今回は藤吉豊さん、小川真理子さん著の「お金の増やし方のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた」を紹介していきます。
本書はタイトルの通り、100冊のマネー本から、本当に大事なポイント、多くのマネー本で書かれている共通の知識がまとめられた1冊となっています。
お金について書かれた本を読んだことがある方にとっては、すでに知っている知識も多くのあるかと思います。
そのため、特にこれからお金の勉強を始めようとしている方や、マネー本を複数読んだが、大事なポイントをまとめて復習したいという方にオススメの1冊です!
私のYou Tubeチャンネルでは、お金や投資に関する本を何冊か紹介してきており、本書にも書かれている、お金を増やすなら投資が大事、idecoや積立NISAを活用しようといった内容は何度も紹介してきています。
そのためこの記事では、本書の中から、過去の動画では触れていなかった点を中心に紹介していきます!
「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみたの要約
まずは支出を見直そう!
お金がないことには、投資も貯金もすることができません。
いくら給料が高くても、入ってくるたびに全て使っていては、一向にお金をためることができません。
一方で、年収があまり高くなくても、一部を投資や貯金に回していれば、お金は増えていきます。
そのため、まずは投資や貯金をするためのお金を作りだすために、毎月の支出を見直していきましょう。
実際に100冊の著者の多くは、「お金を貯めるためには無駄な支出を減らすことが不可欠」だと考えていると本書では書かれています。
投資や貯金のために、お金が必要だからといって、すぐに収入を増やすことは難しいと思います。
特に日本人の給料は、この30年間で伸びていません。
もちろん副業をすれば、収入を増やすこともできますが、簡単に稼げるわけではありません。
そのため、投資や貯金に回せるお金を増やすためには、収入を増やそうとするよりも、無駄な支出を減らす方が簡単なのです。
そこでまずは、自分が毎月何にいくら使っているのかをざっくりつかんでいきましょう。
今貯金できていな人の多くは、現在の収支状況を把握で来ていません。
そこで、自分が何にいくら使っているかを把握するためには家計簿をつけていきましょう。
本書では、藤野英人さん著の「投資家が「お金」よりも大切にしていること」で紹介されている家計簿のつけ方が紹介されています。
①1か月間すべての買い物に領収書をもらう
②大きなビニール袋を用意して帰宅するたびに、その日の領収書を入れる
③1か月続けたら、1か月分の領収書を全て見直す
毎日家計簿をつけるのは大変なので、ここで紹介した通り、一か月分をまとめて確認するほうが続けやすいと思います。
とはいえ、中には家計簿をつけるのが本当に続かないという方もいると思います。
何を隠そう、私と妻も家計簿をつけるのが本当に続きませんでした。
そこで我が家では、家計簿をつけるのではなく、月の初めに、その月に何にどれくらいお金を使うのかを決めるという方法をとっています。
事前に貯金や投資に回す分も確保しているので、毎月お金を貯めることができていますし、予算を気にしながら買い物をするため、無駄なモノを買うことが減りました。
私のように、どうしても家計簿をつけるのが苦手という方は、ぜひ試してみて下さい!
そして、何にいくら使っているのかを把握することができたら、無駄な支出を減らしていきます。
支出は大きく固定費と変動費に分かれます。
固定費は、家賃や光熱費、携帯代など毎月かかるお金です。
一方で変動費は食費や交通費など、月によって支払額が変わるものです。
このうち、まずは固定費を見直していきましょう。
格安Simにすることで、携帯代を抑えたり、ムダに保険に入りすぎていないかなど、削れそうな部分を探していきます。
また最近ではサブスクに加入している人も多くいると思いますが、使っていないのに入りっぱなしになっているサービスはないか探してみましょう。
固定費の見直しができたら、次は変動費を減らしていきます。
変動費を減らすポイントは、欲しいものではなく、必要なものを買うことです。
必要なものは限られていますが、欲しいものには限りがありません。
そのため、何も考えずに欲しいものばかりにお金を使っていては、お金は無くなってしまいます。
そこで、欲しいものではなく、必要なものを買うことを意識することで変動費を減らしていきましょう。
そして、無駄な支出を減らすことができたら、貯蓄・投資分は先取りしましょう。
毎月余ったら貯金に回そう、投資に回そうでは、一生お金はたまりません。
人はあればあるだけお金を使ってしまいます。
そのため、毎月給料が入ったら、まず貯蓄・投資分は先にとっておいて、残りのお金で生活をするようにしましょう。
そうすることで、お金を使いすぎて、貯蓄・投資ができなかったということを防ぐことができます。
お金を貯める上で、この支出を減らすことは本当に大切なことです。
そのため、これまで支出に気をつけてこなかったという方は、ぜひ今回紹介した方法を実践して、無駄な支出がないか探してみて下さい!
