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【書評】「残酷すぎる成功法則」を読んだ感想!本当に正しい成功法則とは?

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今回は、『残酷すぎる成功法則』という本について紹介していきたいと思います!

この本には、我々が一般的に「これをすれば成功するだろう」と思っていたものの多くが、実は間違えであったということを、実際の研究結果をもとに書かれている本です。

今回の記事では、その中でも私が最も驚いたことについて、2つ紹介していきます!

 

なぜこの本を選んだのか?

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この本を購入した理由は、成功したいからです!笑

人間誰しも失敗するよりは、成功したいと望むでしょう。

そのため、成功法則について書かれた本やサイトがたくさんあります。

しかし、それらの本やサイトに書かれていることは、全て正しいのでしょうか?

また、本当にあなたを成功に導いてくれるのでしょうか?

この『残酷すぎる成功法則』という本は、多くの人が勘違いをしている、成功するための条件について、科学的に紹介しています。

そこに私は興味を持ち、この本を購入しました!

 

高学歴は本当に幸せをもたらすのか?

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カレン・アーノルドという研究者が、アメリカの高校を首席で卒業した81人のその後を追跡調査を行なったところ、多くは大学に進学し、大学でも良い成績を修め、また弁護士・医師・エンジニアなどの社会的評価が高い職につきました。

しかし彼ら、彼女らの中に、アップルの創設者であるスティーブ・ジョブズのような、世界を大きく変えた人はいたでしょうか?

答えはノーです!

高校や大学ではナンバーワンになることができたのに、実社会ではナンバーワンになることができなかったのです。

なぜ実社会でナンバーワンになれないのか?

2つの理由があると、『残酷すぎる成功法則』には書いてあります。

第一に、学校とは、言われたことをきちんとする能力に報いる場所だからだ。

第二の理由は、全ての科目で良い点を取るゼネラリストに報いる学校カリキュラムにある。

学力と知的能力(IQ)には必ずしも関係があるわけではないという結果もあります。

学校での成績というのは、自己規律や真面目さを測るのに最適な基準になっています。

もとと言えば、学校とは真面目な工場労働者を作り出すために、イギリスが創設したものですからね。

また、学校教育では、全ての教科をまんべんなくできることが求められますが、実社会では何か1つに突き抜けている方が評価されることが多いです。

これらの理由から、たとえ学校の成績がよく、良い大学に入れたとしても、世界を変革できる、多くの人に影響を与えられるような人間にはなることができなません。

そのため、学校教育ではエリートコースを歩んでいたとしても、億万長者にはなれないのです!

(スティーブ・ジョブズも大学を中退していましたね)

それを裏付けるかのように、アメリカの富豪上位400人を調査したところ、58人が大学に行かなかったか、中途退学したという結果があります。

たった58人じゃん。

と思った方もいるかもしれませんが、彼らの平均資産額は48億円で、これは400人全員の平均よりも、2倍以上高いのです!

そしてこの本には、

ルールに従う生き方は、成功を生まない

と書かれています。

 

・ポジティブ思考は本当に良いことなのか?

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一時期、ポジティブ思考というものが流行りました。

本屋さんに行くと、色んな方が書いた、ポジティブ思考についての本が何冊も置かれていました。

一見、ポジティブ思考は良さそうに思えますよね?

もちろん、ポジティブに考える方が気持ちがいいですし、ネガティブに考えるよりも、人生を楽しむことができそうです。

しかし、それは本当の意味での成功につながるのでしょうか?

『残酷すぎる成功法則』には、

自信家はリーダーの地位に収まる可能性が高い。

と書いてあります。

自信に満ちていると、周りから有能だと思われる傾向があるので、リーダーに選ばれやすいそうです。

こうなってくると、ポジティブに考えた方がいいじゃん!って思いますよね?

しかし、ポジティブに考えることだけがいいのかというと、そうではありません!

ネガティブに考えることもとても大切なのです!

ネガティブ考えることのメリットは、現実と把握できること傲慢にならなくてすむことです。

ポジティブに考えることばかりしていると、いつの間にか思考は妄想の世界に入ってしまい、現実をしっかり把握すれば対処できた問題も解決することができず、結果的に失敗を招いてしまいます。

しかし、現実をしっかり見ることができれば、自分の欠点や問題を見つけることができ、修正することができます。

よく、成功したければ成功したときの姿を思い浮かべなさいと言われることがあります。

私も実際にこの方法を実践して、英語学習のモチベーションを高めていました。

しかし、このようにポジティブに考えるのは、実は成功から遠ざけてしまうことなのです。

その理由は、人間の脳が、現実とフィクションを見分けることが苦手だからです!

そのため、成功したときの姿を思い浮かべると脳が勝手に満足してしまい、すでに望みのものを手に入れたと錯覚してしまいます。

実際に、ダイエット後に自分が痩せた姿を想像しながらダイエットに取り組んだ人に比べて、ネガティブに考えた人の方が、体重の減り方が10Kgも多かったという研究結果があります。

ネガティブに考えることは決して悪いことではないのです。

むしろ、ネガティブに考えることは、成功を導く上で、とても大切なことなのです!

しかし、ネガティブに考える人は、気分が沈みがちになってしまい、さらに相手に能力を低く入られてしまう傾向があります。

こうなってくると、ポジティブもネガティブにも良い点・悪い点があるので、どっちが良いのかわからなくなってしまいます。

それで『残酷すぎる成功法則』には、

自信に関する理論は、きれいにさっぱり忘れてしまおう。

と書いてあります笑

おいおい。となるかもしれませんが、もちろん、それに変わる新たな方法がちゃんと書いてあります。

それは、「自分への思いやり(セルフコンパッション)」です!

自分への思いやりとは、うまくいかない時に自分を許すことです。

こうすることによって、成功の妄想を追う必要も、気分を沈める必要もありません。

また、自分への思いやりを育むと、他者への思いやりも育まれます!

結果的に、周りからも好かれるようになります!

 

 

 

以上が『残酷すぎる成功法則』の紹介です!

今まで当たり前のように正しいと思っていたことが、科学的に間違っていると証明されることが、よく起こります。

最近、「常識を疑え」のようなフレーズをよく見たり聞いたりするのですが、これからは、早く常識から脱出できた人が、より成功できる世の中になっていくのかもしれません。

今はまだ、多くの人が常識にとらわれている状態です。

本当に成功するためにはどうすればいいのか?

科学的に証明された成功法則に興味がある人は、ぜひ『残酷すぎる成功法則』をよんでみてください!

 

 

ではでは。

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