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【要約&書評】はじめる力

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今回は、安野貴博さん著の『はじめる力』を紹介していきます!

皆さんには、何か新しいことに挑戦したいけど、なかなか行動に移せないといった悩みはないでしょうか?

本書はそういった方に役立つ1冊です!

本書の著者である安野さんは、東京都知事選に出馬して、AIを活用した選挙戦を繰り広げたことで、とても大きな話題を集めました。

そんな安野さんですが、起業家、AIエンジニア、SF作家といったように、様々な肩書きがあり、色んなことに挑戦されています。

本書では、そんな安野さんによって、何か新しいことをはじめるための技術が、詳しく解説されています!

この記事では、その本書の中から、AI時代は、はじめる力が必要、はじめるための3ステップの2つについて紹介していきます!


はじめる力の要約

AI時代は、はじめる力が必要

AIは、徐々に私たちの生活に浸透してきており、なくてはならない存在となりつつあります。

そして、私たちの社会は、今後ますますAIとの共存を前提としたものになっていくことが予想されます。

そのような時代において、はじめる技術は、人間にとって、最も重要な能力になると、本書では書かれています。

少し前から、「現代は変化の激しい時代である」ということが言われてきましたが、今後もっとAIが発達していくことで、この変化のスピードは格段に上がっていきます。

そして、世界の不確実性がどんどんと増していくのです。

その中で、変化に対応できることの価値は上がっていきますが、一方ではじめないことや、何かをはじめられないことのリスクはどんどんと増していくのです。

現状維持は後退であるという言葉を聞くことがありますが、これからのAI時代は、まさに、はじめる力がない人は、変化に取り残されてしまい、とれる選択肢の幅がどんどん狭くなってしまいます。

はじめる力が必要だと聞くと、少しハードルを感じてしまうかもしれません。

これまで、何か新しいことを始めようとしたけど、行動に移せなかったという方がいると思います。

一方で世の中には、安野さんのように、どんどんと新しいことに挑戦をして、成功を収めている方もいます。

そんな人をみると、「自分には、はじめる力がない」「自分は成功できない」と思い込んでしまっている方もいるかもしれません。

しかし、はじめる力というものは、決して生まれつきの才能ではなく、後天的に身につけることができる力なのです。

いろんなことに挑戦している安野さんですが、実は新しいことをはじめる時は、常に不安を感じるチキンであると、本書でご自身のことを書かれています。

それでも、新しいことに挑戦し続けることができているのは、安野さんが、何かを見つけるための技術を見つけることができたからなのです。

続いては、そのはじめるための技術を紹介していきます。

 

はじめるための3ステップ

本書では、はじめるためには、次の3つの重要なステップがあると書かれています。

 

ステップ1:達成したいゴールを発見する

ステップ2:ゴールに至るための勝ち筋を見出す

ステップ3:仲間を集めてチームをつくる

『はじめる力』より

 

この3つのステップのうち、ステップ3の仲間を集めてチームを作るは、何をはじめるかによって、必要が必要ではないかが分かれてくると思います。

そのため、この記事では、3ステップのうち、多くのケースで使える、ステップ1と2を紹介していきます!

まずステップ1の達成したいゴールを発見するですが、何をはじめるべきかを考えるためには、解像度の高い未来を考える必要があります。

やりたいことがまだない場合は、「もしかしたら、今後こうなるのではないか?」「こうなったらいいんじゃないか」と思える未来を考えていきましょう。

そこで本書では、未来のはじめ方の勝ちパターンは、次の方程式で成り立つと書かれています。

 

「発想のジャンプ×論理的推論×物語化」

『はじめる力』より

 

まず発想のジャンプとは、自分なりの未来を見つけるための、発想の原点となる仮説です。

発想のジャンプは、「もし〜だとしたら」という型を使って考えていきましょう。

本書では、この発想のジャンプは、できれば他の人が言っていないことの方が面白いと書かれています。

他の人が言っていないことを考えるためには、みんなの予想の逆をいくことを考えたり、極端な人の予想を参考にするといった方法が、本書で紹介されています。

とはいえ、全員が全員、今の社会に大きな変化をもたらしたいとは考えていないと思います。

そういった場合でも、「もし、腹筋バキバキになれたら」「もしYouTubeチャンネル登録者数を達成できたら」のように、あなたが実現したい未来を、型を使って考えてみてください。

続いて論理的推論では、ジャンプした発想を、より現実的に考えていきます。

その際に、キーとなるのが、次の2つの問いです。

 

1.その未来が起こった後は何が起こるのか?

2.なぜ発想したような未来が起こるのか?

