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【要約&書評】リスキリング超入門

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今回は、徳岡晃一朗さん、房広治さん著の「リスキリング超入門」を紹介していきます。

最近では、社会人のリスキリング、学び直しといった言葉が流行り始めています。

そのため、これから何かを学ぼうかなと考えている方も増えてきています。

もちろん、社会人になってから何かを学ぶことは大切だと思います。

しかし、ただ何となく英語やプログラミングを学ぶだけでは意味がありません。

何となく学んだ気になって、結局何にも生かされずに終わってしまいます。

そこで、本書では社会人のリスキリングは何をすればいいのか、またどのように学んでいけばいいのかについて解説されています。

この記事では、本書の中から社会人にとってのリスキリングの目的とは何か、またまず何をすればいいのかについて紹介していきます!

 


リスキリング超入門の要約

リスキリングの目的とは?

リスキリングとは簡単にいうと、学び直すということです。

実際に現在では、特にデジタル化に向けた再教育という意味合いで使われることが多いです。

デジタル化に伴い、働かく人が業務に役立つスキルを学び直すことがリスキリングであると考えられています。

皆さんの職場でも、オンライン講座やe-learningを導入しているというところも多くあると思います。

しかし、そこで学んだ知識は本当に役に立っているでしょうか?

また、あなたのキャリアにおいてプラスに働いているでしょうか?

おそらく、ただ何となく学んでいる、会社から言われているからとりあえず受講しているという方も多くいると思います。

もちろん、デジタルのスキルを身につけることは大切なことです。

しかし、そこに目的がなければ、リスキリングは何の意味も持ちません。

リスリングをした上で、何を目指すのかという視点を持つことが大切です。

そこで、本書ではリスキリングの目的について次のように書かれています。

 

リスキリングを通して今本当に身につけるべきなのは、デジタル社会の進展を活用していく力です。

未来を見通し、そこからバックキャストしてどのように自分のスキルを身につけていくのかを考えることが重要なのです。

リスキリングとは目の前にある課題をこなすスキルに注目した一過性のものではなく、ゴールが常に変わるものです。

リスキリングの本質は学び続けることにあります。

 

本書に書かれているとおり、リスキリングとは最新のデジタルスキルや知識を身につけることだけではありません。

未来にこうしたいという目的があり、そのために何を身につけていく必要があるのかを考えることが大切です。

そこで本書では、次の4つのSをリスキリングで身につけていくべきであると書かれています。

 

シナリオ思考

スピード思考

サイエンスマインド

セキュリティ感覚

 

この記事では、この4つのSのうち、スピード思考とサイエンスマインドについて、あなたがまず実践するべきことについて紹介していきます。

 

スピード

本書では、スピードとは突き詰めると責任能力であると書かれています。

タイムリーに決めて実行して、評価する、そしていつまでに何をするのかをはっきりさせるという意思決定の力が求められています。

世界のスピードは、どんどんと早まっている一方、日本のスピードは相対的に低下しています。

代表的な例を挙げると、コロナウイルスが蔓延してから1年弱で、ファイザーやモデルナなど欧米企業はワクチンを開発して実用化までこぎ着けました。

一方日本企業はどうかというと、パンデミック宣言から3年経ってようやく、国産ワクチンが塩野義製薬によって承認申請されました。

このように、世界と日本の企業ではスピードに歴然の差があります。

ワクチンの例は、企業レベルの大きな話ですが、もちろん個人レベルでもスピードは求められます。

ではどうすれば、スピード思考を身につけることができるのか?

