今回は、ソーシャルアーティストBAZZIさん著の『自分を変える無意識の魔力』を紹介していきます!
皆さんには、叶えたい夢があるけど諦めてしまった、自分は変われないと感じてしまうといった悩みはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です!
本書の著者であるBAZZIさんは、生まれつき難聴やコミュニケーション障害を抱えながらも、死ぬまで好きなことをしたいという思いから、プロマジシャンとしてデビューされました。
また、2022年には一般社団法人Dream Investment JAPANを設立され、カンボジアや福祉事業へ支援活動を行うなど、多岐にわたってご活躍されています。
本書では、そんな著者によって、無意識を活用することで、人生を変える方法、なりたい自分を叶える方法が解説されています。
この記事では、その本書の中から、なぜ無意識が大切なのか?無意識の使い方は原始人に学べ!時間観をかえろの3つについて紹介していきます!
自分を変える無意識の魔力の要約
なぜ無意識が大切なのか?
無意識とは、その言葉の通り、私たちが普段に認識できない意識のことです。
一方で、「今日は運動しよう」など、言葉にできる意識は、顕在意識と呼ばれています。
では、夢を叶えるために、普段認識できない意識を活用することが重要になるのか?
一見、顕在意識を変える方が、自分の行動を変えることができ、夢を叶えるのに役立つのでは?と思われるかもしれません。
ですが、意識全体に対して、顕在意識が占める割合は1%しかなく、残りの99%は無意識だと言われています。
すでに聞いたことがある方も多いかもしれませんが、私たちの行動のほとんどは無意識に行われています。
実際に朝起きてから会社に行くまでの行動を全て書き出してみるだけでも、いかに自分が無意識に動いているかわかると思います。
では、なぜ私たちの行動のほとんどは無意識に行われているのか?
それは、脳が燃費の悪い器官だからです。
大人の脳の重さは、体重に対して約2%ほどしかありませんが、全身が消費するエネルギーの20%近くも使っているのです。
そのため、消費エネルギーを節約するために、脳は怠けようとします。
逆に、全ての行動に対して、脳が意識的になってしまうと、体のエネルギーはすぐに枯渇してしまいます。
だからこそ、意識全体のうち、私たちが認識できる顕在意識は1%ほどであり、ほとんどの部分は無意識で占められているのです。
そして、これまで「体重を10キロ落としたい」「資格に合格したい」「英語が話せるようになりたい」といった夢や願望が叶えられなかったのは、無意識が関係しています。
例えば、英語が話せるようになりたいのに、なこなか英語学習に取り組めない場合、無意識レベルでは、他にやりたいことがあったり、自分には必要ないと感じたりしている可能性があります。
特に、なんとなく英語が大事そうだからといった理由で学習を始めると、「どうせ今の仕事だと使わないから」といったことを無意識に考えてしまい、英語学習にやる気になれないことがあります。
他にも、副業をして収入を増やしたいと考えたとしても行動に移せないのは、「自分には才能がない」と、無意識に自分に制限かけてしまっているケースがあります。
このように、これまで夢や目標が実現できなかったのには、無意識が遠ざけてしまっていたからなのです。
ということは、この無意識をうまく活用することができれば、行動を変えることができ、夢に大きく近づくことができるのです。
続いては、その無意識を活用するために、まずおさえておくべきポイントを紹介します!
無意識の使い方は原始人に学べ!
無意識を使いこなせるようになるために、私たちが見習うべきなのが、私たちの祖先である原始人です。
本書では、私達の祖先は、もともと無意識の優れた使い手だったと書かれています。
原始人の生活は、今の私達とはまるっきり違い、常に命の危機にさらされていました。
また、毎日確実に食料にありつけたわけではありませ?。
時期によっては、全く食料にありつけなかったときもあったはずのです。
そのため、獲物を見つけたら、すぐに反応して、狩りができるように、常に無意識が優位だったと考えられるのです。
さらに、今のように、大雨や台風など、自分たちの身に危険を及ぼすような天候を事前に知ることはできません。
その中で生き延びるためには、顕在意識で考えるのではなく、無意識で、危険を察知して、判断する必要があったのです。
だからこそ、原始人は今という瞬間に集中する、マインドフルネスを常に実践していたのです。
一方で、現代人の私達は、今という瞬間に集中できているでしょうか?
