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要約&書評

【要約&書評】ひろゆきのシン・未来予測~日本の未来は暗い~

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皆さんは、日本の未来は明るいと思いますか?

日々、ニュースや記事を読む中で、日本の未来は暗いのでは?と感じる方もいると思います。

残念ながら、ひろゆきさんは、日本の未来は暗いと言っています。

しかし、日本の未来は暗くても、今から予測して準備をすれば、あなただけ抜け出して幸せな人生を送ることが出来ます!

では、日本の未来はこれから、どう暗くなって、私達は何を準備すればいいのか?

今回紹介する、ひろゆきさん著の『ひろゆきのシン・未来予測』がその答えを教えてくれます!

本書では、テクノロジー、経済、仕事、生活、コンテンツについて、ひろゆきさんの未来予測が書かれていますが、この記事ではその中から、これからの時代を生き抜くために必要だと私が感じた5つを厳選して紹介していきます!

 

Youtubeでは、アニメーションを使った解説動画をあげています!

よろしければ、こちらもご覧ください!!

 


ひろゆきのシン・未来予測の要約

「年金は払う」方が将来は得する

「年金は払うと損だ」という記事や動画を見たことがある方は多いと思います。

私も実際に、「なんで損することが分かっているものを払い続けているのだろう?」と考えたことがあります。

しかし、ひろゆきさんは、年金は払った方が良いと本書で書かれています!

理由は税金です。

投資などでお金を増やそうとすると、元手は給料から税金が引かれた残りになります。

それに対して年金の場合は、給料から年金の保険料分を差し引き、そこに税金がかかります。

そのため、税金の徴収額が年金の方が少なくなるため、お得になります!

とはいえ、払った金額よりも貰える金額が少なくなるのだから、結局は損なのでは?と思われるかもしれません。

しかし、みずほ総合研究所が出したデータによると、1995年生まれの人が平均余命まで生きた場合、貰える国民年金支給額は支払った分の1.2倍~1.5倍になります。

また、厚生年金であれば、2倍以上を受給することが出来るそうです。

実際のデータからも、年金はしっかりともらえることが分かっています。

ただ、残念ながら生活費を全て賄えるほどはもらえないだろうと本書では書かれています。

色んなところでも言われている通り、高齢化社会により、年金をもらう人は増えるが、支える人は減っていきます。

今の現役世代が年金を受給するようになった時には、資金の出所が足りなくなってしまうのは目に見えています。

そのため、年金は生活の一部を支えてくれるものとして捉えて、足りない部分は自分たちで用意しなくてはいけません。

このような年金の問題を抱えているのは日本だけではありません。

北欧や中東の豊かな一部の地域を除いては、どこも同じようなものだと本書では書かれています。

若いうちから、老後に向けて準備をしていくことで、死ぬまで働き続けることを避けることが出来ます。

 

貧乏な若者と裕福な若者

メディアでは、「貧乏な若者と裕福な高齢者」という構図が取り上げられていますが、これからは「大多数の貧乏な若者と、一部の裕福な若者」が新たに加わると、本書では書かれています。

実際に、この傾向はすでにデータからも出ています。

2020年に実施された金融広報中央委員会の世論調査によると、20代の平均貯蓄額は113万円だそうです。

一見、堅実に貯金しているように感じますが、中央値では、たったの8万円になってしまいます。

すなわち、平均は113万円であるのにも関わらず、半数は8万円以下しか貯金できていないということです!

貯金が出来ていない若者と、しっかりと出来ている若者の二極化がすでに始まっているのです。

現代は、一昔前のような、会社に属していれば自然と給料が上がったり、終身雇用がある時代ではありません。

残念ながら、長期的な安定が約束されている企業はありません。

そんな時代の中でも、優秀な人はどんどん稼いでいきます。

しかし、多くの凡庸な人は、少ない給料しか手にすることが出来ず、身分も不安定なまま、食べていくのが精一杯という生活を余技されると、本書では書かれています。

その中で必要なことは、「生活コストを上げないで幸せに暮らす」ことです!

これについては、ひろゆきさんのYoutube動画でも、散々言われていることですが、本当に大切なことです。

先ほども紹介した通り、老後は年金だけで暮らしていくことは不可能です。

若い時から準備をする必要があるのですが、貰った給料を全て使っていては、一向に貯金や投資をすることが出来ません。

そのため、なるべく生活コストを下げて暮らす必要があるんです!

生活コストを下げるのは、最初の一歩が大変ですが、やると案外出来ます(笑)

私も食費を抑えるために自炊をしたり、スタバやドトールでコーヒーを買うのを辞めて、インスタントコーヒーにしたり、あまり使っていないサブスクリプションは解約したりして、生活コストを下げるようにしています!

 

給料を上げるには「頑張るのを」辞めるしかない

先進国の中で給料が下がっているのは日本だけという話をよく聞きませんか?

