今回は、樺沢紫苑さん著の「アウトプット大全」という本を紹介していきます!
こちらの本は、日本一情報を発信している精神科医である樺沢さんが、脳科学的に効果のあるアウトプット方法をたくさん紹介されています!
それぞれのアウトプットの方法について、実際に行われた実験をや科学的根拠をもとに説明されているため、とてもわかりやすく、納得しやすかったです!
なぜアウトプットが大切なのか?
なぜアウトプットが大切なのかのお話をする前に、何かを学ぶ過程は、大きく分けてインプットとアウトプットの2つの作業に分けられます。
まずインプットとは、情報を脳に入れる作業です。
単語帳を使って英単語を覚えたり、数学の公式を暗記したり、本を読んだりすることです。
アウトプットとは、脳に入れた情報を実際に使うことです。
本を読んで学んだことを、実生活の中で実践してみたり、覚えた数学の公式を使って問題を解いたりすることです。
これだけ読むと一見、インプットの方がアウトプットよりも重要なのではないか?、インプットを多くした方が、たくさんの知識をつけられるから、アウトプットよりもインプットを多くやるべきなのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、本当に大切なのはアウトプットなのです!
その理由として、本書ではこのように書かれています!
実際に、知識を「使う」ことで脳は「重要な情報」ととらえ、初めて長期記憶として保存し、現実にいかすことができます。
本書にも書かれている通り、インプットした知識というのは、アウトプットをして初めて長期記憶として保存され、現実に生かすことができます。
いくらインプットをしたところで、人間の脳は忘れるようにできています。
インプットばかりをしていても、アウトプットをしなければ忘れていってしまうので、穴の空いたコップに水を流し続けているようなものです。
いくら本を読んで知識をつけたところで、実際の生活の中で使わなければ、現実に生かすことができません。
いくら英語学習に関する本を読んだところで、その本に書いてあることを実践しなければ、その本を読んだ意味が無くなってしまいます。
そのため、アウトプットはとても大切なことなのです!
アウトプットは人生を変える!
これまで、インプットとアウトプットについて、またアウトプットが大切である理由を書いてきました。
この時点で、この記事のタイトルである「アウトプットは人生を変える!」の意味がわかっていただけたかと思います。
学んだ知識を実際に使うことによって、実生活に変化をもたらすことができます。
どれだけ知識を脳に入れたところで、それを使わなければ意味がありません。
では最後に、私が実際に本書を読んでみて、一番オススメだなと感じたアウトプットを紹介したいと思います!
話すことが一番簡単なアウトプット!
私のオススメのアウトプットは、「話す」ことです!
自分が読んだ本の内容や、観た映画の感想などを、友人・家族などに話すことによって、自分がインプットした内容をアウトプットすることができます。
「アウトプット大全」の中にも書かれている通り、私も「話す」ことが一番簡単なアウトプット方法なのではないかと考えています。
この方法であれば、楽しくアウトプットを行うことができます。
また、「アウトプット大全」では、話すときのコツとして、「自分の意見」「自分の気づき」を一つでもいいから盛り込むことをオススメしています。
自分の意見や気づきを入れることによって、話の中に「あなたらしさ」が生まれ、聞いている人も耳を傾けたくなります。
自分の感情が結びつくと、長期記憶として残りやすいとも言われているので、自分なりの意見を入れることは、アウトプットの効果を上げることができます!
さらに、他の人に教えることを前提に学ぶだけで、記憶力アップにつながります!
他の人に話すことを前提に本を読んだり、勉強をすることによって、インプットしたときの記憶力もアップし、さらに話すことでアウトプットできます!
もしかしたら、「話す」というのは、とても単純な方法で、本当に効果があるの?と思われるかもしれませんが、実はとても効果のあるアウトプット方法なのです!
「アウトプット大全」の紹介は以上です!
ちなみに、インプットとアウトプットの黄金比は3:7と言われています。
ということは、インプットにかけた時間の2倍をアウトプットにかけるのが、一番よいということですね!
また、脳に入れた情報を、2週間の間で3回以上使うと長期記憶として残りやすいと言われています。
これらの理由は、「アウトプット大全」の中で、実際に行われた研究をもとに詳しく解説されているので、気になる方は読んでみてください!
ではでは。