投資は売り時を事前に決めろ!
投資は買い時よりも売り時の方が難しいと、マネー本の著者の多くが指摘しています。
理由は、もう少し待てば上がるかも、もう少し待てば株価が回復して損失が減るかもと欲張ってしまうからです。
欲張って売るタイミングを遅らせた結果、損失が大きくなることがよくあります。
実際に私も仮想通貨投資をしていたときは、もう少し待てばさらに上がるかもと欲張ってしまいしまい、待っている間に大暴落したという経験があります。
利益が減った場合であれば、ダメージは少ないかもしれませんが、下がった銘柄を持ち続けて、損切りができず、さらに損失が増えてしまうというパターンは避けなければいけません。
そのため、投資を始めたら、まずは売り時を事前に決めておくことが大切です。
例えば、ローンの頭金など目標額が貯まったら、子供が大学に入学したらといったライフイベントに合わせたり、保有する銘柄のリスクが増えすぎてしまったり、長期的な値上がりが見込めなくなったときなど、売り時のタイミングは様々あります。
そのため、あなたの投資の目的に合わせて、売り時を事前に決めておくことが大切です。
もちろん、自分が売ったあとに上がることもあると思います。
その時は、損をした気分になるかもしれませんが、それは結果論です。
失敗した気持ちになるかもしれませんが、自分の基準で健全に投資ができたという点においては、成功なのではないかと思います。
そのため、投資を始めたけど、売り時を考えていなかったという方は、ぜひ今から設定してみてください。
お金が貯まる人に共通するある習慣とは?
多くのマネー本では、お金が貯まる習慣が紹介されています。
私達は習慣によって作られています。
今お金が貯まっていないのは、過去の習慣が悪かったことが原因です。
そのため、お金が貯まる人に共通する習慣を実践することで、お金を貯められるようになります。
この記事では、本書で紹介されている習慣から1つ紹介していきます。
それが、住まいは常に整理整頓するです。
本書でも紹介されている、黒田尚子さん著の「お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか」では、整理整頓することが大切な理由について解説されています。
まず片付けることで、モノとお金が見える化されます。
モノとお金が見える化されると、我が家の物の適正量がわかり、本当に必要なものと好きなものが分かります。
適正量が分かり、かつ本当に必要なものが分かるため、お金の無駄遣いが減ります。
無駄遣いが減ることで、お金が貯まり始めます。
確かに、家が散らかっていているときは、何がどれくらいあるか把握できませんよね。
何があるか把握できていないからこそ、買う必要のなかったものまで買ってしまい、後で買わなくて良かったと気づくことがあると思います。
家を綺麗にすると、キレイな空間が気持ちよく感じるため、無駄にモノを増やしたくなくなると思います。
そうすると、無駄遣いが減り、お金が貯められるようになります。
そのため、お金を貯めるためには、家を整理整頓する習慣が大切なのです。
私のyoutubeチャンネルでは、お金や投資に関する本を多数紹介しておりますので、よろしければ参考にしてください!
また本書では、この記事では紹介しきれていないお金に関する重要な知識がたくさん解説されています。
そのため、お金について学びたいという方は、ぜひ本書を読んでみて下さい!
ではでは。