私もTwitterを見ていると、このような記事やツイートをよく目にします(笑)

残念ながら、日本人の給料はこれからどんどん下がると、本書では書かれています。

原因は、コロナ禍による財政の悪化、業績不振など、様々あります。

また、日本人はダラダラ長時間働いているから生産性が低いという話もよく聞くと思います。

しかし、ひろゆきさんは、この意見には否定的で、日本人の生産性が低いのは、むしろ「頑張りすぎ」が原因だと書かれています。

日本では、家電やお菓子、飲み物など、シーズンごとに新商品が発売されます。

しかし、これは日本特有の現象なんです!

実際にアメリカやフランスでは、毎年、新商品が出るなんてことはありえないそうです。

新商品を作るためには、人件費や材料費、また認知度を高めるための広告費もかかります。

かけたコスト以上にお金を回収できればいいのですが、ほとんどの場合はそうはいきません。

皆さんにも、先週見かけた新商品が翌週にはなくなっているという経験があるかと思います。

このように、ヒットする商品を作るのは、とても大変なことなんです。

それを、多くの日本の企業は毎年やっているんです!

さらに、日本の人口はこれからどんどん減っていき、新商品を出す意味は、どんどんなくなっていきます。

しかし、新商品を出すのを辞めてしまうと、他の会社に利益を取られてしまうため、新商品を出さざる負えないのです。

この負のスパイラルによって、利益を削り合い、生産性が低下していると本書では書かれています。

そのため、現実的ではありませんが、給料を上げるには「頑張るのを」辞めるしかないのです。

 

プログラマーは将来有望

お金を稼ぐ方法は、次の3つであると本書で書かれています。

 

①自分で働く

②お金に働いてもらう

③機械に働いてもらう

『ひろゆきのシン・未来予測』より

 

自分で働くには、あなたの時間と労力を使わなければいけないため楽ではありません。

また、先ほども紹介した通り、日本人の給料は減っています。

そして、お金に働いてもらうには投資などの方法がありますが、投資で儲けるのは簡単ではないうえに、たくさんの元手が必要です。

そこで、お金持ちじゃない人がラクに稼ごうとしたら、③の機会に働かせるしかないと、本書では書かれています。

実際に、株式の自動売買ツールを使って利益を出している人や、2チャンネルの書き込みを自動でまとめるサイトを作って広告収入を得ている人もいるそうです。

個人で開発することに限らず、プログラミングが出来るのに仕事が全くないという人は、ほとんどいないと本書で書かれています。

プログラミングが出来れば、海外で働くことも出来ます。

日本では給料が下がり続けていますが、海外で働けば、同じ仕事内容や条件で、より高い給料をもらうことが出来ます。

日本以外の国で稼げるスキルを身につけることは、とても有利なことです!

 

「定年」が死語になる

皆さんがお察しの通り、「死ぬまで働き続ける時代」が来ます。

現在、日本では65歳以上が高齢者とされていますが、これには医学的な根拠がなく、実態にそぐわないという意見がありました。

そこで、日本老年学会と日本老年医学界は75歳以上を高齢者と定義するという提言をしました。

もし、この提言が実現すれば、75歳以上が高齢者ということになります。

そうすると、年金受給年齢が75歳以上になるかもしれません。

現に労働人口が減っている現状から、政府は高齢者の雇用を増やす方向へ動き、定年はどんどん引き上げられることが考えられます。

これまでは、全員が定年を迎えられていましたが、これからは”お金に余裕がある人だけ”が「定年する権利」を得られる世の中になっていきます。

もちろん、多くの人は死ぬまで働き続けるのは嫌だと思います。

私も嫌です(笑)

そこで本書では、「半分リタイア」を目指して何かしらのスキルを身につけるといいと書かれています!

年を取ってから、コンビニの店員や駐車場の警備員など、立ちっぱなしの仕事はきつくなります。

そのため、体の負担が少ない仕事で自分のペースで働けるように、プログラミングなどのスキルを磨いていく必要があります。

 

ひろゆきのシン・未来予測を読んだ感想

 

本書にも書いてありますが、日本の未来が暗くても、私達の未来が暗いとは限りません。

日本の未来が暗いことを前提に、しっかりと準備をしていけば、私達の未来を明るくすることができるかもしれません。

もちろん、本書に書かれていることが全て現実となる保証はありませんが、こうなる可能性があることを意識して、少しでも行動を起こすことが大切だと思います。

仕事終わりにプログラミングの勉強をしたり、生活コストを下げるのは大変なことです。

しかし、一歩一歩の頑張りが、数十年後のあなたの人生を幸せなものにしてくれるのだと思います。

この記事では、本書に書かれている未来予測の中から5つを厳選して紹介してきました。

今回紹介したこと以外にも、5Gや自動運転、選挙についてなど、ひろゆきさんの様々な未来予測が書かれています。

興味のある方は、ぜひ『ひろゆきのシン・未来予測』を読んでみて下さい!


ではでは。

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