや返事など簡単なところから始めていくことで、徐々に自分の中に癖づいていき、他のことに対しても、すぐに動くことが当たり前になっていきます。
この即決即断、即実行、即答には、なんの考えもなしに、とにかく突っ込んでしまうと、失敗をするというリスクはあります。
そのため、すぐに動くことを考えながらも、障害となりうるものや解決しなければ問題などは考えなければいけません。
しかし、リスクは多少なりともありますが、即決即断、即実行、即答をしない方が、大きなリスクがあるのです。
それは、すぐに動かないことで、物事の進みが遅くなってしまったり、周りからやる気がないと思われてしまうことです。
また仮に、あなたが準備をしていたとしても、他のすぐ動く人に機会を取られてしまうので、あなたは何もしていない人だと思われるようになってしまいます。
そのため、これまですぐに動くことができなかったという方は、まずは小さなことから、即決即断、即実行、即答を意識するようにしてみてください!
いつでも仮説思考を持つ
すぐに動くことができる人の特徴で、走りながら考えることができることを挙げました。
走りながら考えるためには、何か検討が必要な場合でも、完全に止まってしまうのではなく、動きながら、状況を把握して、問題を解決していく必要があります。
そのため、すぐに動ける人になるためには、問題把握と解決力を身につける必要があります。
そこで、問題把握と解決力を身につけるためには、いつでも仮説思考を持つことが大切です。
常に自分の頭の中で、「多分こうではないか?」と次々に考えることで、動きながら問題を特定することができるようになります。
問題を特定したら、それを解決していくことで、どんどんと前に進むことができます。
本書では、その仮説思考を身につけるための方法として、次の5つのステップを紹介しています。
①いつも最初から「こうしたらいいかな?」「ああしたらいいかな?」と考える
②「こうだとするとこうかな、ということはああかな」と推測する
③人の話を常に疑い、どんどん深掘りしていく
④表面的な問題ではなく、本質的な問題を常に考える
⑤本質的な問題に対する本質的な解決策を常に考える
『瞬時に動く技術』より
この記事では、この5つのステップのうち、より実践が難しい④と⑤について、より詳しく解説していきます。
ステップ④の表面的な問題ではなく、本質的な問題を常に考えるについてですが、本質的な問題を考えることができないと、根本的な原因が特定できず、問題を解決することができません。
例えば、残業が多いという問題を抱えていた場合、「仕事が多いから」といったように、表面的に考えるのではなく、「周りとうまく連携ができていないから、自分1人で抱え込んでしまっている仕事が多い」「集中できる時間帯をうまく活用できていない」といったように、本質的な問題を考えていきます。
このように、仕事量が多いといった、すぐに考えつくような表面的な問題ではなく、より深い、根本的な問題を考えるようにすることで、仮説思考を鍛えることができます。
そして、本質的な問題を考えることができると、ステップ⑤で的外れな解決策ではなく、本質的な解決策を考えることができます。
例えば、同僚が得意なところは、同僚に頼む、午前中は集中できるから、プレゼント資料の作成など時間のかかる仕事をするといったようなことが考えられると思います。
本質的な解決策を考えることができると、適切に問題を解決することができ、止まることなく、先に動き続けることができるのです。
このように、仮説思考を身につけることができると、動きながら問題を把握して解決することができるので、止まることなく、前に進み続けることができます。
その結果、他の人と比べて、多くのことを成し遂げることができるようになるのです。
そのため、すぐ動ける人になりたい方は、普段から仮説思考を持つことを意識してみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、瞬時に動く技術を身につけるための方法がまだまだ解説されています。
そのため、今瞬時に動けず、悩んでしまうという方や、すぐに動けなかったことでチャンスを逃してしまったという方は、ぜひ本書を読んでみてください!
『瞬時に動く技術』の購入はこちらから!
ではでは。