今回は、節約オタクふゆこさんの著の『貯金はこれでつくれます本当にお金が増える46のコツ』を紹介してきます。
皆さんは、お金がなかなか貯まらない、給料日前は生活がカツカツになってしまう悩みはないでしょうか?
本書は、そんな方に役立つ1冊です!
本書は、「お金が貯められない」普通の会社員だった著者が4年で資産1000万円を達成した方法が余すことなく紹介されています。
この記事では、その本書の中から、浪費メンタルを貯金メンタルに変える、収入よりも大切な貯蓄率、お金を使わない仕組みの3つについて紹介していきます!
貯金はこれでつくれますの要約
浪費メンタルを貯金メンタルに変えよう
本書では、貯金はメンタルが9割と書かれているほど、メンタルは貯金を成功させる上で大切な要素になります。
私も思い当たる節が多くあるのですが、今日は仕事を頑張ったからご褒美に買おう、仕事でストレスが溜まったから買い物をしようと、お金を使ってしまうことが皆さんもあると思います。
また、一目見てほしいと思ったら、本当に必要かどうかよく考えずに、衝動買いしてしまうということもあると思います。
こういった、感情と欲望に反応して買い物をしてしまう、浪費メンタルでは当然貯金をすることができません。
おそらく節約に失敗した経験がある方の中には、最初の何日間かはできたけど、だんだんとイライラしてきて、我慢できなくなってしまったというケースもあると思います。
浪費メンタルのままだと、いくら節約術を試したところで、辛いだけで、なかなか続かなくなってしまうのです。
そのため、貯金を成功させるためには、まずは浪費メンタルを貯金メンタルに変えて、その上で節約術を実践していく方がいいのです。
ではどうすれば貯金メンタルを身につけることができるのか?
本書では、いくつか紹介されていますが、この記事では2つ紹介していきます。
まず一つ目が他人軸ではなく自分軸で生きることです。
皆さんは、流行っているから、周りが持っているからという理由だけで買ってしまた経験はないでしょうか?
本当に自分にとって必要なものであればいいかもしれませんが、たいていの場合は流行りに乗せられて買ったものは、あまり使わず、家の隅に置かれていると思います。
またモノを売る企業は、マーケティングの技術を駆使して、私たちに買わせようとします。
30歳になったら、ハイブランドの時計をつけるのが普通、ブランドのスーツを着るのが普通のように、〇〇するのが当たり前という考えが作られてしまっていることもあります。
こういった世間体や〇〇すべきといった考えに流されてしまうと、自分にとって必要のないものをどんどん買ってしまうようになります。
そのため、まずは単純ではありますが、本当に自分が買いたいものは何なのかを考えて、他人軸ではなく自分軸で生きることが大切です。
続いて2つ目の方法が、日常のストレスを出来る限りなくすことです。
先ほども紹介した通り、本当に自分にとって必要なのかを考えることは大切です。
しかし仕事や人間関係でストレスが溜まっていると、どうしても考える余裕がなくなってしまうと思います。
そうなってしまうと、今日は頑張ったから、辛い仕事を乗り越えたからと、毎日のようにご褒美を設定してしまい、浪費するようになってしまいます。
そのため、浪費メンタルを手放す一番手っ取り早い方法は、日常の中で一番ストレスになっているものを見つけて、取り除いてあげることです。
著者は実際に仕事が一番のストレスになっていることに気がつき、転職をしたことで、ストレスを減らすことができたそうです。
もちろん、状況によってはストレスになっているものをすぐに取り除くことが難しい場合もあると思います。
仕事がストレス源になっていたとしても、すぐに転職をすることが難しかったり、通勤の電車が嫌でも、予算的に引越しはできないという場合もあると思います
そういった場合は、浪費に変わるストレスの対処法を見つけていきましょう。
特に、ドーパミン、セロトニン、オキシトシンの幸せの3大ホルモンを分泌することができる活動をすることで、買い物をしなくても、ストレスを発散できるようになります。
この3大ホルモンを分泌することができる活動については、私が以前に紹介した樺沢紫苑さん著の『精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方』の紹介動画でも解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!
収入よりも大切な貯蓄率
中には、自分が貯金ができないのは、収入が低いからだと考えている方もいると思います。
もちろん収入が高ければ、その分お金を貯めることはできます。
しかし、どんなに収入が高くても、入ってきた分を使ってしまっては、貯金することができません。
例え年収1000万円でも、毎月入ってきたとしても、全て使ってしまっては、貯金はゼロです。
年収400万円だったとしても、半分貯金することができれば、年間で200万円を貯めることができます。
極端に収入が少なかったり、大きな病気をしていて医療費がかかるなど、特殊なケースを除いて、貯金は年収の多さよりも、どれだけ貯蓄に回せているかという貯蓄率の方が大切なのです。
皆さんは、毎月どれくらい貯蓄に回せているでしょうか?
