スマホさえあれば布団の中でも学べる

ふとん大学。

要約&書評

【要約&書評】糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた~今すぐ予防せよ!!~

更新日:

 

日本人の糖尿病患者数は、700万人以上います。

糖尿病予備軍も含めると、1000万人以上にもなります。

これは、約10人に1人は糖尿病だということになります。

糖尿病の結果、足を切断することになったり、失明してしまう人も多くいます。

しかも、糖尿病は完治しません。

糖尿病は怖ろしい病気だからこそ、今から予防することが大切です!

そのための方法を、ホリエモンこと堀江貴文さん著の『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』が教えてくれます!

 

Youtubeでは、アニメーションを使った要約動画を挙げています!

よろしければ、こちらもご覧ください!!

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』の要約

 

糖尿病とは?

そもそも糖尿病とは、どんな病気なのでしょうか?

糖尿病を怖い病気だということは知っている方が多いと思いますが、実際にどんな病気なのか具体的には答えられないという方は多いのではないでしょうか?

糖尿病について、本書では次のように書かれています!

 

糖尿病を一言でいえば、膵臓から分泌されるホルモンのインスリンが十分に働かないために血液中のブドウ糖(血糖)が増える病気ということになります。

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』より

 

我々の身体は、インスリンのおかげで血糖値を一定に保つことが出来ていますが、糖尿病になると、インスリンが正常に働かなくなってしまいます。

インスリンが十分に働かなくなってしまう原因は、脂肪たっぷりの食事、運動不足、ストレス、肥満などが挙げられます。

インスリンの分泌不全は、膵臓の機能不全が原因ですが、膵臓の機能が落ちてしまうと、回復は出来ても、元の状態には戻れないことが多いです。

そのため、糖尿病は完治はしません。

さらに悲報ですが、日本人はもともと、インスリンの分泌量が少ないと言われています。

なので日本人は糖尿病になりやすいのです、、、

糖尿病になりやすいからこそ、糖尿病について正しい知識をつけて、しっかりと予防することが大切ですね!

 

糖尿病になりやすい人の生活習慣とは!?

糖尿病になりやすい人の生活習慣として、次が本書で挙げられています。

 

・食事の回数、時間が不規則

・早食い、大食い

・ご飯や麺類を好む

・スイーツなど甘いものを好む

・糖分を多く含む清涼飲料水をよく飲む

・お酒の過飲傾向がある

・起床、就寝時間が不規則

・慢性的な睡眠不足

・喫煙習慣がある

・ほとんど運動をしない

・ストレスが大きい

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』より

 

糖尿病は、遺伝が原因になることもありますが、普段の生活習慣が大きな原因となります。

そのため、上記の項目に気を付けて生活を心がければ、糖尿病にかかるリスクを大幅に下げることが出来ます!

 

とても怖い三大合併症

糖尿病そのものは、血糖値をコントロールすれば、必要以上に危険視しなくても大丈夫です。

糖尿病の怖いところは、合併症が恐ろしいところです!

糖尿病になり、高血糖が続いてしまうと、「しめじ」「えのき」と言われる合併症が起こってしまいます。

「しめじ」「えのき」について、本書では次のように書かれています。

 

「しめじ」とは合併症が生じる場所を表しており、神経(糖尿病神経障害)の「し」、目(糖尿病網膜症)の「め」、腎臓(糖尿病性腎症)の「じ」です。

これが糖尿量の「三大合併症」で、いずれも細い血管(細小血管)の障害が原因で起こります。

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』より

 

いっぽう「えのき」とは、足の壊疽の「え」、脳卒中(脳梗塞)の「の」、狭心症・心筋梗塞の「き」を表し、足・脳・心臓の太い血管・動脈に起こる合併症です。

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』より

 

糖尿病の合併症は、とても恐ろしく、年間に1万人が糖尿病による合併症で足を切断しています。

これは、交通事故による死者数の3倍以上にあたります。

しかも、年間に4,000人もの人が、糖尿病が原因で失明しています。

今まで、何となく糖尿病が怖いと思っていましたが、ここまで具体的な症状や数字があると、何となくでは済まされないものになりますね。

先ほども書いた通り、糖尿病は生活習慣を見直すことで予防することが出来ます!