本書では、まず世界の現状を把握し、世界最先端のスピードをきちんと知り、そこに照準を合わせることが大切であると書かれています。

プログラミングなど、デジタルスキルを学んだとしても、のんびりと取り組んでいては、学び終えるころには、別のスキルが台頭してきており、効果の薄い学びになってしまいます。

そこで本書では、まずは海外メディアや海外から発信される情報に触れて、世界の現状を理解することがオススメされています。

世界経済の中で日本のGDPが占める割合は5%です。

そのため、日本のメディアでカバーされていることは、世界的に見ると、ごく一部の情報となります。

だからこそ、日本のメディアではなく、エコノミスト、BBCなどの質の高い海外メディアから情報を得る必要があります。

海外メディアから情報を得ることは難しいことではありません。

スマホ一台あれば十分にできます。

そのため、毎日のちょっとした隙間時間でもいいので、まずは自分の働いている分野や興味のある分野では、どういったことが最先端で行われているのか、またどういったスキルや知識が求められているのかといった情報をキャッチしていきましょう。

 

サイエンスマインドを身につけろ!

本書では、サイエンスとは科学、技術、工学、数学のSTEMであると書かれています。

そのため、サイエンスマインドとはこれらの分野を基にした思考やスキルによって、課題発見から問題解決まで行っていきます。

実際にシリコンバレーで成功するユニコーン企業には、STEM思考、サイエンスマインドができる人材が集まっています。

では日本の企業はどうかというと、まだまだサイエンスマインドが定着しているとは言えないと思います。

日本には高度な技術やサービスがありながら、サイエンスマインドのが不足していることで、世界基準とはズレた方へ発展していく、ガラパゴス化が起きてしまっています。

本書にも書かれておりますが、日本のガラパゴス化の例は、ガラケーと呼ばれる折りたたみ式携帯です。

現代では、ほとんどの人がスマホを持っています。

しかし以前の日本では、もっとよりよいガラケーを作ろうと、これから使われるようになるスマホではなく、使われなくなるガラケーをどんどん進化させようとしていました。

その時に、これからは世界中が常に繋がりあうデータの時代が来るという視点を持てていれば、ガラケーに固執せずスマホへの転換をもっと早くできたのではないかと思います。

サイエンスマインドが不足している例は、スマホなどの事業レベルだけでなく、職場内などもっと小さい規模でも起こっています。

例えば、皆さんの職場に非合理的なルールや、無駄なしきたりなどはないでしょうか。

そういったものは、論理的に考えられたものではなく、生産性を下げてしまうものです。

サイエンスマインドが働いていれば、そういったルールやしきたりは、おかしいと気づくことができ、改善できるようになります。

そのため、商品開発やマーケティングといった仕事についていない人にも、このサイエンスマインドは役に立つスキルになります。

では、どうすればサイエンスマインドを身につけることができるのか?

本書では、まずデータサイエンスマインドを身につけるべきであると書かれています。

データサイエンスマインドとは、データをしっかりみて必要な分析ツールを使い、常識や認知バイアスにとらわれずに物事を判断していく姿勢であると本書では書かれています。

基本となるのが、接した情報をデータなどの数字で確認する習慣です。

得た情報をそのまま鵜呑みにしていては、誤った情報に騙されてしまいます。

また我々人間には、認知バイアスというものがあり、非合理的なものの見方をしてしまうことがあります。

そのため、日頃から入ってきた情報を裏付けるデータがあるかを確認する癖をつけることが大切です。

個人的には、スピード思考で紹介した、海外メディアなどから情報を収集する際に、このデータサイエンスマインドをかけあわせることが効果的なのではないかと思っております。

いきなりデータや数字で情報を判断するということは、めんどくさく感じてしまうと思います。

そこで情報収集をする行為とセットにすることで、徐々に癖がついていきます。

さらに集めた世界最先端の情報に対して、データサイエンスマインドで考えることで、さらに深掘りすることができるため、学びの効果が大きくなると思います。

実際に私もBBCのスマホアプリを使って記事を読む際には、データサイエンスマインドを意識していきたいと思います。

この記事では、4つのSのうち、スピード思考とサイエンスマインドについて紹介していきました。

残りの、シナリオ思考とセキュリティ感覚も、とても大切な要素です。

また本書では、この記事では紹介しきれていないリスキリングの大切なポイントや、年代別の実践法についても解説されています。

そのため、会社でe-Leaningなどが導入されているけど、いまいち活かしきれていないという方や、これから価値のある人材になるためにリスキリングしていきたいという方は、ぜひ本書を読んでみてください!

 


ではでは。

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