今回は、今井孝さん著の『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』を紹介していきます!
みなさんは、毎日時間に追われている、やらなければいけないことばかりで、自分の時間を過ごせていないと感じることはないでしょうか?
本書はそういった方に役立つ1冊です!
本書では、これまで3万人以上の幸せな起業家をみてきた著者によって、幸せな人でいるための大切な時間との付き合い方について解説されています。
この記事では、その本書の中から、たった2時間で1日が充実する、やらなくていいことを決める、自分を幸せにしてくれることの見つけ方の3つについて紹介していきます!
いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才の要約
たった2時間で1日が充実する
みなさんにとって、最高の1日とはどんなものでしょうか?
著者がこれまで、たくさんの人にこの質問をした時に返ってきた回答は、大きく2パターンだったそうです。
1つ目が、バリバリ活動する過ごし方です。
朝から、勉強や仕事をバリバリこなし、夜には家族と過ごしたり、運動をするなど、いかにも生産的な過ごし方です。
そして2つ目のパターンが、リゾートでゆっくりする1日です。
朝は少し遅めに起きて、のんびりコーヒーを飲み、午後はマッサージや、劇を見に行ったりなど、ゆったりをした1日の過ごし方です。
どちらも、充実した1日の過ごし方ですが、このような過ごし方ができるのは、1年のうちに何日もあるわけではないと思います。
そのため、1日全てを理想的に過ごそうとしてしまうと、実現できないことの方が多くなってしまいます。
そこで、1日を充実させるためには、たった2時間でいいので、自分が幸せになれる時間を作りましょう。
例えば、仕事終わりに親友と飲みの約束があると、毎日の朝の通勤も、いつもはストレスが溜まるものですが、仕事終わりに飲み会があることを考えると、辛くなくなると思います。
また仕事終わりに楽しみがあることで、ワクワクしながら仕事をこなすことができ、普段より充実したものになると思います。
このように、私たちは1日2時間でも幸せな時間があることで、1日全体を幸せに過ごすことができるです。
逆に、2時間の幸せなひと時を設定していないと、毎日時間に追われている、無駄に時間を過ごしてしまったと感じてしまうようになってしまいます。
そのため、毎日を幸せな1日にするためには、まずは2時間の幸せなひと時を設定するところから始めましょう。
そして、その2時間でやることは、あなたが幸せを感じることができれば、なんでもいいのです。
ぶらぶら散歩をする、テレビで好きなドラマを見るなど、お金がかかるものでなくてもいいのです。
また他の人に自慢できるような時間の過ごし方でなくてもいいのです。
特に、お金をかけないといけない、他人からよく思われたいといったことを考えてしまうと、あなたにとって、本当に充実した時間を過ごすことができなくなってしまいます。
そのため、どんなに些細なことや、他人にはわからないことでもいいので、自分が幸せを感じられる活動に、毎日2時間使うことが大切です。
もしどうしても、やりたいことが見つからないという場合は、後ほど紹介する、自分を幸せにしてくれることの見つけ方を参考にしてみて下さい!
やらなくていいことをやめる
おそらく中には、1日に2時間も好きに使える時間はないと思われる方もいると思います。
ですが、そういった方でも、1日の時間の使い方を振り返ってみると、意外と無駄なことに使ってしまっている時間があるものです。
そういった無駄な時間を削り、やることを減らすことによって、心に余裕が生まれるのです。
そこで本書では、次の5つの分類されるものは、すぐにやめるべきだと書かれています。
①惰性で続けているが、実はやめても問題がないこと
②よく思われたいためにやっていること
③不安だからやっていること
④自分がコントロールできないこと
⑤積み上がらないこと
『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』より
おそらく、今の自分の時間の使い方を振り返ってみると、この5つのどれかに当てはまるものがあると思います。
例えば、私は最近スマホゲームをやらなくなりました。
以前まではちょっとした時間があれば、すかさずスマホを開いてゲームをしていたのですが、やめても何も問題はないことに気がつき、やめることができました。
私がスマホゲームをやめることができたのは、やめても問題がないことに加えて、⑤積み上がらないことにも該当していたからだと思います。
スマホゲームをしたとしても、YouTubeの再生回数が上がるわけではありません。
そのため、だらだらスマホゲームをするくらいなら、YouTubeにあげる動画を作ったり、本を読む方が、私にとって有意義な時間の使い方になっています。
他にも、不安だから会社の飲み会に毎回参加したり、周りからよく思われたいから、無駄に残業をするといったことも、いますぐにやめるべきです。
こういったことに時間を使っていては、いつまで経っても、あなたにとって充実した1日を過ごすことができなくなってしまいます。
では、どうすれば、自分がやっている無駄なことに気がつき、それらをやめることができるのか?
