今回は、理央周さんの著の『なぜ、サボる人ほど成果があるのか?』を紹介していきます。
皆さんには、頑張っているのに仕事で成果を挙げられない、毎日目の前の仕事をこなすのに目一杯になってしまうという悩みはないでしょうか?
本書は、そういった方におすすめの1冊です!
本書では、仕事で成果をあげるための方法や、効率よく成果をあげるためのタイムパフォーマンスの高め方について紹介されています。
この記事では、その本書の中から成果とゆとりを両立しよう、作業ではなく価業に集中しよう、スケジュールに余白を作ろう、仕事の振り返りをしようの4つについて紹介していきます!
なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?の要約
成果とゆとりを両立しよう!
本書で書かれているサボるとは、仕事の時間にただゲームをしたり寝たりして時間を潰すことではありません。
当然、そんなことをしていては、なんの成果もあげることができずに、会社や上司から怒られてしまいます。
本書でいうサボる時間とは、自由に使える時間のことです。
皆さんの会社には、サボっているように見えて、ちゃんと成果を上げている人はいないでしょうか?
著者が以前いたある外資系企業のマーケティングマネージャーは、よく会社を抜け出していたそうです。
そのマネージャーは、販売店や流行の店に行って、世の中の動向を探っていたのです。
会社から抜け出していると、サボっているのか?と思われるかもしれませんが、パソコン上のデータでは得ることができない、一次情報を集めることで、成果をあげるプランを考えていたのです。
もちろん職種によっては、会社にいないと仕事が成り立たないものもあると思います。
そういった仕事であっても、会社の外に出なくても、自分が自由に使える時間を作ることはできると思います。
そして、自由に使える時間があると、一見仕事には関係のないことをすることができます。
その結果、普段の仕事では思いつかなかったアイデアが浮かんできたり、今の仕事の効率化や成果につながる情報を得ることができるといったことがあります。
そういった成果は、仕事だけをやっている人には挙げられないものなので、一見サボっているように見えても、貴重な成果をあげることができるのです。
とはいえ、サボるのにも時間が必要です。
サボる時間を確保するためには、タイムパフォーマンスを上げて、効率よく仕事で成果をあげる必要があります。
そこで続いては、仕事のタイムパフォーマンスを上げるための方法を3つ紹介していきます!
作業ではなく価業に集中しよう!
成果を出すためには、あなたが取り組むべきタスクを見極めることが大切です。
その際に、仕事を作業と価業に分類することが大切です。
作用とは、手を動かしてこなす仕事で、誰がやっても大きく成果が変わらないことです。
荷物の発送や単純なデータ入力が作業にあたります。
一方で価業とは、成果に直結する重要な仕事です。
価業にあたる仕事は、その仕事内容によって変わると思います。
すでに皆さんもお分かりかと思いますが、仕事で成果をあげるためには、作業よりも価業に集中する必要があります。
当然、作業も仕事ですので、自分でやらなければいけないこともあると思います。
そのため、まずは自分のやらなければいけないことを作業と価業に分けて、価業に集中するために、どうやったら作業を速く終わらせることができるか、また他の人に任せることができないかを考えることが大切です。
これまで作業ばかりに時間を使ってしまっていたなということは、ぜひ価業に集中するためにはどうすればいいのかを考えてみてください!
スケジュールに余白を作ろう!
5分や10分など短い時間では、新しい価値を生み出すことは難しいです。
毎日会議や打ち合わせが入っており、スケジュールに余白がなく、真っ黒で埋まってしまっている状態では、サボることができません。
新しい価値を生み出すためには、まとまった時間をサボる時間として確保する必要があるのです。
そこで本書では、できれば週に2日、最低でも1日はアポイントを全く入れずに、価業に集中して取り組む時間を確保することがオススメされています。
まとまった時間を確保するため日は、その日や明日の予定だけでなく、1週間、1か月のスケジュールを確認することが大切です。
そうすることで、予定を忘れてしまっていたり、ダブルブッキングしてしまうことを早期に気づくこともできます。
できたらやろうでは、永遠に時間を作ることができません。
先に時間を確保してから、それに合わせて作業や他の仕事の予定を埋めていくことが、成果をあげるためには大切なのです。
仕事は必ず振り返りをしよう
皆さんは、普段から自分の仕事の振り返りをしているでしょうか?
おそらく中には、忙しくて振り返りをする時間がないという方もいらっしゃると思います。
仕事が多く忙しいと、なかなか振り返りをする時間を確保するのは難しいかもしれません。
ですが、忙しくて振り返りをする時間が確保できないのではなく、振り返りがないから時間がなくなってしまっているのです。
仕事の振り返りをしないと、自分の仕事のどこに改善点があるのかがわかりません。
その状態で仕事を続けていても、いつまで経っても改善されず、忙しくて時間がない状態が続いてしまいます。
毎日振り返りをすることは、なかなか大変だと思いますので、1か月や1週間など、ある程度まとまった単位で振り返りをしていきましょう。
特に1か月の残業時間を振り返得ることで、予定時間を超えてしまった仕事をしることができます。
何が原因で多く時間がかかってしまい残業につながってしまったのか、また次はどう対処すればいいのか具体的な解決策を考えていきましょう。
そうすることで、次の仕事に生かすことができ、サボる時間の確保につながります。
また振り返る時は、うまくいかなかったことだけでなく、うまくいったことを振り返ることも大切です。
成果をあげることができたら、「成功してよかった〜」で終わりにしてはいけません。
なぜ成果をあげることができたのか、その理由がわかれば、再現性を高めることができ、次回も成果をあげることができます。
そのため、仕事はうまくいかなかったこととうまくいったことの2つを振り返っていきましょう!
本書では、この記事では紹介しきれていない自由な時間を作るための仕事術について、まだまだ紹介されています。
そのため、今仕事で成果をあげることができずに悩んでいる、なんとなく仕事を進めていて作業ばかりに時間をかけていたというかたは、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。