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【要約&書評】思い通りに相手を操る心のガードの外し方

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今回は、洗脳系youtuber Dr.ヒロさん著の『思い通りに相手を操る心のガードの外し方』を紹介していきます。

本書は、10万部越えの大ヒット作となった『思い通りに人を動かすヤバい話し方』の第2弾となります。

本書の著者である、Dr.ヒロさんは、元マルチ商法トップセールスでした。

本書は、そんな人を動かすプロである著者の人を操るスキルについて書かれています。

この記事では、本書の中から、多くの人が心理学を上手く使えない理由と、相手の心のガードを外すためにまず知っておくべきことについて紹介していきます。

 


思い通りに相手を操る心のガードの外し方の要約

多くの人が心理学が上手く使えない理由

すでに会話術についた書かれた本を読んだり、心理学を学んだことがある方も多くいると思います。

では、そういった方は本に書いてあることを実践して上手くいったでしょうか?

おそらく、上手くいかなった、思い通りにならなかったという方が多いのではないでしょうか?

毎年のように、話し方について書かれた本がベストセラーになっているのも、それを裏付けていると思います。

では、本に書かれている心理学の知識は役に立たないでしょうか?

本書では、心理学は本当に使えるものであると書かれてます。

また、一部の人しか知らない心理学なんてものはなく、本当に使える心理学はすでに広まっています。

では、なぜいまだに多くの人が心理学を上手く使いこなすことができないのか?

その理由は、心のガードを外せていないからです。

心のガードとは、警戒心というアラートによって機能する心の扉のロック機能です。

この心のガードが閉じている状態ですと、あなたが正しいことを言ったとしても、相手は聞き入れてくれませんし、反発する可能性もあります。

実際に皆さんにも、うざい学校の先生に服装や髪形を注意されたら、悪いのは自分なのに、先生に反発してしまったという経験はないでしょうか?

心のガードが閉じている状態では、いくら心理学のテクニックを使って、話し方に気を付けたとしても効果がないのです。

そのため、相手と親密な関係になったり、相手を動かそうと思ったら、まずは心のガードを外す必要があるのです。

そして、一度心のガードを外すことができれば、人は驚くほど無警戒になります。

特に、人はいったん疑ってから安心すると最初から疑っていない人以上に信頼するようになります。

そのため、疑い深い人ほど騙されてしまうのです。

では、心のガードを外すためにはどうすればいいのか?

続いては、心のガードを外すために、まず知っておかなければいけない2つの原則を紹介していきます。

 

まず知っておくべき2つの大原則

心のガードを外すために、まず知っておかなければいけない原則とは、メラビアンの法則と情報の優先順位です。

メラビアンの法則とは、人の印象を占める割合のことです。

詳しくは、著者の前作である『思い通りに人を動かすヤバい話し方』の紹介動画の中で解説していますので、こちらを参考にしてください。


 

この記事では、情報の優先順位について紹介していきます。

情報の伝わりやすさには、次のように優先順位があります。

 

①誰が言うか

②なぜ言うか

③どう言うか

④何を言うか

 

このうち上位2つの、①誰が言うか②なぜ言うかをおさえておけば、コミュニケーションの印象操作はほぼ完成すると、本書では書かれています。

心理学では、ハロー効果という法則があります。

ハロー効果とは、何かひとついいところがある人は、他のところもいいと思われる傾向があることです。

見た目に清潔感がある人は、自己管理がしっかりと出来ていて、仕事も出来そうのように感じることがあると思います。

このように、見た目が良いことによって、他の部分も勝手に評価されるようになります。

そのため、情報は誰が言うかが大切なのです。

次に大切なのが、「なぜ言うか」です。

いくら見た目の良い美男美女だからといって、人を批判したり、見下した発言は受け入れられません。

そこで、なぜ言うかという意図が大切なのです

あなたの意図は、あなたの細かい表情や仕草に無意識に現れます。

そして、それらが雰囲気として相手の無意識にキャッチされて警戒のフィルターによって精査されます。

先ほどもお話した通り、情報の伝わりやすさは、誰が言うかなぜ言うかで、ほとんどが決まります。

しかし、巷で溢れている会話術の本では、どう言うかや何を言うかにばかりフォーカスされています。

それでは、最も重要な部分がおさえられていないため、本に書いてあることを実践しても上手くいかないのです。

そのため、誰が言うかと何を言うかが大切であることをおさえておきましょう。

では、最も需要である①誰が言うかをクリアするためのポイントを紹介していきます!

 

心のガードを外す第一印象の法則とは?