本書では、無駄をなくすための4ステップが紹介されています。
①やっていることをすべて書き出す
②やめられそうなことを見つける
③試しにやめてみる
④次からは引き受けない
『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』より
まず無駄に気がつくためには、やっていることをすべて書き出して、自分の行動を可視化することが大切です。
すべての行動を書き出したら、やめられそうなものを探していきます。
この時に、ただやめられそうかどうかで考えるよりも、「10億円持っていてもやるだろうか?」「残りの寿命が5年しかなくてもやるだろうか?」といった質問を投げかけながら考えることで、効果的にやめられそうなものを見つけることができます。
そして、やめられそうなものを見つけたら、試しにやめていきます。
もしやめて支障が出るようであれば、また再開すればいいのです。
最後に、次からは引き受けないようにします。
もし会社の同僚や友人から頼まれて、いやいややっていることがあれば、一度やり切ってしまい、その後は引き受けないようにしましょう。
いやいややっても、生産的にはなれませんし、自分が幸せないなれないばかりか、相手からの信用を失ってしまいます。
そのため、イヤイヤやっていることは、次から引き受けないことが大切です。
以上が、いますぐやめるべきことと、それをやめるための方法です。
もし毎日が忙しくて2時間も確保できないよと感じている方は、今回紹介した方法を試して、やることを減らしてみてください!
自分を幸せにしてくれることの見つけ方
みなさんは、自分を幸せにしてくれることを把握しているでしょうか?
日々忙しく過ごしている中で、何が自分にとっての幸せなのかを、あまり深く考えたことはないかもしれません。
しかし、自分を幸せにしてくれることを知らないままでは、時間を作ったとしても、結局別の無駄なことに使ってしまうようになります。
そのため、自分を幸せにしてくれることリストを作っていきましょう。
自分を幸せにしてくれるリストは、自分が好きなものをとにかく書き出していきます。
その際に、次の3つのカテゴリーに分けて考えてみてください。
①簡単にできること
②ちょっと無理すればできること
③とんでもないこと
『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』より
まず①簡単にできることとは、散歩やサウナ、昼寝、お風呂など、日常ですぐにできるものです。
もしどうしても思い浮かばないという場合は、好きな食べ物から考えてみてください。
好きな食べ物であれば、ほとんどの人がすぐに答えられると思います。
続いて②ちょっと無理すればできることとは、多少の負荷はかかるけど、できることです。
例えば、旅行に行ったり、資格をとる、フルマラソンに出るといったことが挙げられます。
最後に③とんでもないことは、実現可能かどうかは関係なく、自由に妄想してください。
ここでの目的は、実現できる夢を建てることではなく、自分が何を幸せに感じるかを見つけることなので、10億円の豪邸を建てる、youtubeでチャンネル登録者数1億人を達成する、総理大臣になるなど、なんでも大丈夫です。
もしYouTubeでチャンネル登録者数1億人を達成することが浮かんできたら、自分にとってSNSで発信をすることが好き、または憧れがあることがわかります。
また総理大臣になりたい場合は、政治に興味がある、世の中を良くしたいという考えがあることに気がつくことができます。
そこから、日常の中でできそうなことが見つかると思います。
そして、自分を幸せにしてくれることが見つかったら、それを日常の中に取り入れることで、毎日を充実した1日にすることができます。
何をしたら自分が幸せになれるかわからないという方は、ぜひ自分を幸せにしてくれるリストを作成してください!
本書では、この記事では紹介しきれていない、毎日を充実した1日にするための方法がまだまだ解説されています。
そのため、今毎日時間に追われている、自分の時間を過ごせていないと悩んでいる方は、ぜひ本書を読んでみてください!
『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』はこちらから!
ではでは。