金融広報中央委員会がまとめたデータによると、平均貯蓄率は8〜16%だそうです。
年収400万円くらいであれば、16%の貯蓄率を維持できていれば、年間に約50万円くらいを貯蓄に回していることになります。
10万部以上を突破してベストセラーとなった、『FIRE最強の投資術』の中では、貯蓄率とリタイアの相関図が載っています。
この図を見ると、貯蓄率16%の場合、投資リターンが3%だったとしても、約54年はかかります。
大きくリスクをとって投資リターンを10%にしたとしても、28年はかかります。
このように、平均貯蓄率である16%を維持し続けたとしても、定年までにお金の心配を全くしなくていいほど貯蓄することは難しいのです。
だからこそ、収入を上げることも大切ですが、まずは貯蓄率を上げることを考えていきましょう。
実際に著者が転職をして、FIREを目指して節約生活をされていた時は、手取り約24万円に対して、生活費が月11万円で13万円を貯蓄に回していたそうです。
そのため、貯蓄率は驚異の50%超えです。
貯蓄率が50%以上であれば、投資リターンが1%だったとしても、20年もかからずにリタイアすることが可能です。
節約というと、日々の細かい無駄使いをなくすといった小さな視点で考えてしまいがちかもしれません。
しかし、貯蓄率という大きな視点から逆算して、どこを節約すれば、50%以上を達成できるかを考えることができれば、より計画的に節約することができると思います。
そのため、まずは今のご自身の貯蓄率を計算してみて、目標とする貯蓄率を考えてみてください。
では最後に、貯蓄率を高めるために必要なお金を使わない仕組みを紹介していきます。
お金を使わない仕組みを作ろう
毎月の生活費を下げるためには 、まずは家賃やスマホ代などの固定費を見直すことが簡単な方法です。
本書にも固定費を下げる方法が紹介されておりますが、固定費を下げる方法については、色んな本や動画で解説されていることなので、今回は変動費を下げるた目の、お金を使わない仕組みについて紹介していきます。
本書ではお金を使わない仕組みが9個紹介されていますが、この記事ではその中から、簡単にできて効果のある3つを厳選して紹介していきます。
一つ目が、ついで買い、乗せられ買いの罠にハマらない買い物のコツです。
皆さんも、今日の夕飯の材料を買いにスーパーに行ったら、材料以外にも、お菓子やジュースを買ってしまった経験があるのではないでしょうか。
正直、我が家もしょっちゅう、ついで買いをしてしまっています。
ついで買いは一回の出費は何百円かもしれませんが、それが積もりに積もると、月1〜2万円になってしまいます。
月に1〜2万円のついで買いを削ることができれば、月収が20万円の場合、それだけで貯蓄率を5〜10%上げることができます。
そこで、ついで買いや乗せられ買いを防ぐために、買い物は週に1回だけにして、見たら負けの精神で買い物に挑みましょう。
先ほども触れた通り、仕事でストレスが溜まっていたりすると、ついついお金を使ってしまうようになります。
そのため、仕事帰りに夕飯の材料を買うようにしていると、どうしても「今日は頑張ったから」とついで買いをするようになってしまい、いつしかそれが習慣になってしまいます。
習慣になってしまうと、なかなか辞めることができません。
そのため、買い物は休みの日にまとめて買うようにして、前日はしっかりと寝て、疲れをとった状態で行くようにしましょう。
また事前に買い物メモを作成しておいて、メモに書いたものだけをカゴに入れることで、無駄なものを買ってしまうことを防ぐことができます。
続いて2つ目の方法が、浪費日記をつけることです。
皆さんは、自分が浪費してしまったものを覚えているでしょうか?
大きい買い物で失敗した場合は覚えているかもしれませんが、小さいものはほとんど記憶に残らないと思います。
ほとんど記憶に残らないまま浪費をしていると、気づいたらカードの支払い額が高くなっていた、貯金に回すお金がなくなってしまうといったことになってしまいます。
そのため、浪費を自覚するためにも、浪費日記をつけることが大切です。
節約生活を続けていると、仕事や人間関係のストレスから、外食をしたり、必要以上にお菓子を食べたくなってしまうこともあると思います。
そういった時に無理に自分を押さえつけてしまうと、いつしか感情が爆発してしまい、節約生活も続けることができなくなってしまいます。
そのため、たまにの息抜きは節約生活を続ける上で大切なことですが、浪費をした時には、毎日見るカレンダーなどに何をいくら分買ったのかを記録していきましょう。
そうすることで、カレンダーを見るために、昨日は浪費をしたな、今週はお菓子にお金を使いすぎているなと、浪費に意識的になることができ、だらだら浪費を続けてしまうことを防ぐことができるのです。
では3つ目の方法がほしいもの放置リストでクールダウンです。
先ほども紹介した通り、貯金メンタルを作るためには、自分にとって本当に必要なものは何かを考えることです。
節約生活というと、とにかく支出を切り詰めるイメージがあるかもしれませんが、それでは続けることが難しくなってしまいます。
そのため節約生活をする上で大切なのは、自分にとって本当に必要なものだけを買うということです。
ですが、この自分にとって本当に必要なものだけを買うというのが難しいですよね?
実際にこれは必要だと思って買ったものでも、使うことなく、置き物になってしまっているものや、一度しか来ていない洋服などあると思います。
そこで本当に自分に必要なものを見極めるためには、ほしいものをリスト化して放置しておきましょう。
お店に行って「ほしい」という気持ちが高まってしまうと、買う理由ばかり考えてしまい、本当は必要のないものでも買ってしまうものです。
そのため、ほしいものはリストに入れて1週間くらい放置しておきましょう。
1週間後に再度リストをみてみて、本当に必要だと思ったら購入して、必要なかったなと思ったらリストから削除しましょう。
そうすることで衝動買いしてしまうことを防ぐことができます。
この記事では、3つの仕組みを紹介してきましたが、残りの6つの仕組みも本当に効果的な方法です。
そのため、無駄使いを減らしたいというかたは、ぜひ参考にしてみてください!
本書では、この記事では紹介しきれていない貯金を作るための方法が、まだまだ紹介されています。
そのため、お金の心配をする人生を送りたくないという方や、無駄使いをやめなきゃと感じているかたは、ぜひ本書を読んでみてください!
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ではでは。