『はじめる力』より

 

その未来が起こった後は、何が起こるのか?という問いでは、統計データを用いて、自分が考えた未来を論理的に考えていきます。

例えば、何か新しいサービスをはじめる場合は、どれだけの顧客がいるのか、1人あたりの購入金額や、購入頻度といったことを、データから考えていきます。

続いて、なぜ発想したような未来が起こるのか?という問いでは、予想した未来にたどり着くためには、その前にどんなことが行われていないといけないのか?を考えていきます。

未来のはじめ方の勝ちパターンの最後の要素である物語化では、想像する未来が現実になった時の状況を、個人の視点から考えていきます。

そのためには、「その未来には、どのようなキーパーソンがいるのか?」「個人からみた風景はどうなっているのか?」とといったことを考えていきましょう。

物語には、人の心を動かす力があります。

そのため、予想した未来が現実になった時の状況を考えることによって、周りの人だけでなく、自分自身を、そのための行動へと動かすことができると思います。

以上が、ステップ1の達成したいゴールを発見するです。

続いて、ステップ2の、ゴールに至るための勝ち筋を見出すでは、まずリスクの正体を見極めていきます。

本書では、リスクとは次の3パターンあると書かれています。

 

①マイナス側にもプラス側にもリスクが広がっているタイプ

→イメージは株式投資

②マイナス側に限度があり、プラス側が広がっているタイプ

→イメージは宝くじ

③マイナス側が広がっていて、プラス側に限度があるタイプ

→イメージは保険

『はじめる力』より

 

この3つのリスクの中でも、本書では、特に2つ目のリスクをおすすめしています。

新しいことをはじめる際には、リスクがつきものですが、マイナス側が大きすぎると、失敗した時に、立て直しができなくなってしまいます。

そのため、一番失敗したときでも、これくらいの損失で済むことが見えていることが、何かをはじめる上では好ましいです。

例えば、YouTubeを始めるにしても、いきなり仕事を辞めて、YouTube一本で生活しようとするのは、リスクが大きすぎます。

もしyoutubeで生活費を稼ぐことができず、ずっと貯金を取り崩す生活を続けていては、マイナス側がどんどんと広がってしまうため、1つ目のリスクに当てはまってしまいます。

そのため、最初は、本業の仕事を続けつつ、副業のような感じで初めて、勝算があると分かった段階で、本腰を入れていくというやり方がおすすめです。

他にも、今私はKindle出版に挑戦したいと考えていますが、Kindle出版であれば、執筆から本の表紙まで自分で作ることができれば、時間はかかりますが、損失は編集ソフト代くらいですみます。

そのため、マイナス側は限定的であり、プラス側は広がっているため、挑戦するべきだと考えることができるのです。

YouTube以外でも同じように、自分がやろうとしていることは、この3つのリスクのうち、どれに当てはまるのか、また2つ目のリスクにするためには、どのような方法を取るべきなのかを考えることが大切です。

そして、リスクについての検討が終わったら、起きるといいなという未来を先取りして、少しつ実現していきます。

よく新しいことを始めようとした時に、いきなり大きく始めようとしてしまう人がいますが、それでは失敗した時の損失が大きくなってしまいます。

また、大きすぎることで、高いハードルを感じてしまい、行動に移せなくなってしまうということもあります。

そのため、いきなり大きくはじめるのではなく、小さな試行錯誤を繰り返していくようにしましょう。

例えば、youtubeを始めることのハードルが高いと感じるのであれば、Xやインスタなど、手軽に情報発信ができるSNSから始めるのもいいと思います。

そこで良い感触が得られたら、youtubeで、そのジャンルについて情報発信をすることで、ある程度見通しがある状態で挑戦することができます。

さらに、行動に移す際に大切なのが、小さな中間ゴールを作っておくことです。

YouTubeチャンネル登録者数10万人を達成するという目標を掲げたとしても、その大きな目標ばかりをずっとみていると、途方もなく感じてしまい、どこからはじめていいかわからなくなってしまいます。

だからこそ、まずは1000人を達成するためにはどうしたらいいか?その次は1万人を達成するためにはどうしたらいいか?といったように、小さな中間目標を立てていくのです。

このように、小さな中間ゴールを作っていくことで、ゴールまでの段階をうまくデザインすることができます。

また小さな中間ゴールがあることで、自分の手の届く範囲の計画を作ることができ、行動に移しやすくなるというメリットもあるのです。

そのため、中間ゴールは必ず設定するようにしてみてください!

以上が、今回紹介する、はじめるための3ステップのうちの、ステップ1とステップ2です。

本書では、ステップ1とステップ2について、さらに詳しく書かれております。

特に起業をしたり、社会を変えるような大きなことを成し遂げたいという方には、とても参考になる情報だと思います。

また、大きなことを成し遂げる上で、仲間を集めてチームを作るというステップ3の段階も欠かせないと思いますので、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

本書では、この記事では紹介しきれていない、何かをはじめるための技術について、まだまだ書かれています。

そのため、挑戦したいことはあるけど、なかなか実行に移せないというかたは 、ぜひ本書を読んでみてください!

 

はじめる力』の購入はこちらから!

 

ではでは。

 

 

 

 

 

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