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要約&書評

【要約&書評】無敵の独学術~バカになりたくないなら正しく独学しろ!~

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皆さんは、独学しているでしょうか?

 

出版界では、2017年から少しずつ「独学本」のブームが来ているそうです。

800ページ近くある『独学大全』が20万部も売れています。

また、コロナ禍によって自分の時間が増えたことにより、独学を始めたという方も多いのではないでしょうか?

不安定な時代を生き抜くためにも、これから独学はブームから必須のものになってくるのかもしれませんね。

しかし、独学は自分でやる分、色々と難しい問題がありますよね?

何を使って学べばいいのか分からない、独学だと続かない、色々考えると独学はダメなのでは?などなど。

今回紹介する、ひろゆきさん著の『無敵の独学術』が、効率よく独学をするために必要なことを教えてくれます!

 

YouTubeでは、アニメーションを使った要約動画をあげています!

よろしければ、こちらもご覧ください!!

無敵の独学術の要約

独学はコスパ最強です!

独学の最大のメリットは、「コスパがいい」ことだと本書で書かれています。

確かに、今の時代は、スマホがあれば大体のことは知ることが出来ます。

しかも無料で。

もちろん、ネットの情報は信ぴょう性に欠けるということであれば、本から学ぶことが出来ます。

やろうと思えば、高い授業料を払って大学に行かなくても、はるかに低いコストで学ぶことが出来ます。

実際に、ひろゆきさんが大学生の時に専攻していた心理学の授業も、ほとんどが「本を読んでいるだけ」だったそうです。

私は教育学を専攻していたのですが、やはり「本を読むだけ」の授業も多くありました。

授業で使われる本は、1500~3000円くらいです。

それに対して、大学の授業料は1コマあたり2000~3000円かかります。

これが、15~16コマあるわけなので、約3~5万円を1冊の本を読むことに使っている計算になります。

このように金額にしてみると、独学のコスパの良さが、はっきりと分かりますね!

とはいえ、ひろゆきさんは、大学に行くな!と言っているわけではありません。

むしろ、今の日本の社会は、まだ大卒の価値が高いから大学には行くべきだと書かれています。

大卒と高卒の生涯年収を比較すると、4000万円も大卒の方が多くなります。

また、大卒じゃないと、そもそも受けられない企業もあります。

そのため、大学には行くべきなんです!

 

独学に必要なのはこれだ!

本書には、独学において大切なこと・必要なことが、たくさん紹介されています。

この記事では、その中でも、とくに私が大切だと思った、ゴール・パクること・疑う力の3つについて紹介していきます!

 

ゴールが最重要!

独学において、ゴールの設定が一番重要だと、本書で書かれています。

本書では、分かりやすい例として、独学でプログラミングを学ぶことに挫折した人が挙げられています。

プログラミングの勉強で挫折する人の多くが、プログラミングで何をしたいのか、ゴールがありません。

「これを作りたい!」という明確のゴールがなく、目的が「プログラミングが出来るようになりたい!」とふわっとしている人ほど、「JavaScriptを全部マスター」したいなど、完璧主義者になってしまうことが多いです。

全部マスターすることを目的にしていては、挫折することは目に見えていますよね。

実を言うと、私も、プログラミングの独学で全く同じ失敗をしていました(笑)

Pythonがスゴいという情報を手に入れた私は、とりあえずPythonwをマスターしようと、書店で分厚い参考書を買いました。

最初は順調に進められていたのですが、目的がはっきりしていなかったがゆえに、続かず、気づいたら参考書はメルカリで売っていました。

このように、ゴールをはっきりさせないと、何のために勉強しているのかが分からず、挫折する可能性が高くなってしまいます。

逆に、ゴールが明確であれば、そこに向けて何をすればいいのかを考えることが出来るため、より効率的に独学が出来ます。

 

とりあえず、パクれ!

