やる気が出ずに、勉強や仕事に集中できない
やらなきゃいけないのに、行動できない
このような悩みはないでしょうか?
あの時、もっとやる気が出せれば、今よりも、もっと良い人生になっていたのに、仕事で成功できていたのにと思うこともあると思います。
私も、大学受験の時に勉強を頑張っていれば良かったのにと後悔してしまうことがありました。
しかし、やる気が出ずに失敗するのは、今日で終わりです!
今回紹介する、星渉さん著の『神モチベーション「やる気」しだいで人生は思い通り』が、止まらないくらい「やる気」を出す方法を教えてくれます!
Youtubeでは、アニメーションを使った要約動画をあげています!
よろしければ、こちらもご覧ください!
やる気は出すな!
本書では、やる気には次の3つの種類があると書かれています。
- ハイモチベーション
- アクティブモチベーション
- ギャップモチベーション
ハイモチベーションとは、名前からも分かる通り、やる気がマンマンな状態です。
皆さんにも、何か新しい勉強を始めたり、運動を始めた時に、とてつもないやる気を感じたことはないでしょうか?
また、仕事でも、やる気に満ち溢れている日もあると思います。
そして、2つ目のアクティブモチベーションとは、「行動することによって出るやる気」です。
人間は、行動することで自然とやる気が出るから、とりあえず初めてみよう。
まず5分間やってみよう。
このようなアドバイスを聞いたことがあると思います。
実際に行動することによって、脳の扁桃体からやる気物質が出るため、科学的には正しいです。
しかし、これまで紹介してきた、ハイモチベーションとアクティブモチベーションは、実は頼ってはいけない「やる気」なんです!
まず、ハイモチベーションですが、急激に上がったやる気は、すぐに下がってしまいます。
皆さんにも、新しく勉強を初めたが、やる気があったのは最初に1週間で、だんだんとやる気がなくなり、やめてしまった経験がないでしょうか?
私も、プログラミングの勉強が続かず、積読になってしまっている参考書があります笑
このように、ハイモチベーションは長続きせず、いずれ息切れしてしまいます。
また、アクティブモチベーションですが、これは行動を始めるまでにハードルがあります。
行動を始めることができていれば、やる気で悩む必要はありませんよね?
このように、ハイモチベーションとアクティブモチベーションに頼ろうとしていると、上手くいかなくなってしまいます。
そこで、成功したいなら、3番目のギャップモチベーションを使う必要があります!
私の脳は、ギャップを感じると、それを埋めたくなります。
ギャップモチベーションは、そんな脳の習性を使います。
おそらく、多くの方が朝の通勤で、電車に乗り遅れそうになった経験があると思います。
そして、なんとか間に合わせようと、駅までダッシュしていたと思います。
しかし、やる気があったから、駅までダッシュできたわけではないですよね?
会社に遅れそうになるという現実と、時間通りに出社できる理想にギャップが生まれたため、あなたは行動できたのです!
やる気があってもなくても、ギャップを作ってあげれば、勝手に行動することができるようになります!
そのため、上げても下がってしまうやる気を、無理に出そうとしなくて良いんです!
そんなギャップモチベーションの使い方を、続いて紹介していきます!
ギャップモチベーションの使い方
ギャップモチベーションを使うためには、未来記憶と過去記憶を使いこなす必要があります!
私たちのギャップモチベーションは、現実と記憶のギャップを埋めようとすることで生まれます。
まず未来記憶とは、名前の通り、「こうなりたい」「これを実現したい」というように、理想の未来のイメージです。
皆さんにも、高校受験や大学受験の時に、「〇〇高校に行ってサッカー部に入りたい」「〇〇大学に行ってこんなことを勉強したい」など、目標があったからこそ、勉強が頑張れたと思います。
また、部活をやっている方であれば、「次の試合で活躍したい」「次の大会で優勝したい」という目標があったからこそ、辛い練習でも乗り越えられたと思います。
このように、理想の未来をイメージすることで、脳に未来記憶として保存されます。
そして、保存された未来記憶と現在にギャップが生じると、私たちは行動を起こすことができます。
とはいえ、なんとなく「こうなりたいな」とイメージするだけではだめです。
未来記憶は、次の3ステップで作っていきましょう!
- イメージ、音声、感情、動作の4点セットで未来記憶をつくる
- 未来記憶を何度も思い出し体験する
- ②を毎日繰り返す
未来記憶は、明確であればあるほど良いです!
自分はどこにいるのか?誰にどんな声をかけられているのか?自分はどんな気持ちか?など、五感を使って、鮮明にイメージしていきましょう。
また、感情を込めてイメージすることも大切です。
感情が強いほど、記憶への定着率を上げてくれます。
さらに、声に出すことで、作り出したイメージに感情がこもり、脳に定着しやすくなります。
しかし、声に出すことは、なかなか恥ずかしいと思います。s
そこでおすすめなのが、未来記憶のイメージをスマホの待ち受けにすることです!
