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要約&書評

【要約&書評】世界2.0 メタバースの歩き方と創り方

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今回は佐藤航陽さん著の『世界2.0』を紹介していきます!

皆さんは、メタバースをご存じでしょうか?

おそらく、名前は聞いたことはあるけど、具体的に何なのか分からないという方もいると思います。

実は私も、本書を読むまではそうでした(笑)

なんかメタバースというものが流行っているらしいという認識だったのですが、本書を読んで、メタバースとは何なのか?またメタバースのすごさを学ぶことができました。

そこでこの記事では、私のようにメタバースは名前だけ知っているだけで、詳しくは分からないという方向けに、メタバースとは何なのか?について紹介していきます!

 

youtubeではアニメーションを使った解説動画をあげています!

よろしければ、こちらもご覧ください!!

 


 

世界2.0の要約

メタバースとは?

メタバースとは簡単にまとめると、インターネット上に作られた3Dの仮想空間のことです。

VRゴーグルをつけることによって、バーチャル・リアリティで作られた、もう一つの世界に入ることができます。

メタバース内では、ゲームをしたり、アバターを使って、他の人とコミュニケーションを取ることができます。

イメージとしては、「サマー・ウォーズ」や「マトリックス」のような感じです。

そして、中国やアメリカの巨大IT企業では、スマホとスーシャルメディアの次の大きなイノベーションは、メタバースであると言われています。

実際に、Facebookは社名を「メタ」に変えて、2021年だけでメタバース事業に100億ドルを投資しています。

さらに今後10年間で、総計10兆円ものお金を投資すると言っています。

なぜメタバースがここまで注目されているのか?

中には、「メタバースなんて、所詮ゲームでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。

ですが、メタバースは私たちの生活を一変させる可能性を秘めているんです!

メタバースが注目されている理由については色々ありますが、次の理由が特に大きいと思います。

 

リアルに近いコミュニケーションを仮想空間で出来るから

 

コロナ禍により、テレワークを導入した会社も多くあります。

テレワークは、朝の満員電車から解放されるので、本当に楽ですよね?笑

ですが、テレワークの欠点として、相手の顔が見えない、コミュニケーションを取りづらいといったものが挙げられます。

そこでメタバースを使って、仮想空間上に職場を作ることによって、自宅で仕事をしながら、さもオフィスにいるような感覚で仕事をすることができます。

仮想空間にオフィスを置くことができればは、3Dの会議を実現することができます。

3Dの会議を実現することができれば、Zoomの2D画面では難しかった、医療系の研修などもリモートで実施することが出来るようになります。

そうなれば、外国の医者の技術を学ぶために、わざわざ海外に行く必要がなくなり、日本にいながら最先端の知識を学ぶことが出来るようになるかもしれません。

また、Radwinmpsさんも、バーチャルライブを実施したことで、メタバースにも注目が集まりました。

超人気歌手のライブチケットはとりづらかったり、遠方に住んでいてなかなかライブに行けなかった人もいると思います。

ですが、メタバースにより、自宅でライブが楽しめるようになります。

もしかしたら、将来的にはメタバース上でディズニーランドに行くことができるかもしれません(笑)

そうなれば、朝早くから出かけたり、アトラクションに乗るために長時間並ぶ必要もなくなります。

ここまでくると、仕事もプライベートも全てメタバース上で生活する人が出てきてもおかしくありません。

このように、メタバースの活用は無限大にあり、私たちの生活を一変させる可能性があることから、多くの企業が注目しています。

そして、我が国、日本は実はメタバースにおいて有利な立場にいるんです!

この波に乗っかることができれば、日本の経済も復活することができると、本書では書かれています。

その理由について、これから紹介していきます!

 

日本経済復活の鍵はメタバースが握っている!?

日本がメタバースにおいて有利な理由は、日本の持つコンテンツ力です。

日本の漫画やアニメ、ゲームは世界中で注目されています。

そして、メタバースはゲームが入り口になります。

そのため、日本は入り口となるコンテンツを多く持っているのです。

実際にナルトやワンピースの世界にVRで体験することができる日が来るかもしれません。

こういった日本が持つコンテンツを使うことによって、一気に世界中の人を集められる可能性があります。

もしここで、日本がメタバースを軽視して、何も取り組まなかったらどうなるのか?

おそらく、日本の優秀なクリエイターたちは、もっと給料の高い海外の会社に流れて行ってしまいます。

これでは、また日本が世界から置いてかれてしまいます。

そのため、メタバースは日本にとってはチャンスなのです!

ここまでメタバースとな何なのか?なぜ日本に有利なのか?について紹介してきました。

ですが中には、あんなVRゴーグルなんて一日中つけてられないよ!と思われる方もいるかもしれません。

そこで続いては、VRゴーグルが普及するのか?について、本書をもとに紹介していきます!

 

VRゴーグルは普及するのか?

VRゴーグルが普及するかどうかは、正直分からないが答えだと、本書を読んで感じました(笑)

もともと、私たちにはゴーグルをかぶって生活をするという習慣がありません。

スマホの場合は、それ以前に携帯電話を持っていたという習慣があり、スムーズに普及していきいました。

そこで現在では、眼鏡型のVRゴーグルの開発も進められています。

眼鏡であれば、すでにかけている人も多いため、抵抗感が少なく、普及しやすくなります。

ですが、VRゴーグル普及への問題点は、これだけではありません。

VRゴーグルを長時間つけていると、VR酔いというものが発生してしまいます。

これは、車酔いのような感じで、脳が処理する視覚情報と身体の情報にずれがあることで、気分が悪くなったり、めまいが起こります。

そこでフィンランドの、Varjo社では、人の目と同じレベルの超解像度を実現するVR端末の開発が進められています。

これが実現すれば、長時間VRゴーグルをつけていたとしても、VR酔いが起きづらくなります。

今回紹介した、VRゴーグル普及への課題は、まだ一部です。

ですが、これから世界中の企業がVR端末の開発へ乗り出していることを考えると、5年後、10年後にVR端末をつけて生活することが当たり前の世の中になるかもしれません。

またメタバースの普及に、必ずしもVR端末の普及は必要ではありません。

どうぶつの森や、Apex、フォートナイトといった、メタバースの一種であるゲームを、VRゴーグルをつけてプレイしている人は、ほとんどいません。

スマホやPCなどは、最初に端末が普及した後に、ソフトやアプリなどのコンテンツが普及しました。

一方で、メタバースの場合は、先にコンテンツが普及して、VR端末は遅れて普及してくるという、今までは逆の流れになっています。

VR端末がどうのこうのといって手を出さないでいると、どんどんと取り残されてしまう可能性があります。

そのため、まずはVR端末を使わなくても、メタバースはどういったものなのかに触れてみることが大切だと思います。

 

世界2.0を読んだ感想

 

おそらく、メタバースがどんなものかを知ることができたとしても、「自分には知識や技術がないからな」と、何も行動を起こさない人が多くいると思います。

ですが、メタバースへの関わり方は、何もメタバースの開発者になることだけではないと思います。

メタバースの開発や、VR端末の開発に取り組んでいる会社に投資をすることや、メタバース上で提供するコンテンツを作ってみるといった方法もあると思います。

私も本書を読んで、自分自身でメタバースに触れて、何かコンテンツを作って発信できないかを考えてみようと思います。

そのために、もっとメタバースの本を読んで勉強していきたいと思います。

この記事では、『世界2.0』で書かれていることの中でも、超基礎部分を紹介してきました。

そのため、メタバースについてもっと知りたい!という方は、ぜひ本書『世界2.0』を読んでみて下さい!

 


ではでは。

 

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