今よりも、過去を悔やんだり、未来の心配ばかりしていないでしょうか?
過去や未来のことばかり考えておりませんしまう、マインドレスネスな状態では、無意識を使いこなすことができません。
逆にマインドフルネスな状態では、脳内ではアルファ波とよばれる脳波が優位になります。
そして、アルファ波が優位な状態では、自律神経が整い思考が活発化し、あらゆる夢をプラス思考で捉えられるようになることがわかっています。
さらに、マインドフルネスな状態では、睡眠時に多く出るθ波という脳波もでるようになります。
このθ波が出ていると、脳の前頭前野の活動が活発になり、余計なことを考えなくなるのです。
それにより、過去や未来にとらわれることなく、無意識を活用することができるようになります。
では、過去や未来ではなく、今に集中するためにはどうすればいいのか?
本書では、まずはマルチタスクをやめて、シングルタスクをするべきだと書かれています。
今の私達は、複数のタスクを同時にこなす、マルチタスクが当たり前になってしまっています。
私も毎日やってしまっていますが、食事をしながら、YouTubeやテレビをみたり、仕事をしている人は多くいるよではないでしょうか?
マルチタスクをしていると、同時に複数のタスクをこなしているように思えて、実は頭の中では、スイッチングが起こっており、脳に大きな負荷がかかっているのです。
脳に大きな負荷がかかっている状態では、今に集中することができず、過去や未来に思考が流されやすくなってしまうのです。
そのため、普段何気なくやってしまっているマルチタスクをやめて、シングルタスクを心がけるようにしましょう。
シングルタスクを心がけることで、前頭葉が活発化されることができ、自力で今に集中することができるようになり、無意識も活発化させることができるのです。
また、無意識をさらに活性化させるためには、不安過多、情報過多、人付き合い過多の3つの過多を解消することがおすすめされています。
この記事の続きでは、その中でも不安過多の解消方法を紹介していきます!
時間観を変えよう!
不安を感じてしまう人の中には、過去の嫌な出来事を思い出したり、悲観的な未来を予想してしまう方が多くいると思います。
そういった方にまず取り組んでいただきたいのが、時間観を変えるということです。
過去や未来に対してネガティブに考えてしまうのは、時間の流れを、過去→現在→未来という順序で捉えてしまっているからです。
これを聞くと、時間が過去→現在→未来の順で流れていくのは当たり前のことじゃないかと思われるかもしれません。
もちろん、時間自体が未来から現在、過去へと逆戻りすることはできません。
しかし、私たちの考え方自を、未来→現在→過去の順序へと変えることができます。
例えば、過去に大きな失敗をしたことで、「今の自分は何をやってもうまくいかない」「未来の自分もきっとダメだ」と考えてしまうのは、過去→現在→未来の順序で時間の流れを捉えてしまっています。
しかし、未来→現在→過去の順序で時間の流れを捉えることができると、過去のことは一切関係なく、自由に自分の望む未来を考えることが出来ます。
そして、時間の流れが未来からやってくると考えられると、その未来を今この瞬間に自由に選ぶことができるのです。
さらに、過去は流れ去っていくものだと考えることができ、過去に囚われることがなくなります。
その結果、嫌な過去や、そこから生まれる未来の心配といったことを考えることがなくなり、無意識にいろんな事に挑戦しようと思えるようになるのです。
また、夢や目標を叶えた未来の自分から逆算して、今の自分がどのように振る舞っているかを考えることで、これまでとは違った行動が思い浮かんでくると思います。
そのため、無意識を変えるためには、時間の流れを、過去→現在→未来の順序ではなく、未来→現在→過去と逆の順序で捉えるようにしてみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、無意識を活用して、夢やなりたい自分を叶えるための方法がまだまだ紹介されています。
そのため、これまで何か叶えたいことがあったけど、なかなか叶えられなかったという経験がある方や、今の自分を変えたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。