スマホであれば、しょっちゅう使うと思います。
使うたびに、自分の理想の未来記憶を確認することできるので、いやでも記憶に刻まれると思います笑
続いて、過去記憶とは、これも名前の通り、あなたの過去の記憶です。
学生時代に、試験2週間前の勉強を始めて上手くいった経験があれば、次回のテストでも、「そろそろ2週間前だし勉強を始めないとな」と、行動することができると思います。
あの時はこうだったのに、今回はまだできていないなと、過去記憶と現実にギャップを感じることで、やる気を生み出すことができます。
過去記憶として思い出せる経験が多ければ多いほど、やる気の数も増えます。
そのため、普段から色んなことに挑戦して、色んな経験を積むことが大切です。
とはいえ、全ての挑戦が成功に終わるわけではありません。
むしろ、失敗に終わることも多いと思います。
しかし、失敗した経験は無駄にはなりません。
あの時は、こうやって失敗したから、次はこのようにやってみようと考えることができます。
そのため、成功体験も失敗体験も、過去記憶として使うことができます!
目標を達成したいならルーティンを作れ!
これまで紹介してきた、ギャップモチベーションを使うことで、これまでよりも楽に行動に移すことができます。
しかし、「この資格に合格したい」「仕事でもっと成果を挙げたい」という場合、継続して行動する必要があります。
そこで、継続して行動するためには、ルーティンを作りましょう!
私たちの脳は省エネが大好きです。
脳にとって省エネとは、頭を使わないことです。
そのため、脳は新しいことよりも、いつもと同じことを無意識に繰り返すことを好みます。
皆さんにも、レストランでいつもと同じメニューばかり頼んでしまう、いつもと同じ服装ばかりになってしまうことはないでしょうか?
私たちは、気づかぬうちに、楽な方へと誘導されてしまっているのです。
これはネガティブに聞こえてしまうかもしれませんが、使いようによっては、私たちの強力な味方になります。
目標を達成するためにやらなければいけないことを、ルーティンにしてしまえば、無意識に行動することができます!
そんなルーティンは、次の5ステップで作ることができます!
- あなたが実現したい目標、なりたい姿を明確にする
- それを実現するためにはどんなルーティンが必要かを決める
- 決めたルーティンを繰り返す
- 定着したら、何も考えずに毎日実行する。
- 目標が実現する
ルーティンを作るのに難しいことはいりません!
確実にルーティンを習慣化させるには、コツがあります。
それは、「AをしたらBをする」という行動のレシピを作ることです!
これは、『習慣超大全』という本に書かれているものですが、とても効果があります。
Aには、歯磨きなど、すでに習慣化しているものを入れます。
そして、Bにはこれから習慣化したいこと、あなたが決めたルーティンを入れます。
例えば、仕事帰りに電車に乗ったら、単語帳を開いて勉強する。
歯磨きをしたら、腹筋を10回やるというように決めていきます。
この時にポイントなのが、最初は小さく始めるということです。
いきなり、3時間勉強する、腹筋100回やるのように、大きく設定してしまうと、継続することが難しくなってしまいます。
人には、物事を自分のいいように楽観的に解釈してしまう、楽観バイアスという性質があります。
そのため、ついつい、自分にとってキツイ、ルーティンを設定してしまいます。
そうのように自爆しないためにも、最初は、あなたが最初に想定しているよりも、難易度を下げてあげましょう!
『神モチベーション』の中でも、最初は「あなたがこれならできそう!と思えるハードルまで下げることが重要と書かれています。
新しいことを始めても、三日坊主で終わってしまうなど、習慣化に悩んでいる方には、先ほど紹介した『習慣超大全』という本がとても役に立ちます。
こちらの動画で、簡単にできる習慣化の方法を紹介していますので、よろしければご覧ください!
神モチベーションを読んだ感想
私も、以前はモチベーションに頼ってしまい、失敗してしまうことがありました。
先ほども紹介した通り、プログラミングの勉強に失敗した経験があります。
当時は、何のビジョンもなく、何となくプログラミングが稼げるらしいから、勉強をしようという感じで始めてしまいました笑
そんな、曖昧な動機では続くはずもなく、1週間ほどで辞めてしまいました。
最近、またプログラミングの勉強をしているのですが、今回は3ヶ月以上続けることができています。
それは、本書にも書いてあるように、未来の自分を想像して、そこに近づこうとしているからだと思います。
また、勉強をルーティン化できていることも、大きな要因だと思います。
私の経験からも、本書に書いてあることを実践することができれば、やる気をコントロールして、行動を変えることが出来ると思います。
思い通りにやる気・モチベーションを上げて、人生を成功させたい!といいう方は、ぜひ『神モチベーション』を読んでみてください!
ではでは。