コミュニケーションは、第一印象が全てといっても過言ではありません。

皆さんも、第一印象が最悪な人とは、あまり関わりたくないと感じると思います。

そこで、第一印象をよくするための方法が、アンミカの法則です。

アンミカの法則とは、次の3つの要素のことをさしています。

 

①安心感

②見た目

③勘違い

 

この3つの中で、最も重要なのが安心感です。

私たち人間は、安心感を感じさせてくれる人に心を開きます。

では、この安心感とは具体的に何なのか?

本書では、安心感とは「この人といると生存確率が上がる」と相手の本能が感じる状態であると書かれています。

人の本能は、原始時代にプログラムされており、そこからほとんど変わっていません。

そのため、私たちの本能は食事をするために狩りをしていた時代から変わっていないのです。

だからこそ、狩りをする必要がなくなった現代でも、仕事ができそうなガリガリインテリメガネよりも、外敵から自分を守ってくれそうな細マッチョがモテるのです。

また、飲食店で同じものを注文すると好感度が上がるというテクニックも、安心感から来ています。

食の好みが同じであれば、一緒にいることで食料を確保できる確率が上がります。

そのため、相手は安心感を感じることができ、好感度を上げることができるのです。

相手に安心感を与えるためには、見た目を整えることも重要です。

さらに、ペーシングというテクニックを使うことによっても、相手に安心感を与えることができます。

ペーシングとは、簡単に言うと、相手と会話の速度とテンポを合わせることです。

テンポとは間です。

もし相手が、質問をしてから答えるまでに1秒かかるのであれば、あなたも同じように1秒待ってから答えましょう。

この速度とテンポを合わせることによって、相手に安心感を与えることができ、良い第一印象を与えることができます。

では続いては、アンミカの法則の3つ目である「勘違い」について紹介していきます。

「勘違い」と言われても、何のことが分からないかが多いと思います。

私も初めて見た時は、同じでした(笑)

ここで言う「勘違い」とは、認知的不協和です。

分かりやすい例を挙げると、名前の呼び方です。

おそらく皆さんは初対面の人は、苗字で○○さんと呼ぶことが多いと思います。

きっと皆さんの中には、下の名前やあだ名で呼ぶのは、親しくなってからという考えがあると思います。

しかし、これは間違いです。

まだ仲良くなっていないから苗字で呼ぶのではなく、苗字で呼ぶから仲良くなれないのです。

逆に言えば、下の名前やあだ名で呼ぶからこそ、仲良くなれるのです。

下の名前やあだ名で呼ぶことによって、相手は「下の名前やあだ名で呼んでくれる=その人と仲がいい」と勘違いするようになります。

その結果、本当に仲良くなることができるのです。

そのため、初対面でも苗字で呼ぶのではなく、下の名前やあだ名で呼ぶことが大切です。

また、仲のいい人にしか話さない情報を引き出すことも効果的です。

仲のいい人にしか話さない話をする=その人と仲がいいと認知的不協和が起こるからです。

とはいえ、最初から個人的な話をしてきてくれる人はいません。

そこで、相手から話を引き出すためのコツが、自己開示の返報性です。

自分から話すことによって、相手も話してくるようになります。

しかし、中には仲のいい人にしか話さない話が、なかなか思いつかないという人もいると思います。

そこで、どんな話でも、それっぽく聞こえるキラーフレーズがあります。

それが、「本当は秘密なんだけど」「これ初めて人に話すんだけど」といった枕詞です。

話の前に、こういった枕詞をつけるだけで、仲の良い人にしか話さない話っぽくすることができます。

また、話す内容は、少しだけ恥ずかしいくらいのエピソードがベストです。

人は、完璧な人を嫌います。

完璧な人を見ていると、自分が否定されているように感じてしまうからです。

それでは、相手の心のガードは閉じてしまいます。

そのため、少しだけ恥ずかしいくらいのエピソードを話すことによって、相手の心のガードを外すことができるのです。

ここまで、相手の心のガードを外すための第一印象の作り方を紹介していきました。

第一印象については、私が過去にあげた『第一印象の魔法』の紹介動画でも解説していますので、よろしければ参考にしてみて下さい!


 

また本書では、今回紹介した内容以外にも、心のガードを外すための雑談や話し方の技術や相手を思い通りに動かす誘導の技術についても解説されています。

そのため、コミュニケーション力を上げたいと考えている方や、人を思い通りに動かして営業成績を上げたい、恋人を作りたいといった願望を持っている方は、ぜひ本書を読んでみて下さい!

 

ではでは。

 

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