本書では、食事・運動・睡眠について解説されています。

この記事では、糖尿病を予防するための食事法について紹介していきます!

 

糖尿病を予防するための食事法

食事のポイントは、「肉の脂の過剰摂取」「食べる順番」「食事の適量」です!

肉の脂は、量ではなく質が大切です!

肉の脂に含まれる飽和脂肪酸は、糖尿病のリスクを高め、魚に含まれる多価不飽和脂肪酸はリスクを抑制してくれます。

そのため、魚をなるべく食べることが大切です!

さらに、食事の順番も大切です。

食事の順番によって、食後の血糖上昇を抑えることが出来ます。

そこでオススメされている方法が、「糖質5分あとまわしダイエット」です!

「糖質5分あとまわしダイエット」では、次の順番で食事をしていきます。

 

①食物繊維が豊富なもの(やさい、きのこ、海藻、こんにゃくなど)

②タンパク質が豊富なもの(魚、肉(卵、納豆、豆腐で代用可)など)

③糖類を含むもの(ご飯、パン、麺類、かぼちゃ、いも、大豆以外の豆、果物など)

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』より

 

「糖質5分あとまわしダイエット」は、おかずを全部食べた後に、ご飯だけを食べるというものではありません!

最初の5分間に糖質を多く含むものを控えることが目的です。

そのため、5分間後は、まんべんなく食べても大丈夫です!

「糖質5分あとまわしダイエット」の効果をさらに上げるためには、糖質を取る前にオリーブオイルを取ることがオススメです!

オリーブオイルを摂取することで、胃の動きをゆるやかにして急激な血糖上昇を防ぐとともに、小腸でインクレチンを増やしてくれるため、空腹感を抑えることが出来ます!

 

最後に、食事で重要なのが「食事の適量」です!

過食は糖尿病の原因になります。

1日の食事の適量は、次の計算式から求めることが出来ます。

 

1日の総エネルギー摂取量(kcal/日)=目標体重×エネルギー係数

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』より

 

目標体重は、65歳未満か以上かで計算式が異なります。

65歳未満→身長(m)×身長(m)×22

65歳以上→身長(m)×身長(m)×22~25

 

エネルギー係数とは、仕事・家事など運動以外の身体活動に消費されるエネルギーの量のことです。

 

軽い労作(大部分が座位の静的活動):25~30(kcal/kg)

普通の労作(座位中心だが通勤・家事、軽い運動を含む):30~35(kcal/㎏)

重い労作(力仕事、活発な運動習慣がある):35(kcal/㎏)

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』より

 

私の場合、身長が178cmでエネルギー係数は普通の労作になります。

それを上記の計算式に当てはめると、次のようになります。

 

目標体重=1.78×1.78×22=69.7kg

1日の総エネルギー摂取量=69.7kg×30~35(kcal/㎏)=2091~2439(kcal/日)

 

皆さんも、一日の適量を計算してみて下さい!

 

『糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた』を読んだ感想

 

今では医学の発達により、糖尿病になったとしても、すぐに命を落とすことは少なくなりました。

しかし、糖尿病は完治しません。

いくら平均寿命が延びたからといって、健康的に生きられなければ、楽しい人生を送ることは出来ません。

糖尿病に苦しみながら生きる人生を歩みたい人はいません。

健康的に長生きできるようになるためにも、糖尿病の予防はすぐにでも始めなければいけないと思います。

本書は、私の「何となく糖尿病は怖い」という甘い考えを改めさせ、予防策まで教えてくれました。

将来の自分のためにも、本書に書いてあることを参考にして、今から糖尿病の予防をしていきたいと思います!

ぜひ、本書を読んで糖尿病について正しい知識をつけて、一緒に予防していきましょう!

 

ではでは。

-要約&書評

Copyright© ふとん大学。 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.