本書では、バカはオリジナルにこだわると書かれています。

少し強い言い方かもしれませんが、これは事実だと思います。

オリジナルにこだわるよりも、成功している人をパクる方が上手くいきます。

私もオリジナルのやり方にこだわってしまうことがあるので、スゴイ分かるのですが、オリジナルにこだわってやったことで上手くことは、ほぼありません。

私は大学受験の時に、英語は分厚い文法書を手書きでノートに写経するということをやっていました(笑)

今考えると、恐ろしくバカなことなのですが、当時はなぜか、自分が思いついたこの方法で上手くいくと思っていたんですよね。

当たり前ですが、英語はほとんどの伸びず、第1~3志望校まで全て落ちました。

大学進学後に、英語を勉強し直そうと思ったときは、まずは効果のある勉強法をネットで調べて、他の人の方法をパクりました。

その結果、TOEIC975点・英検1級を取ることができ、今は英語を使って仕事をすることが出来ています。

私の体験からも、パクった方が効率的ですし、結果も出やすいということが出来ます。

もちろん、一部の本当に頭の良い人であれば、オリジナルのやり方でも成功出来ます。

しかし、一部の超天才でない限り、上手くいっている人のやり方をパクった方が、結果的に上手くいきやすいですし、効率も良いです。

ひろゆきさんの切り抜き動画を作っているチャンネルは100チャンネル以上あるそうですが、上手くいっているチャンネルは、他で上手くいっているところをパクっているそうです。

とはいえ、何でもかんでもパクるのが良いわけではありません。

何でもかんでもパクっていると、失敗します。

分かりやすい例を挙げると、一時期、「大学なんて意味ない!大学を辞めて今すぐ自分で稼げるようになろう!」というのがブームになったことがありました。

その時に、短絡的に「そうか!今は大学に行くのは無駄なことなんだ!」と考えてしまい、大学を辞めてしまうと、自分で稼げるようにならなかったときに、とてつもなく後悔することになるかもしれません。

なんせ、生涯年収が4000万円も違うわけですから(笑)(家が買えますね。)

パクる時に大切なのは、表面上の結果だけをパクるのではなく、次のことを考えることです。

 

重要なのは単純に答えや結論を知ることではなく、どうしてその結論に至ったのかという理由の部分を理解することだと思います。

『無敵の独学術』より

 

成功者から学び、パクるべきものは、結果ではなく、思考のプロセスです。

大学を辞めることをパクってもしょうがなく、なぜその結論に至ったのか理由を理解することが大切です。

 

疑う力

コロナ禍により、様々な情報がネット、テレビで流れていますね。

中には、嘘の情報も混ざっています。

また、テレビなどのメディアで発言している人の中にも、根拠のないコメントをしている人もいます。

一時期、コロナはインフルエンザよりも怖くないという情報が流行っていました。

しかし、ちゃんと調べるとインフルエンザの方が致死率がはるかに低いといことが分かります。

このように、世の中に流れている情報は、正しいもの多いことは確かですが、中にはデマも含まれています。

そのため、デマも真実として受け止めていては、意味がありません。

そこで、疑う力が必要になるわけです!

この情報は本当に正しいのか?何を根拠に言っているのか?と疑い、根拠となっているデータや研究などにあたってみることが大切です。

情報が多く、どれが本当か見分けが難しいからこそ、疑う力は必要ですね!

もちろん、正しい情報を仕入れる検索力も大切です。

本書では、正しい情報を手に入れたいのであれば、ドメインが「ac.jp」」に掲載されているものがオススメされています。

このドメインは、大学などの高等教育機関や学校法人のホームページを意味しているため、情報に信頼性があります。

 

無敵の独学術を読んだ感想

 

私自身、YouTubeでひろゆきさんの動画を観ることが多いのですが、本書の内容も、動画で話されていることと同じ部分が多かったです(笑)

だからといって、本書には価値が無いわけではありません。

そもそも、YouTubeに載ってるならいいやと思ってる人ほど、動画は観ないですよね(笑)

それに、本書に載っている内容の動画を全て探して観るのは大変です。

そういった意味では、1冊にまとまっている本書は、価値のあるものだと思います。

 

これからの時代、知識がアップデートされないと、圧倒言う間に取り残されてしまいます。

取り残されないためにも、自分で情報を取りに行く、独学が大切です。

しかし、これまでも紹介した通り、全ての情報を鵜呑みにするのは良くありません。

その情報が本当に正しいのか?と疑うことが大切になります。

現代人は、ネットですぐに情報が手に入る環境に慣れているせいで、すぐに見つかる答えに飛びついてしまう傾向があると言われています。

しかし、中には正しくない情報や、あなたの人生を壊しかねないものもあります。

そうならないためにも、本書『無敵の独学術』を読むことをオススメします!

 


ではでは。

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